マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

新選組哀歌(エレジー) るろ剣北海道編・巻之七

2022-05-04 22:37:45 | マンガ


斎藤がここまで言われっぱなしなの、初めて見た。

この直後も、「一度、この目で直に、新選組の負ける姿を見たいと思っている」「それが最強と謳われたガムシン(永倉)と一(はじめ)君の敗北なら、最高じゃないか」なんて言葉をかけられたりね。
ほかにも、斎藤単独では、「大した自信だが、せいぜい気をつけろよ。おまえの敵は今回の暗殺犯だけじゃない」「おまえは新選組から今日まで、多くの血刀を振るい、多人の命を殺めた男」






「おまえを憎む者、恨む者は、其処此処にいるからな」



といった言葉も。
剣客兵器追討の任務のために、札幌に赴いた斎藤、永倉、三島栄次。剣客兵器を誘き寄せるために、現地の役人を囮にしたいと申し出たところを伊知川という責任者に拒否されます。
それでも断念しない斎藤らに、自ら囮になることを申し出た役人が。
阿部十郎――ただし、この男は元御陵衛士の残党で、新選組局長・近藤勇を狙撃した者と近い存在でした。
阿部としては、斎藤、永倉、そして原田左之助は、自身が御陵衛士時代に慕っていた服部武雄を目前で殺した相手。さらに、斎藤は御陵衛士の一員と成りすまして潜入し、自分たちを裏切る形で、多くの仲間たちを葬った相手。
一方の永倉、斎藤としては、御陵衛士残党は近藤の仇。
阿部と、永倉、斎藤が対立するのは当然ではあるのですが・・・この際、斎藤は前述のとおり、言われっぱなしでしたね。
斎藤といえば、前作――「無印」のるろ剣においては、高圧的で、辛辣な言葉を吐く男であり、それは北海道編でも健在ではあるんですが・・・阿部に対しては、いまのトコは黙って、相手の話を聞いている感じです。まあ、そこは斎藤なんで、七つ年上の阿部に対しても呼び捨て、タメ口ですが(笑)。
ともかく、この北海道編の斎藤は、阿部との件を見るまでもなく、なんつーか、





「人間らしさ」や「哀愁」みたいなものが、見受けられるようになってますよね。



斎藤といえば、「高圧的で、冷めた男」「ただし、意外と多弁で、常に辛辣な言葉を」といったイメージではあったんですが、この北海道編では今回のように図星をつかれたり、言われたい放題だったり、あるいは戦闘面においても、苦戦を見せたり・・・。
凍座白也(いてくらびゃくや)戦といい、今回の追憶による服部武雄戦といい・・・。
あ、凍座戦のことは、こちら(斎藤一は、まさに狼! るろ剣北海道編第六幕)も。
ともかく、斎藤だけでなく、剣心も明らかに「衰え」が表現されているので、「今現在の戦い」である白也戦はしょうがないと思うんですよ。剣心も彼には苦戦しているし。
ただ、抜刀斎と互角だったはずの「幕末・斎藤」でさえ、服部戦は苦戦してますからね。
っていうか、これは服部が強すぎるんですかね?



斎藤、永倉、原田の、新選組幹部三人をもって、ようやく倒せた男ですからね。

まあ、それでもね、なんつーか、北海道編における斎藤や、あるいは剣心もそうだけど、





「最強なんだけど、最強になりきれない」「かつては化け物だったのが、『人間レベルの天才』に」



といった面がね、個人的には魅力に思えますね。
ガンダムだって、化け物クラスであるアムロやララァより、「彼もたしかに天才なのに」ってキャラであるシャアのほうが、面白味はあるでしょ? いや、アムロもララァも好きだけどさ(笑)。
ともかく、今回、相対する剣客兵器・雹辺(ひょうへ)に対しても、斎藤は苦戦を強いられています。しかも、永倉とのコンビで戦っているにもかかわらず。
ただ、そうはいっても、そこは斎藤です。
おそらくは今回、初めて披露したであろう、





牙突四式(ししき)



