マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

かくしごと、くろアゲハ、かぐや様、カムイ

2019-09-20 22:07:25 | マンガ
かくしごと 9巻

久米田さんのアカウント・・・





あんなもん、わかるか! (笑)



本人は全く呟いてないし(笑)。まあ、フォローしましたが。
たしかに、スポーツマンガは、キャラの書き分けが大変だろうね。
もっとも、(久米田さんも紹介してるけど)野球は「1対1」になりやすいことから、1チームの人数が(最低)9人でも、テーマとして扱われやすいんだろうね。大抵の場合、主役はピッチャー、ライバルは強打者なんで(逆もあるけど、どちらにせよ)、1対1になりやすいですよね。
まあ、野球の場合は、古くから国民的スポーツだったから(とくに高校野球)、ってのもあるんだけど。
貰枝年一さんは、「俺たちのフィールド」なんかのあの人がモデルですよね(笑)。可久士と姫が貰枝のいる熊本へ遊びに行ったのは、久米田さんの実話が元になったエピソードなのかな?
90年代サンデー以来の盟友ですからね(笑)。


くろアゲハ 14巻

いや、今時、ってか、七年前でもあんなヤンキーらはほとんどいませんよ(笑)。
それでも、おもしろいからなぁ、この作品は。
っつーか、昭和末期から平成初期です。ノリや雰囲気、さらにはキャラのファッション(制服や髪形なんかがね)までもが。とても七年前とは思えません。
そして、ストーリーも焼き直し的な展開・・・でも、おもしろいんです(笑)。
まあ、加瀬さん(作者)のストーリーテリングと、ギャグセンスの賜物でしょうね。
また、我々読者が年を取ったためでもあるんでしょう。人間、子供のころや若いころに衝撃を受けたもの、あるいはおもしろかったものが、最も印象に残るもんですし。
ただ、新章、どうするんでしょうね。自身最大のヒット作であるカメレオンのキャラや世界観とコラボさせ(一部のメンバーは『七年後の彼ら』ってことで、レギュラーみたいなもんですが)、時代設定もカメレオンのころを舞台にした話の後となると、余程のインパクトが必要かと・・・


かぐや様は告らせたい 16巻




汎用性、高そうだなぁ。

昔のヤンジャンならね、石上とつばめ先輩は結ばれてましたよ。結構、ハードな描写込みで(笑)。
たとえ、石上がその後、伊井野にいっても。
ってか、オレは、石上はつばめ先輩のほうが合ってると思うんだけど・・・この16巻の表紙的にも、あるいは話の展開としても、やっぱミコ(伊井野)になるのかな?
最後、ミコが頬を赤らめて、

大仏(おさらぎ)さん(ミコちゃんが、そろそろ気づいちゃう)

でしたもんね。まあ、その前に、

大仏さん(よくない)

なんて考えてたんで、何らかの形でご破算になり、「つばめ先輩と」となるのかもしれませんが。
ってか、ミコも好きなんで、石上はそのルートも見てみたいですが。
マキさんはね・・・「ルックスは申し分ないけど、なぜかひとりだけ相手が」ってこと、あるんだよね。オレもかつては・・・(い、石を投げないでください!/笑)。
あ、肝心のかぐやさんと会長ですが・・・このふたりはまだキスまでですが、すっかりラブラブな状況にあります(笑)。
ただ、今後、ひと波乱くらいはありそうですね。
そうそう、書記ちゃん(藤原)ですが・・・「ラーメン→タピオカ」は石上のいうとおり、





めちゃめちゃカロリー高いぞぉ~(←そして、上の画像に)。



ゴールデンカムイ 19巻

杉元とアシリパ、ついでに白石、再会!
と、まあ、普通のマンガなら、ちょっと感動するシーンなんですが、そこはカムイです。
抱擁し合う杉元とアシリパ。だが、アシリパの瞼が、杉元の服のボタン(凍った金属)にくっついてしまい・・・
もちろん、無理に剥がすわけにはいきません。そこで――

杉元「白石、





オシッコかけてくれ!



