ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

帰巣しました(12.31)

2007-12-31 16:14:57 | Weblog
大晦日の今日、2週間にわたる監禁生活から解放され
無事、帰巣しました。

眺めのよい11階の寒さ知らずの部屋で、うら若き美女
たちがないくれと身の回りの世話をしてくれ、食事もよく
て不満はありませんが、やはり行動の自由が束縛されて
いるのは辛いものです。


2週間いた部屋からの眺めです。網は鉄条網でなく鳩除けの
ネットです。


夜景がとても美しい



実は緑内障の手術で2週間、大阪医療センターに入院して
いました。

主治医のドクターは、丁寧で正確な手術はもちろん、年末ぎりぎりまで
親身になって熱心に治療して下さいました。



認識標?とシークレットボックスの電子キー。


クリスマスには美しいイルミネーションと、ツリーやケーキが
慰めてくれました。

細やかな心配りの看護士さんやその他お世話下さった皆さん
にも心から感謝しています。
暮れもお正月もなく患者に尽くされている皆さんには本当に
頭が下がります。
本当にありがとうございました。

しばらくお休みさせて頂きます

2007-12-17 22:06:13 | Weblog
いつも「ペンギン夫婦の山と旅」をご覧頂きありがとうございます。

しばらくこのBLOGを休ませて頂きます

実は♂ペンギンが明日から大阪市内某所で監禁生活を送ることに
なりました。
コメントを頂いてもご返事できませんので、あしからずお許し
ください。
うまくいけば年内には帰巣できるのではないかと思っています。
かなり早めのご挨拶ですが、皆様どうぞよいお年をお迎えください。

2007年ペンギン夫婦の旅

2007-12-17 18:32:50 | 旅日記
2月2日~4日 北海道(支笏湖、登別、旭山動物園、札幌)



2日、支笏湖氷濤まつり。支笏湖の水をスプリンクラーで噴射して
造形した巨大な氷像がライトアップされた様子は実に幻想的でした。
3日、登別地獄谷を見たあと、旭山動物園へ。お目当てのペンギン
のお散歩を最前列でばっちり見ました。札幌の夜景を楽しんで…
4日、準備中の雪まつり会場を散歩、大雪の札幌を後にしました。

3月16日  神戸・花鳥園



さまざまなベゴニア、スイレン、フクシャと珍しいサイチョウ、
ミミズク、フクロウ、水鳥などを見ました。

3月23日    姫路・太陽公園



さまざまなレプリカの展示。ピラミッドなど、ちゃちなものも
ありましたが、この兵馬俑は本場から輸入しただけに、前に
見た本物に劣らない大迫力でした。

5月16日~18日 八重山諸島(♂だけ)


地域の親睦旅行で二泊三日の八重山諸島へ。
この日から沖縄は梅雨入り。バンナ展望台、唐人墓。
17日 西表島へ高速船で渡る。仲間川を遊覧船でクルーズ。
ヒルギなどのマングローブ林。天然記念物のサキシマ
スオウノキを見学。由布島へ遠浅の海をのんびりと水牛車
に乗って渡ります。竹富島は古い町並みや伝統文化などで
八重山諸島の中でも「沖縄らしさ」をもっとも色濃く残して
いると云われています。水牛車に乗って集落内を巡りました。
18日 心配していた梅雨はどこへやら、真っ青な南国の空から
強烈な陽光が降り注ぎます。川平湾でグラスボートに乗って
湾内遊覧。「みんさー工芸館」泡盛の製造会社を見て石垣空港へ。

5月27日~31日 中国・黄山と西湖ウォーキング、水郷めぐり



27日 関空から杭州までは約3時間。ツァーメンバー7人。
まず六和塔を見学。旧市街は「老街」と呼ばれて古い建物が
約1kmにわたって続いています。
28日 世界遺産の町、宏村へ。牛の形に配置されている村と
して知られています。去年出来たばかりの高速道路で黄山へ。
雲谷寺駅からロープウェイで頂上駅に。奇松の数々、奇岩・
怪石の山水画の世界を満喫して7㎞、約3時間の石段の多い
ハイキングでした。
29日 ライトを手に獅子峰へ登り、日の出を見ました。下山後、
杭州へ引き返し雷峰塔を見に行きました。全く新しい21世紀の
塔です。
30日 西湖のウォーキング。(約3㎞、1時間)。午後、烏鎮へ。
町の中を細い水路が網の目のように縦横に走り、水路に沿って
清代のままの民家が並んでいます。民家の並ぶ通りを歩いて、
藍染の店などをみた後、小舟に乗って水郷の風情を楽し見ました。
31日 バンド(外灘)。お茶のショッピング。上海は二度目ですが、
前に見られなかった豫園をゆっくり見学できました。リニアモータ
ーカーで空港へ。最高時速431㎞を経験しました。