をもって、雹辺に一刺突(ひとつき)、ダメージを負わせます。
この四式、永倉に「牙突の――シュッとするやつ」などと言われてましたが(笑)、ノーモーションから、最短、最速、そして正確無比に、相手の体を捕える牙突で、その代わり、斎藤自らが語っているように、「牙突の中で、最も威力が低い」といった性質です。
ノーモーションといえば、「斎藤にとっての奥の手」とされる零式も一見、そのように見えるかもしれませんが、あれは上半身のバネをフルに使ってますからね。それに比べれば、この四式は明らかに無拍子でした。
ただし、最も威力のない牙突であっても、そこはやはり「斎藤の牙突」。官憲支給の刀では、その一撃に耐えられず、白也戦同様、斎藤の刀は砕け散ります。
それでも雹辺と対峙し、退くことを知らない斎藤と永倉。
そのとき、拳銃を手にした阿部が、雹辺に奇襲をかけ、彼から苦悶の声を引き出します。
阿部としては、斎藤、永倉が苦戦する相手を自分が倒すことで、「新選組が敗れ、御陵衛士が勝利する」といった形を実現しようとしているようで、それはたしかに成就したかのように見えるんですが・・・まあ、もう一波乱、あるでしょうね。
っつーか、「最後は斎藤、永倉、阿部の三人がかりで」といったことになるんですかね? あるいは、雹辺が「また会おう!」とばかりに?
いずれにせよ、どう決着をつけるのか、楽しみです。
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個人的おすすめマンガ? (2021.8.16)

2021-08-16 21:15:25 | マンガ
いずれの作品も、「以下、続刊」です。現時点では。

異世界おじさん


現時点では、「私が唯一、チェックしている異世界もの」です(笑)。6巻まで出てます。
まあ、この作品は、BBS(ここの別館みたいなトコ)やツイッターで、何度か紹介してますかね。
西暦2000年に、交通事故に遭ったおじさん(本名はありますが、字化けするかもしれんので割愛)が、17年ぶりに意識を取り戻す。そんな彼を引き取ることになった甥っ子の敬文(たかふみ)は、おじさんの口から「異世界での出来事」を聞かされる。
事故で大怪我を負った影響による妄想と考えていた敬文であったが、おじさんが異世界で行使していたチート能力を目の当たりにし、それをもって、おじさんをユーチューバーとしてデビューさせ、プロデュースすることになる(?)。
まあ、「オタク文化、オタク媒体をいじりつつ、おじさんの異世界での冒険を紹介する」といった作品ですかね。
「オタク文化や媒体をいじる」といっても、おじさんは20世紀末のオタクであり、2000年に異世界へ旅立ってしまったことから、21世紀のオタク知識はありません(笑)。
おじさんは容姿的に――いや、時折、キモい表情を見せる以外は普通の人間なんですが、異世界の住人たちからはオークというモンスターにも見えるらしく、このために迫害されます。
ただ、この作品のメインヒロインともいえるエルフの女の子(本名は長ったらしい/笑)からは好意を寄せられているんですが・・・このエルフさんがツンデレでね。胸の内はともかく、おじさんに対しては辛辣な言葉ばかり。
まあ、おじさんがその能力で、ツンデレエルフさんとのやりとりなんかも敬文に見せてね。21世紀のオタク(プチオタク?)である敬文は、彼女がツンデレであることを察するんですが・・・





おじさんが旅立った2000年ごろは、まだ「ツンデレ」という言葉がなかったので、



おじさんとしては、自分がエルフさんから嫌われていると思い込んでいます(笑)。
って、そうはいっても、冒険が紹介されるにつれ、おじさんとエルフさんの絆は深まっていくんですけどね。
ただ、それを実感して、時にキュンとしたり、時にヤキモキしたりするエルフさんに対し、俗っぽいことに疎いおじさんは・・・
まあ、そのあともね、氷の一族の末裔であるメイベルやら、女勇者アリシアやらともフラグを立てていくんですけどね。おじさんはチートな、とくに絶大な魔力を手に入れてるんで、本人に自覚があろうとなかろうと、国や街を救ってることもあって。
もちろん、エルフさんは嫉妬します(笑)。とくにアリシアへのそれが・・・(笑)
このアリシアって、「勇者」ではあるけど、おっとり系な女の子なんですよ。で、エルフさんは絵に描いたようなツンデレ。
ですんで、





「小動物なアリシアに、ヤンデレ的な表情と口調で迫るエルフさん」



なんて構図もね(ツンデレキャラって、嫉妬するときは結構、ヤンデレっぽくもなるでしょ/笑)。
これ、エルフさんを含む異世界の人たちも、おじさんが戻った世界まで来るのかな? 「おじさんを追いかけて」なのか、「偶然の産物」なのかは、わからんけど。
そういえば、アニメ化されますね。おじさんやエルフさん、どんな声になるんでしょうね。