いや、一応、バトルマンガのヒーローが、真顔でよ(笑)。
で、オシッコかけられる、バトルマンガのヒーローとヒロイン。白石がふたりにかけてるシーンの描写、コマ割りが・・・(笑)
カムイは、こういう描写もあるから(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江川と西本 12巻(完結)

2019-08-18 14:55:38 | マンガ

終わるの、早いって。





江川の引退まではやるもんだと思ってたし、やってほしかったなぁ。



81年の日本シリーズ制覇で完結です。
江川も西本も、この81年から83年辺りが全盛期だったんですけどね。
まだまだ描くことが、たくさんあっただろうに。
「82年、2年連続20勝が確実視されながら、まさかの連敗で19勝止まりになった江川。チームもV2が確実視されてたのに、中日に逆転を許す」「83年、江川も西本もリリーフを経験」「そして、83年の西武との日本シリーズ。好調の西本と、怪我のため不調の江川。ただし、その西本も・・・」などなど。
さらには、「84年のオールスター。シーズンは不調だった江川の8連続奪三振」や、





「85年、シーズン最多本塁打の記録がかかったバースに、真っ向勝負を挑む江川」



なんかも見たかったなぁ。
まあ、84年辺りからふたりとも調子を落としていって、それでも江川の84年は15勝だったんですが、85年は江川が11勝(防御率は5点台)、西本は10勝(防御率は4点台)でね。この辺りのふたりの苦悩なんかも読みたかったですね。江川なんて、この年で一度は引退を決意したらしいし。
ちなみに、ホームラン記録のかかったバースと江川の対戦について、シーズン最多本塁打のかかった85年の最後の対戦は、江川がホームランを阻止してます。それもあって、バースはの55本に届かなかった。
ただし、翌年の連続試合ホームラン記録については、やはり真っ向勝負にいった江川が、バースにホームランを打たれ、記録を許してます。
江川って、飄々ととぼけてはいるけど、敬遠や逃げの配球が嫌いな人でした。もちろん、西本のような闘志を表に出す選手もいいけど、江川や落合のような闘志を内に秘める選手のほうが好きだったかな、オレとしては。
それはともかく。
この間、西本はたしか勝てなくなっていって、86,7年は二桁勝利から遠ざかるんじゃないかな?
そんな西本の苦悩。さらに87年の江川引退により、目標を失い・・・
ですんで、西本は88年も活躍はできなかった気がする。まあ、その翌年、中日にいって20勝しますが。
一方の江川のほうも、86年は16勝を上げ、87年も順当に勝ち星を上げていき(最終的には13勝)、復活したかに見えましたが・・・





「江川卓のボール」が投げられなくなっていき・・・



87年の日本シリーズ終了後、突然の引退。
この間の彼の苦悩も見てみたかったですねぇ。
この江川の言い分、「江川卓のボールが投げられなくなった」についてはね、たしかに84年ごろから明らかに球威は衰えていたのよ。真っ直ぐの威力がね。
でも、カーブのキレは相変わらずだったんで、そのカーブを上手く使い、真っ直ぐを少しでも速く見せる投球術でね、勝ち星は上げてたんですけどね。ってか、江川の場合は真っ直ぐだけでなく、カーブも空振り取れるボールでしたが。
ともかく、そんなわけで、もうしばらくは現役を続けてくれると思ってたんですけどね。当時は引退を理解できないトコもあった。「江川のことだから、『現役退いたほうが、金が儲かる』とでも考えたのかな?」なんて邪推もしちゃったくらい(笑)。
けどね、最近、youtubeとかで、昔のプロ野球選手の活躍を見たりもしてんですが・・・81年と87年の江川のピッチングを見比べれば、「江川卓のボールが~」といった言葉が、理解できる気がします。
正直、言葉では上手く表せません。でも、少しでも野球経験のある人間であれば、81年の映像を見た直後に、87年の映像を見れば、「そういうことか」ってなると思う。
あえて言うならば、





江川の真っ直ぐ特有の “ノビ”が、明らかに衰えている、



ってことになると思います。
ぶっちゃけ、江川の真っ直ぐって、数字のうえではそこまで大したものではありませんでした。
同じ時代の小松や、あるいは83年には巨人のローテーションに入ってきた槇原なんかは、コンスタントに150km/h以上を出してました。
対して江川は、オレの記憶では一回だけ150km/hを出しましたが、大抵は140km/h台だったと思います(高校、大学時代は知らん)。
それでも、江川のストレートはやはり速いんですよ。というのも――
どんな速球派投手の真っ直ぐだって、初速と終速には差が出てきます。キャッチャーミットに届くまでには当然、スピードは落ちていき、ボールの軌道としては沈んでいきます。すなわち、軌道は放物線を描くことになります。
ところが、江川の真っ直ぐはその初速と終速の差が小さい、すなわち、(ほかの投手のボールと比べれば)放物線を描かないものでした。原理はわかりませんが(一説には江川のリリース方法だったり、彼の指の短さだったり)。
実際にはあり得ないことですが、打者からすれば、「なかなかボールが沈まない」ゆえに、「ボールがホップしている」ようにも見えます、体感的に。
これを「(ストレートの)ノビ、キレ」などというんですが・・・20勝した前後の江川の真っ直ぐは、このノビ、キレが半端なかったんです。
それが、87年の映像だと・・・「ああ、これは引退を決意するよな」と、理解できると思います。野球経験者なら。

