ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

まだ春遠い高取山(2015.03.12)

2015-03-13 15:42:18 | 山日記

【コースタイム】壺阪寺09:57…車道分岐10:07…五百羅漢10:15…壺坂口門10:55…本丸三角点11:00(昼食)…二ノ門分岐11:40…猿石12:00…岩屋不動12:10…上子島13:00

今年も「町家のひな巡り」を見に行く前に、高取山へ登る。電車とバスを乗り継いで10時に壺阪寺駐車場に着く。去年、ゆっくり参詣してお雛様も見せて貰っているので、門前から拝んだだけですぐ山に向う。

車道に出たところで写真を撮っていると、同じバスで降りた年配の女性5人組が登ってきた。追い越して先に五百羅漢に向かう。

ここで挨拶を交わしたが、しばらくすると騒がしい話声がして追い上げてくるので、墓地の手前の急坂の途中で先に行って貰う。すぐ上の車道へ出て、再び山道になって道が二つに分かれるところで、八幡宮の方へ登っていく先ほどのパーティに追いつく。最後尾の女性が「どっちが楽ですか?」と訊ねてきたが、先頭の女性は構わず急坂を登っていった。私たちは前に神社へ寄っているので、捲き道を行く。去年(一日違いの3月11日)はこの辺りから雪が出てきたことを思い出す。今日は少しじめついてはいるが雪は見当らない。再び車道に合流して、右手に石垣を見ながら急坂を登る。

壺阪門址を過ぎて巨木の横の急な木の階段を登ると、僅かに一握りの雪が残っていた。

大手門址の美しい石垣を見ながら本丸に登る。途中、若いペアが降りて行ったが、他に測量をしているらしい男性が独りいるだけで静かな城址だった。

最高所の三角点には新しい標識が付いていた。気温が低く風が冷たいので、下の方位展望盤の方へ下り、本丸南隅辺りのベンチに腰を下ろして簡単な昼食を始める。

曇り空で展望は今一つだった。汗ばんでいた身体も冷えてきたが、熱いコーヒーが暖めてくれる。時々、思い出したように陽が射すと背中が暖かい。ここで女性5人組が登ってきて、三角点を教えてあげると礼を言って登ったあと、食事のため一段下の広場へ下って行った。短い昼食の間にも、3人また別の5人のグループと登ってくるが、皆女性ばかり。下り道でも何グループかに出会ったが、男性は一人もいなかった。ウィークデーのせいもあるだろうが「女性パワー恐るべし」である。

下山を始める頃、また風が強くなり寒くなった。三の丸址の辺りは、雪の名残か、ぬかるんだ道が凍って霜柱も立っている。

二ノ門址の池と猿石を見て、去年行かなかった岩屋不動を見に行く。

少し湿った道を120m登ると、道脇に手水鉢やお百度石が残り、広場の奥に立派なお不動さん、両脇には役行者と文殊菩薩の石像が立っていた。引き返して左側に桜が植樹された道を下る。一升坂の辺りは去年より整備が進み、カエデも植えられている。七曲りの急坂を下って右下に見えた川を橋で渡ると、まもなく宗泉寺の山門が見えて道は舗装路に変わった。砂防公園のウメはもう終わったのかチラホラとしか見えず、河原ではブルトーザーが何台か置かれ、道路脇では作業の車が停まっていた。上に見える梅本家は去年訪れた「雛巡り」東端のお家。ゆっくりと次の目的「町家のひなめぐり」に向かった。



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