逃げ上手の若君


2巻まで出てます。
オレにとっては、「久しぶりに、単行本を買っているジャンプ作品」になりますね(ニセコイ以来か?)。ジャンプ本誌は買ってませんが。
まあ、歴史ものではあります。鎌倉末期から南北朝(室町初期)までが舞台です。
ただし、主人公は鎌倉幕府執権の若君・北条時行で、この時代の主役になりそうな足利尊氏は、ラスボス(?)といったポジションです。
まあ、メインキャラからして、松井優征らしいですよね(笑)。時行は「ベビーフェイスで、自身の戦闘力はさほどない」って感じだし、尊氏は「正統派イケメンで、性格は穏やか。人望も厚い。ただし、そこは松井作品のラスボス(?)なので、『物腰はスマートなくせに、イッちゃってる』」というか。
「ラスボス(?)」としているのは、「松井作品なので、どうなるかわからない」ためです。
まあ、足利尊氏は、この時代の勝者みたいなものなんで、途中で殺されることはないでしょうが、「尊氏に乗り移っている何らかの存在が、別の、さらなるボス的な人間に」みたいなことはあるかもしれませんね。「素に戻った尊氏は、天下取りのために動きつつ、彼とはあまり関係ないところで、別の敵が時行に」ってことはあるかも。
って感じに、「松井優征節」が全開な作品ではありますが、史実にはしっかり沿っているようですし、ネウロや殺センセーのように超常的な能力を発揮するキャラがいるわけではありません。松井作品としては、意外と大人しいかも。
まあ、





油断してるとそのうち、足利尊氏がドーピングコンソメ的な描写を見せてくるかもしれませんが(笑)。



ってか、時行を庇っている諏訪頼重に、未来予知の能力があったりして、しっかりギャグと絡めてますけどね(笑)。


宇崎ちゃんは遊びたい!


いまのとこ、7巻まで。これはアニメ化済みですね。
この作品は以前、単独で紹介していますので、そちらのほうも(宇崎ちゃんは遊びたい!)。
最新7巻では、とうとうサクが、宇崎への恋心を自覚しますね。遅すぎる、そして鈍すぎる気もしますが(笑)。
そんなサクと、こちらは既に「サクへの恋心」を自覚はしているであろう宇崎による、互いへの言動は、相変わらず微笑ましいです。
ってか、共通の友人、知り合いが、ふたりをくっつけようとはしているんですが、今回、宇崎の妹のも、これに参戦します。このコがまた、最年少なのに耳年増というか(笑)。
それはそうと、この7巻の最大の見せ場は、






表紙をめくってすぐの扉絵でしょうね(笑)。



「フェミへの当てつけ?」



なんて邪推しちゃいます。

そんなわけで、「おすすめマンガ」でした。
この中ではやっぱ、「宇崎ちゃん」がとっつきやすいですかね。ギャグ系、コメディ系ということで(異世界おじさんはオタク気質がないと、若君は歴史好きでないと、興味が出ないかも)。

あ、前回の「おすすめマンガ」(個人的おすすめマンガ?)で紹介した作品も、いまでもチェックしてますよ。
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進撃の巨人34巻(完結)

2021-07-03 16:05:01 | マンガ

進撃の巨人が完結しましたね。
思えば、この作品が表紙になっていた別冊月マガの創刊号を、衝動的に「表紙買い」してね。案の定、傑作でしたね。
いや、なんか直感的にね。表紙のイラストを見て、「名作の予感」みたいなものを感じてね。決して、上手な絵ではないし、自分好みの絵柄でもなかったんですが。
以来、まあ、別冊月マガ本誌はすぐに買わなくなっちゃったけど、単行本は欠かさずにチェックしてましたね。
正直ね、中弛みというか、途中からは惰性で読み続けているトコはありました。最後のほうなんて、ちょっと意味がわからなくなってたし。
それでもね、充分に楽しませてもらいました。ホントに「長い間、お疲れさまでした」といいたい。
また、作者の諫山さんとしては、「描きたいことを、予定どおりに描き切った」という感じなんでしょうね。まあ、途中、「vs巨人」というより「vs人間」となった辺りから、編集の意向も強くなったのかもしれませんが(勝手な憶測ですが)。

で、この最終巻。




オレの中では、ミカサこそが主人公でしたね。



ご存知のとおり、本来の主人公・エレンは、闇落ちしてるんですよ。まあ、「彼は彼で理想があって」のことでしょうが。
一方のミカサは、幼いころからエレンに恋心を抱いていて、ゆえに彼が世界にどんな災厄をもたらそうと、敵対する覚悟がなかなかできない。
けど、それでもエレンがやってきたことを考えると・・・彼を討つ以外にあり得ない。
その直前、――これは「エレンへの思い」と現実問題との間で苦しむ、ミカサの妄想なんですかね?――エレンとの逃避行先で、