7月1日  八島湿原、車山



信州松本の息子宅から息子夫婦、孫二人と6人で霧ヶ峰に行きました。
八島湿原でしばらく歩き、リフトで何十年ぶりかの車山へ登りました。
孫たちも元気に歩きまわりました。

10月3日 稲淵の案山子コンクール



天理「ビオトープの森」へミズアオイの花を見に行った帰り、飛鳥・
稲淵の棚田へ案山子を見に行きました。黄金色の稲穂、深紅の
曼珠沙華、ところどころに立つカカシ達と楽しい風景でした。

10月23日~24日 三徳山、倉吉



JAC 編「新日本山岳誌」にも記載されているレッキとした山
ですが、かって南側から登れた山頂への道は閉ざされ、一般的には
世界遺産の投入堂までしか入れません。
ゆっくりと名所の写真を撮りながら登りました。予想通り、観光
では大変でしょうが、登山としてはさしたることはありませんでした。

11月6日~8日 南東北の旅



6日 1時間のフライトで仙台空港へ。磐梯吾妻スカイラインを
走り、浄土平で休憩時間の25分ほどで吾妻小富士頂上を往復して
きました。レークラインを走り、中津川渓谷、五色沼などを観光。
紅葉は低い高度ほど綺麗で、カラマツの黄色が見事でした。
7日 会津若松。40年前に復元された鶴ヶ城の天守閣に登りました。
柳津・福満虚空蔵尊圓蔵寺は日本三大虚空蔵とか。境内の紅葉が
美しかったです。
8日 会津西街道を日光へ。東照宮の見学に2時間とってあるが、
ガイドのオッサンが早足で、迷子にならないようについて歩くだけ
で精いっぱいでした。中禅寺湖畔で昼食。華厳の滝は展望台から
始めて近くで見たが迫力がありました。

2007年ペンギン夫婦の山

2007-12-17 18:04:13 | 山日記
今年も残すところあと半月。
ちょっと早めですが、今年二人で歩いた山を振り返ってみます。

1月10日 葛城山 薄い雪を踏んで天狗谷道から往復しました。
         ほとんどノンストップで快調に歩けました。

1月19~23日  キナバル山(4,095m マレーシア最高峰)





♂ペンが千日山歩渉会11名のリーダーで二度目のキナバル。
体調が悪く少しフラフラしましたが、全員登頂できました。
帰りにコタキナバルの真っ青な海でスキューバダイビング
したのも楽しい思い出です。南の山と海の素晴らしい自然を
満喫できて、長いトレーニングの甲斐がありました。

2月13日 六甲山(芦屋川~最高峰~有馬)
二人とも若い頃に何度となく歩いた懐かしいコースですが、
久しぶりに来てみるとすっかり様子が変わっていて、何を
見ても珍しい今浦島の心境でした。

2月23日 二上山
当麻寺奥の院近くの広場に車を置いて、馬の背から雄岳往復。
雌岳からは竹ノ内峠に下って、大阪側から鹿谷寺跡を経て登り
返しました。
ほとんど休憩なしで歩き通した楽しいハイキングでした。

2月25日 白猪山(二度目)



2007年の「干支の山」にフェアレディさん、法香さんと一緒に
登りました。白いものがチラつき寒い日でしたが、堀坂山、
伊勢湾はじめ、まずまずの展望でした。

2月27日 竜王山(天理)
春めいてきた近くの低山にのんびりハイキングしました。

3月2日 矢頭山
津市にある731mの低山ですが、役行者開山といわれる修験の山に
ふさわしく、鋸の刃を連ねたような山容が登行欲をそそります。
誰にも会わず、二人きりの静かな山でした。



3月7日 猪ノ口山と千丈寺山
「丹波のたぬきさん」に教えていただいた干支の山は、
地形図では城山となっていて、かって山頂に黒井城が
あった山です。
かなり遠方までの大展望を楽しんだあと千丈寺山にも登り、
春日局生誕地の興禅寺に参詣して帰りました。

3月16日 中山連山縦走
なんと47年ぶりの中山連山でした。稜線近くまで住宅地が
押し寄せているのに驚きました。娘が産まれるときと二度の
西国巡拝で来て以来の中山寺にもお参りして、車を預けた
仁川の友人宅で御馳走になって帰りました。