って、「江川と西本」という作品の話なのに、江川のことばかりになってしまいましたね(笑)。ってか、この作品を終わらせたのも、江川引退のころには西本の話題が少なくなっていたためかもしれませんね。
けどね、それでも、江川引退まで描いてほしかった。
っていうのも、オレにとっては「少年期、初めて野球に触れたころの巨人の大エース、スーパースター」が江川だったのよ。アンチも多かったけど(笑)。
オレがプロ野球を見始めたのは、江川入団のころだったと思います。少なくとも、彼が勝利投手になって、長嶋監督と握手してるシーンや、晩年の王さんがホームランを打ったシーンを覚えてますし。
ですんで、その時代はまだ「プロ野球といえば、巨人」であり、その巨人の看板選手が江川であったことからも、やっぱ江川という存在はある種、特別な存在かもしれませんね。
ってか、オレだけでなく、当時のプロ野球ファンは皆、江川という存在を無視できなかったと思います。もうね、80年代前半のプロ野球は、よくも悪くも江川中心に回ってましたよね。
メディアも、とにかく江川を取り上げていたというか。「江川を書いときゃ、彼を誉める記事であっても貶す記事であっても、とにかく売れる(数字を取れる)」って感じでね。
スポーツ新聞なんて、





「江川、地獄へ落ちろ!」「江川、ざまぁ見ろ」なんて見出しを平気で打ち出してたもんねいまやれば、大問題ですよ/笑)。



ただ、スポーツ報知は江川称賛だった気がしますが(笑)。
ともかく、85年辺りからは多極化していって、バースだ落合だ、あるいはKKコンビだ、といった具合に話題も分散していったけど・・・それでも引退する87年までは、江川も「球界の中心人物」の中にいましたからね。
すなわち、オレにとっては小学校6年間と中学校3年間、最も多感な時期のスターのひとりだったんですよ、江川は。
また、勝ちゲームの江川のピッチングには、





爽快感



というものがありましたからね。
ノビ上がるストレートや、ブレーキの利いたカーブで、プロの打者たちがおもしろいように空振りする、もしくは全く手が出ない。
しかも、コントロールもいいから、余計な四死球がない。それがないから、守っている味方の野手もリズムに乗ることができて、余計なエラーが少なくなる。





まあ、中畑清だけは、どういうわけか、江川の試合でよくエラーしてましたが(笑)。



一回、中畑があまりに自分の試合でエラーするもんだから、江川が一塁牽制(中畑のポジションはファースト)を全力投球してやったこともあったらしいですよ中畑としてはキャッチしにいかずに逃げたそうです/笑)。
で、互いに引退したあと――

江川「あのとき、中畑さんが捕ってくれないから、ランナーが三塁までいっちゃったじゃないですか」
中畑「150km/hの牽制球なんて、捕れるか!

なんて、やりとりもあったとのこと(笑)。
ってか、江川が引退を決意したであろう広島戦も、中畑がエラーしてなければゲームセットで、勝ってたんですよね(小早川のホームランもなかった/笑)。
まあ、話がだいぶ逸れましたが。
そんなわけで、江川の勝ちゲームは、試合が早く終わったんですよね。
当時、野球中継は20:45には終わっちゃって(中継の延長は、86年辺りから90年代半ばまでだったかな?)、大抵の場合は試合終了まで見ることはできなかった。
ただ、江川の試合は「余計な四死球もエラーもない」「江川の球種が少ないから、配球が複雑化しない」ってことで、20:30ごろには終わっちゃったんですよね。
これね、江川自身が夜のスポーツニュースでいってたんですが・・・バッテリーを組んでた山倉というキャッチャーが、江川の(投球フォームの)クセを完全に把握しており、ほとんどノーサインで投げてたらしいんで(山倉としては、サインを出すフリはしてたけど)、それも試合時間の短縮につながっていたのかな、と。
まあ、そこは人を食った江川らしく、