エレン「オレが死んだら、このマフラーを捨ててくれ。
――おまえはこの先も長生きするんだから、オレのことは忘れて、自由になってくれ」

ミカサ「ごめん――」(ここで現実に戻る)


このミカサの決意、まさに主人公っぽいですよね。
でも、そこはミカサも女の子ですんで、「女視点」な演出になったんでしょうが。
前述の「マフラー」は、エレンがミカサに贈った、唯一のプレゼントみたいなもんなんですよ。その辺のことは、こっち(進撃の巨人12巻)でも書いてたかな。
ともかく、「愛するエレンとの象徴」ともいえるマフラーも、エレンとの思い出も、そしてエレンに対する自分の気持ちも――すべて忘れることなどできない。
それでも、





「エレンは私の手で」と言わんばかりの決意。



そして――





ミカサがエレンを討ったことで、世界は一応、救われます。
で、エレンもやっぱ、ミカサに気があったんだね(笑)。
エレンとアルミンが、互いの意識内でやりとりしてる際、



エレンもやっぱ、本来は普通の男の子なんだよね(笑)。
ちなみに、ミカサは死に臨み、エレンから貰ったものであろうマフラーを首に巻いて、入棺されていました。「ほかの誰か」とは結ばれたみたいですけどね。
まあ、正直ね、あのストーリー展開だったから無理なのはわかってたけど、ミカサはエレンと結ばれてほしかったなぁ。何らかの形で、ハッピーエンドになってほしかった。
ただね、ストーリーや設定的にね、エレンのやってきたことを考えると・・・
もちろん、ミカサの幸せを否定する気はないけどね。彼女は相手が誰であれ、幸せになるべきですよ。
それに、おまけマンガのほうで、彼らとアルミンの幼馴染みトリオが、仲良くやってるんでね(笑)。
スクールカースト最下層の三人――冴えない少年であるエレンと、イタいオタク女になってるミカサ、そして厨ニ心全開なアルミンが、こっちの世界でも仲良くなってて、三人で映画(この作品の本編と思われる)を観てね。
アルミンとミカサが、オタクならではの感情的な論争を始めちゃってね。「じゃあ、エレンにも意見を聞いてみよう!」ってなって、話題を振られたエレンが、






「オレは・・・おまえらと映画を観れて、楽しかったよ。次回作があったら、また観に行こうな」


と。
このやりとり、なんかよかった(笑)。こっちの世界では、ハッピーエンドもあり得る?
ってか、このおまけマンガ、本編と繋がってるかもしれんのね。本編の100年後で、エレンたちが転生しているのかも。

ともあれ、いい作品でした。こんな傑作に、初回から、リアルタイムで出会えたことに感謝しています。

あ、ほかにも「進撃の巨人」関連の記事はありまして・・・よかったら、こちらも(進撃の巨人をオレなりに考察!)。
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まったく最近の探偵ときたら 9巻

2021-06-06 11:23:25 | マンガ


はい、今回、久しぶりにしょーもない記事です。
まあ、ハードボイルドギャグとでもいうか・・・そんな作品です(笑)。
主人公は名雲桂一郎といって、かつては高校生探偵として、数々の難事件を解決してきた(元)イケメンなんですが、いまはしょぼくれたおっさん探偵です。おっさんといっても、まだ35歳ですが。
メインヒロインは中西真白(ましろ)というJKの美少女で・・・って、上の画像で既にお気づきの方もいるかもしれませんが、「美少女なんだけど・・・」って人です(笑)。
いや、この真白さん、初期のころは美少女成分のほうが強かったんですよ。きっついギャグもやってはいましたが。
名雲に想いを寄せるような描写なんかもあってね。たしか、怪しい薬の影響ではあったけど、必ずしもそれだけでもないっぽいような。まあ、現時点では有耶無耶にされてますが(笑)。
ってかね、真白のキャラ変がデカすぎて、ラブコメ描写どころではなくなってるのかも(笑)。
真白ってキャラは、



デフォルトでは文句なく美少女です(まあ、初期のキャラデザのほうがいいとは思いますが)。

ただね・・・





顔芸が・・・(笑)



上の画像のような美少女が――




※ 真白です。





3つの画像、すべて同一人物です。



まあ、いまの真白は、「恋愛担当でない」ことはもちろん、読者にとっての「愛でる対象」でもありませんよね(笑)。その代わり、おもしろいですが(笑)。
ただ、それでも「もう少し、初期のころのかわいさも残してほしかった」って気はします。内面だけでなく、キャラデザもね(こっちは女性キャラ全般にいえますが、丸顔になりすぎてると思う)。
そうはいっても、この作品はほかにも女性キャラ、サブヒロインもいます。
まあ、サブヒロインといえば、本来は「メインヒロインの引き立て役」であるはずなんですが・・・