4月30日 葛城山
昼過ぎには帰らなければならないので慌ただしい山行でした。
それでも自然観察路も周回し、ショウジョウバカマやカタクリ
の花をしっかり眺めてきました。

5月3日 馬ノ鞍峰



ハチキンさんに案内してもらって、カクシ平からシャクナゲや
アケボノツツジの交る美しい自然林の中を登り、念願の山頂に
立ちました。帰り明神滝で大きなヘビが昼寝いていて驚きました。

5月13日 リトル比良
鹿ヶ瀬から鵜川越にでて岩阿舎利山、鸚鵡岩、岳山と縦走
しました。
お天気もよく、時々琵琶湖や比良山系を眺めながらのんびりと
ハイキングを楽しみました。

5月20日 高城山と武士ヶ峰
フェアさん、法香さんと4人で西の谷林道の峠から二つの山を
ピストン。大峰支線のこの山で奈良県編の「奈良百遊山」を
登り終えました。

6月21日 観音峰



ベニバナヤマシャクヤクの花期に合わせてU夫妻と登りました。
初めて見る美しい花、快晴の空の下に居並ぶ大展望にも恵まれて
素晴らしい山行でした。法力峠まで縦走し、洞川に下って温泉で
汗を流して帰りました。

7月25日 由良ヶ岳
若狭湾に臨む双耳峰ですが、低山特有の蒸し暑さには参りました。
稜線に出ると海風が涼しく景色もよくて、乾いた身体に缶ビールが
沁み渡りました。

7月26日 礒砂山



小雨模様で昨日の暑さが嘘のような涼しさ。天女伝説にちなんで
1010段の階段が山頂まで続いていますが、チップが埋め込まれて
いて足に優しく登り易い段差です。
楽しみにしていた展望は皆無でしたが、山頂では美しい天女の
レリーフが迎えてくれました。

7月31日 経ヶ峰、笙ノ峰
9月から西大台への入山規制が始まります。これまで登り残して
いた周辺の山へ登りました。笙ノ峰からは大峰南部の峰々、遠く
那智の山も望めました。

8月7日 辻堂山、西大台周遊
先週に続けて西大台に向かいました。辻堂山はスカイラインから
簡単に登れましたので、これで当分は歩けないと思う西大台の道を
味わうように、ゆっくり景色を目に焼き付けてきました。

9月16日 金剛山
今年の暑さは格別で家に閉じこもっていましたが、思い切って
いつもの太尾道を登りました。山頂で思いがけずフェアさんに
出会いました。紅葉谷をかなり下まで下りましたが、車を取りに
帰る手間を考えて登り返し要らぬアルバイトで汗をかきました。

9月21日 富士山



毎年秋恒例になった富士登山。今年はU夫妻が一緒でしたが、
例年にない暑さに登頂後、お鉢巡りをすませる頃には飲料水が
心細くなり、御殿場道~宝永山の予定を変えて元の富士宮道を
下りました。それでも西日を浴びて汗をだらだら流した顔で
六合目の小屋に帰ったので、珍しい暑さだと小屋主夫妻が驚いて
いました。

10月13日 清水ヶ峰
五條市(旧大塔村)にある地形図には山名記載のない1186.3m峰
です。奈良教育大の実習林で入山許可が要ります。久しぶりの
JAC例会参加でした。
ブナやケヤキの大木など豊かな自然林から山頂に経つと、釈迦ヶ岳
がすぐ間近に、そして奥駆道の通る大峰の峰々が一望される大展望
の山頂でした。

12月4日 六甲・高雄山   
米寿と喜寿を迎えられたJACの大先輩(お二人とも有名な女流
登山家です)と一緒に歩いてパワーを分けて頂くという企画に、
二人で参加ました。さすが年齢を感じさせないしっかりした歩き
に感服。三宮から市が原、高雄山、再度谷と歩き再度山荘のスペア
リブとワインでお祝いパーティ。楽しい一日でした。

冬枯れの矢田山(12.14)

2007-12-14 10:27:07 | 矢田だより
今にも泣き出しそうな空の下を矢田寺へお詣りし、弘法の井戸
まで登ると、まだ3時前なのに真っ暗になってきたので
山頂は諦めて頂池へ回りました。


ここには休憩所やベンチがあり、暑いときには絶好の憩いの
場所なのですが、今は厚く落ち葉が散り敷き人影もありません。


水面に遊ぶ水鳥もいず、ヒツジクサの葉が浮かぶだけの淋しい
冬景色です。
この先でミニ四国八十八箇所巡礼道を合流し、矢田寺へ下る
途中で雨が落ちてきて、傘をさして帰りました。