江川「私、一回、ストレートのクセでカーブ投げてやったんですけどね・・・山倉に怒られました

なんてことも(笑)。
で、試合時間が短かったから、江川のヒーローインタビューも聞けるわけですよ。この人、話がおもしろかったら、当時のチビッコとしては好感持ちますよね(笑)。もちろん、まじめな受け答えだったときもあったけど。
さらには、江川へのインタビューのあとは、





「プロ野球・過去の名勝負」



もう何回、長嶋茂雄の天覧試合HRと、王貞治の世界記録樹立HRを見せられたことか(笑)。でも、それらも楽しかったんです。江川のおかげで、見ることができたんです。
まあ、そういったこともあって、やっぱり江川はスーパースターだったんですよ。
ピッチングに関してもね。前述のとおり、爽快感があってね。もちろん、同時代にも後の時代にも、江川より速いピッチャーは腐るほどいたけど、彼の投球ほどの爽快感は、二度と味わうことができなかったかなぁ。
次点で、西武黄金時代の工藤公康、巨人の90年代のエース・斎藤雅樹、怪我する前の伊藤智仁(ヤクルト)辺りかな。まあ、斎藤と伊藤は、どちらかといえば変化球で三振取るタイプでしたが(ただし、どっちも真っ直ぐは速かったよ)。
ともかく、そんなわけで、江川の引退までは、この作品を続けてほしかったかなぁ。
また、彼や西本が活躍した80年代前半というのは、おそらくは日本が最も幸せな時代だったと思うんですよ。もちろん、オレ自身が子供だったから、そう思える部分もあるでしょうが。
ともかく、直後のバブル期ほどは浮ついてなかったし(むしろ、まだまだ牧歌的な雰囲気も強かった気がする)、社会全体に余裕のようなものがあったし(雇用や景気の話だけではなく、人々の心持ちなんかにもね)。
この作品は「当時の世相」なんかも軽く紹介してくれてたんで、そういう意味でもね、もうちょっと続けてほしかったかな。
ただ、そうはいっても、「作品」というのは作者さんのものです。引き延ばしも否定はしませんが(作家によって好きなヒーロー像やストーリー展開というものは確実にあり、それらから逸脱することはそうそうできない。この辺のことは別の機会にでも語れたらな)、「腹八分」も否定はしません。むしろ、腹八分で終わるくらいが理想かもしれません。
ただ・・・この作品は「まだ腹八分にも至ってない」といえる作品でしたね、個人的には。
とはいえ、「疾風の勇人」のように打ち切りではない、作者さんの想定どおりのようですので、「復活、希望!」と強くはいえないかな(いや、復活して江川引退までやってほしい気持ちもあるけど/笑)。
ともかく、原作者さんと作画の方、お疲れ様でした!
そして、江川、西本、定岡、加藤初、鹿取、角といった当時のジャイアンツ投手陣や、松本、河埜、篠塚、中畑、原、淡口、山倉といったスタメンは、オレにとってはいつまでも理想的なメンバーといえるかもしれません。
もちろん、技術的には、この人たちより上の人はたくさんいるけど、まあ、「思い出補正」ってやつですかね(笑)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幕末、そして明治の戦士たち! るろ剣北海道編第十四幕

2019-04-06 13:14:49 | マンガ


前回、斎藤が剣心、左之らに対し、「剣客兵器のいう猛者。お前達で集めるのは難しいと判断し、こちらで集めておいた」といった言葉をかけていましたが、その内容のとおり、この碧血碑に猛者たちが集結しようとしています。


まあ、前々回辺りに永倉新八が、





十本刀であった宗次郎と安慈を伴い、この函館に向かっていたんですが・・・







まさかの蝙也(笑)。



いや、正直、来るとは思わなかった(笑)。



このふたりはわかりますが。

ちなみに、左のかわいらしい戦士、オカマ男です(笑)。
ともかく、張と鎌足はキャラ立ってたけど、蝙也はキャラが明確に固定されてなかった気が・・・(笑)
まあ、斎藤曰く、