※ サブヒロイン




※ 成人済み



真白よりかわいいですよね(笑)。
このマキさん(本名は風巻ハナ)、名雲と同業の翌檜(あすなろ)ユウの助手をしてる人ですが、名雲のこともリスペクトしてます。今の彼が、真白のような小娘や、変態すぎる容疑者たちに振り回されるおっさんであっても(笑)。
マキさんは若くして職業経験も豊富で、元々は普通の女子高生、普通の女子大生であったことからも、作中で最も人間ができているし、やはり最もまともな人なんですよ。ただ・・・上の画像のように、“まともゆえに”、あるいは“名雲をリスペクトしてしまっているがゆえに”、ズレてしまうこともあるんです(笑)。
まあ、マキさんの場合は、それも魅力なんですが。
仮に名雲絡みでラブコメ要素が今後、入るなら・・・相手は真白よりマキさんのほうがいいとは思うんですが・・・ただ、ユウの世話女房的な描写もあるんで、彼女はユウに収まるんですかね? ラブコメがあるのなら。

あ、今回の記事で散々、真白をいじってきましたが、別に彼女も嫌いではないですよ。ってか、真白なくして事件は解決しないし。いずれもしょうもない事件であり、しかも真白が力づくで解決しますが。
ってか、最近のマンガのヒロインつて、やっぱ顔芸のひとつもできないとダメなんですかね。かぐやさんも顔芸やるし白銀、おめでとう!/笑)。
まあ、ギャグ系はね、やっぱメインヒロインこそが、顔芸、変顔をやる必要があるのかもしれませんね。最近の作品は。
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「じいさんばあさん若返る」と「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」

2021-01-10 19:36:12 | マンガ
じいさんばあさん若返る


pixiv上で掲載されているのを見つけましてね。紙媒体でも2巻まで出てます(以下、続刊)。
まあ、


こんな感じにヨボヨボのじいさんとばあさんが突如、最初の画像のような姿に若返る、といったコメディです。
それも、






ふたりともイケメンと美女なんで――


未乃(孫娘)「ねーねー、おばーちゃん」
ばあさん「なんだい?」



最初は混乱してたはずの孫娘が、ばあさんの恋敵に?



「歳の差70歳のライバル」に笑いました(笑)。



まあ、このように、基本はコメディなんですが、じいさんとばあさんは、見た目は若返っても、精神年齢は老人のままですんで、人情話なトコもあります。
個人的には、「正蔵(じいさん)の旧友の葬式のあと、彼とほかの旧友たちが、酒を飲み交わしながら、故人を偲ぶ」といったエピソードと、イネさん(ばあさん)が「少しだけ時代に逆らってみた」というエピソードがお気に入りです。
なお、この作品はボイスコミック化されており、正蔵は三木眞一郎が、イネさんは能登麻美子が声を当ててます(YouTubeで視聴可能)。


すべての人類を破壊する。それらは再生できない。

最新6巻です。
それにしても、






美少女のギャップ萌えは、反則だよな(笑)。


作中は、1999年のバレンタイン前後です。ヒロインの沢渡慧美(えみ)が、主人公である神納(かのう)はじめのためにチョコレートを作ってね、どうにか彼に渡すことができるんですが(笑)。
やっぱ、このふたりの「甘酸っぱい恋愛模様」は、たまらなく微笑ましいですね。ってか、この巻で、はじめもようやく「沢渡に対する自身の恋心」に気づきます(笑)。
ただ・・・なんか、沢渡の母ちゃんがな・・・普通のラブコメなら、ヒロインの母親はむしろ応援しそうなものではあるんですが・・・
一方、沢渡の恋敵である諏訪原(すわばら)八雲。この巻の冒頭で、カードゲームで沢渡に惨敗した彼女ですが、少しばかり覚悟を決めたかのように、若干のイメチェンのうえで、カードゲームの天才・白銀久遠に挑みます。
彼女はまだ、はじめへの想いをあきらめてはいません。沢渡との「女の戦い」も、楽しみではありますね。
ちなみに、「時代設定が1999年」なせいか、





キバヤシとナワヤが、六巻発売の祝辞を述べてます(?)。



MMRの石垣ゆうきがイラストを寄稿してるってことなんですけどね(笑)。
キバヤシとナワヤ、久しぶりに見たな(笑)。ってか、石垣ゆうき、はじめと沢渡のイラストも、上手い具合に似せてるわ。
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