短い距離と思ったのに、万歩計は11,400歩を超えていました。

皇帝ダリア

2007-12-12 09:36:46 | 花日記
この花を始めて見たのはネパールのエベレスト街道、ルクラから
ナムチェへ歩き出してすぐのタドコシという小さな集落でした。


シェルパやガイドに花の名を聞くと、「ガンプル」とか「バンゴフル」
とか「ティハール」とか色んな名前が帰ってきました。
シェルパはチベット語系なので、ガイドの話すネパール語とは違うのかも
しれません。


高さ3m程もある竹のように節のある幹の上に咲いていました。
木性ダリアの一種で、「皇帝」というのは「コウテイペンギン」と同様、
大きくて立派だからでしょう。
帰ってから一昨年には枚方パークで見ましたし、種苗店でも手に入るよう
ですので、私が知らなかっただけでそれほど珍しい花ではないのでしょう。


一昨日にはなんと、富雄川沿いに植えてあるのを見ました。
カキの実と一緒に撮してみました。

小泉周辺散歩-続き

2007-12-11 16:37:08 | 矢田だより


帰りは富雄川沿いに歩くことにしました。
これは金輪院庚申堂です。

我が国の庚申信仰は、平安時代に始まり、江戸時代には全国的に
盛んになりました。
「人間の体内に住む三尸(さんし)という虫が、60日ごとに
巡ってくる庚申の晩に天に登り、たえず監視してきた人間の罪
を報告する」ので、その晩は仲間内で集まり徹夜をして過ごす…
という道教に密教や民間伝承が組み合わさった複雑な信仰体系です。

信州などを歩いていると庚申塔と呼ばれる古い石碑が残っていて、
その背面に天の邪鬼を踏みつける青面金剛像とともに三猿が描かれ
ていることが多いのです。

「申」を動物のサルと見なして、三匹の猿をそれぞれ三匹の「三尸
の虫」に対抗させたのかも知れません。また、猿と馬の関係が深い
ことは日光東照宮の神厩舎の軒に「三猿」が置かれていることから
も推測されます。



小泉庚申堂の鐘楼の鐘にも、「見ざる、聞かざる、言わざる」の
三猿の図柄が彫り込まれてありました。

小泉周辺散策

2007-12-09 16:04:36 | 矢田だより
我が家から南へ、直線で約2.5㎞の小泉町へ散歩に行きました。



復元された白い櫓から左に続く広いお屋敷は、茶道・石州流家元
片桐氏のお住まいで、もと小泉城(片桐城ともいう)の城址です。
築城年代は不明ですが、小泉は片桐氏が治められてきた所です。



この写真は裏手になり、城跡の碑や説明版はここから東に行った
ところにあるのですが、この辺りはお堀の水にも昔が偲ばれて、
二人の好きな風景です。



更に南へ5分ほど歩くと小泉神社があります。
室町時代から地方の守護神として鎮座してきましたが、茨木城主
片桐且元の弟・貞隆公が藩主として小泉城にはいるとともに、
その崇敬を受け栄えました。
石段を登ったところにある立派な飾り門(屋根が二重になっている)
は、もと小泉城の裏門を移築したものです。



参拝を済ませたところへ神主さんと奥様が出てこられて、お干菓子と
梅昆布茶を接待して下さいました。
渇いた喉にとても美味しく頂きました。

むべ

2007-12-08 17:29:24 | 四方山話
今年もご近所の方から、ご郷土・鹿児島から送ってきた「むべ」の
お裾分けにあずかりました。



「むべ」という語を始めて知ったのは百人一首の文屋康秀の歌で、
「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ」
でした。子供の頃は意味も分からずに過ぎましたが、高校時代に
ふと辞書を引いて「なるほど」というような意味があることを知り
ました。

「むべ」という蔓性植物があって、その名の由来が延喜式に書かれて
いるなどは、あとで調べたことです。

<天智天皇が蒲生野に遊猟の際、8人の男子をもつ老夫婦に出会い、
長寿の秘訣はこの実を常食している故と聞き「むべなるかな」
(なるほど、もっともなことだ)と言われた>

もっとも、ムベは俳句では秋の季語でちょっと時期遅れの話題になり
ました。(漢字では郁子と書きます)

郁子の門くぐりてつねのごと帰る   長谷川素逝
      (角川書店編 新版 俳句歳時記より)