今年もあちこちの神社仏閣へお参りしました。といってもそれほど信仰心があついわけでもなく、山の行き帰りに立ち寄ったところも含めてなのですが…。
方違神社(1月 3日) 堺市にあるこの神社の祭神は方違幸大神(かたたがえさちおおかみ)。転居などによる方災を守って下さる神様です。♀ペンの実家は元この神社のすぐ傍にありました。帰省中の息子夫婦や孫たちと一緒に、義父母に年始の挨拶にいった帰りに初詣しました。
橿原神宮(1月12日) 大鳥居から広い参道を歩き南神門を潜って畝傍山を仰ぎながら外拝殿(下右)へ。上は内拝殿。畳十四畳分の大絵馬の前を通り、右に見える北神門を出ました。この後、畝傍山に登り、下山後は橿原考古博物館へ行きました。
伊勢神宮(1月14日) 今年もバスツァーで参宮。去年10月に式年遷宮があったので外宮(上)、内宮(下)ともに新旧の神殿へ参拝することができました。
壺 阪 寺(3月11日) 古くから眼病に効験があるとされた観音信仰の寺で、浄瑠璃「壺坂霊験記」の舞台として名高いお寺です。今年は電車とバスで訪れて、古い雛人形も拝観したあと寺を辞して高取山に登りました。
大神神社(3月19日、6月14日) 大物主神を祀る日本最古の神社で大和一の宮。三輪明神とも呼ばれます。今年もご神体である三輪山に登拝しました。拝殿前に聳える「巳の神杉」には大物主の化身の白蛇が棲んでいます。
御上神社(4月23日) この神社にも三上山に登拝したときに参拝しました。重文の楼門の奥に国宝の拝殿が見えます。この神社も俵藤太のムカデ退治伝説が残る三上山がご神体で、大神神社同様、本殿はありません。
高 野 山(5月18日) 空海が開いた山上の宗教都市。奥ノ院を起点に高野三山を歩いた後、壇上伽藍を訪れました。
三井寺(5月24日) 園城寺。国宝の本堂、三井の晩鐘や弁慶の伝説で知られる梵鐘、左甚五郎の龍、特別ご開帳中の御本尊・十一面観音などをゆっくり参詣しました。イタリア旅行で知り合った友人たちと湖西ウォーキングの途中でした。
以下は四季を通じて今年も何度かお参りした、奈良の山にある寺社です。
金剛山 昔はお隣の葛城山と一体の山でした。役行者がこの山域で修行を重ね、法起大菩薩を祀る金剛山寺(転法輪寺)<下左写真の石段上>を建立して神仏習合の霊山としたのでこの名があります。最高点は上の葛木神社(主祭神・一言主神、副祭神・楠一族)の神域内にあります。
二上山 大和からは日の沈む方角にあたる「ふたかみやま」。写真左上の二上山口神社から登る雄岳頂上には葛木二上神社(上右)、近くに悲劇の皇子・大津皇子の墓所(下左)があります。また雌岳を當麻寺の方に下ると當麻山口神社(右下)が鎮座しています。
矢田丘陵 月に一度は歩く矢田丘陵の山腹にも古寺社が散在しています。日本最古の松尾寺、矢田の地蔵さんで知られる矢田寺、舎人親王創建の東明寺…四季折々にお参りの人が絶えません。(左上・矢田寺のサクラ、右上・松尾寺南門、左下・矢田寺のアジサイ、右下・東明寺の紅葉)