だそうです。

で、張に同情する(?)左之。



そして、そんな彼にやはり辛辣な斎藤。


このふたりのやりとり、相変わらずでなによりです(笑)。
直後、左之が「いつ逃げたり裏切ったりするか、わかんねぇじゃねぇか!」みたいなことを指摘しましたが、

張「せえへん、せえへん。しよったら、問答無用で死罪やて(多分、執行人は斎藤/笑)」
鎌足「その代わり、任務を遂行すれば、無罪放免のうえ、希望することをひとつ叶えてくれる特典付き」

っといったことで話がついているようです。剣さんも「飴と鞭か。お主たちなら、むしろそのほうが信用できる」と納得。

と、まあ、とりあえず仲間が三人、増えたわけですが・・・前述のとおり、斎藤にとっての本命は永倉、宗次郎、安慈です。


まあ、たしかにそのとおりとはいえ(左之のことは認めてる部分もあるだろうけどね)、斎藤の物言いは相変わらず冷たいものがありますが(笑)。ってか、蝙也もこういう反応ができる人なんですね(笑)。
それと、斎藤としても、五年経ったあとでは、





さすがに剣心のことを「抜刀斎」とは呼びませんね(笑)。



彼が剣心のことを「緋村」と呼ぶのは新鮮。まあ、実写映画版の江口斎藤は、「緋村」と呼んでましたが。
ともかく、この直後、本命の三人が姿を現します。



明王の安慈



天剣の宗次郎

それぞれ、かつて拳を交えた左之と、剣を交えた剣心との再会です。
左之のこういうカラッとした人当たりのよさ、なんか好きだなぁ(笑)。男はこうであるべきかもしれませんね。
そして、こちらはかつての同士の再会です。

よう、相変わらず肩肘張って生きてるかい。



道中、お疲れ様です。




元新撰組二番隊組長・永倉新八

って、





あの斎藤が敬語を使ってるうえに、こんなに穏やかな顔を浮かべるとは(笑)。



やはり、彼にとっての新撰組は特別なものなんでしょうね。
また、かつて敵対し、相争った剣心も、永倉の姿に気づきます。





剣心「永倉新八!!」



直後、左之に「何者だ?」と問われ、答える剣心――

斎藤と同じ壬生の狼
元新撰組の二番隊組長にして、最古参の隊志。
一番隊の沖田、三番隊の斎藤と肩を並べる三強のひとりで、新撰組の京都における修羅場のほぼすべてに立ち会った、“最も活躍した”剣客――

ありし日の三人



そして、いま。




剣心(相変わらず・・・)
斎藤(大味な人だ・・・)

剣心はともかく、斎藤までもがペースを狂わされるとはね(笑)。
で、そんな永倉の独断で、隊長に斎藤が、副隊長に剣心が指名され、ふたりによる訓示――


斎藤「この碑の名にある碧血――碧血とは、『忠義を貫いて死んだ者の血は、地中で三年を経て碧玉になる』という中国の伝説にちなんだ言葉」

斎藤「だが、俺達は永倉さんのいうとおり、死ねば地獄行きの者たち。この地に眠る者たちのような忠も義も、ひと欠片たりとも求めない」

斎藤「求めるのは、





悪・即・斬。



北海道のどこかに巣食う賊、剣客兵器を探し出し、斃せ!



剣心「まずは剣客兵器の企む実検戦闘を喰い止める。皆々、よろしく頼むでござる」



こういうの、燃えるよね(笑)。

まあ、




「左之が放り投げることで、戦艦煉獄を撃沈させた津南の爆弾を蝙也に持たせ、彼が空爆すれば、大抵のことは片付くんじゃね?」



いわれちゃえば、それまでな気もしますが・・・ま、まあ、るろ剣ワールドの大物たちは、銃撃や爆撃なんて、もろともしませんから(笑)。

と、そんな感じで役者が揃った“剣客兵器討伐隊”。現時点では、元十本刀の連中が明日郎に反応していませんが・・・今後、何らかの形で触れるのかもしれませんね。
阿爛は非戦闘員として、サポートすんのかな。
って、旭の苗字って、久保田だったんだ(新キャラトリオの苗字、そこまで気にしてなかった/笑)。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再会・剣心と斎藤! るろ剣北海道編第十三幕

2019-03-09 12:39:39 | マンガ
薫殿、金銭感覚がしっかりしてきて・・・



かわいいうえに、細かいことはあまり気にせず、さらにはしっかり者――こんな奥さん、欲しいもんです(笑)。

冒頭で、の電報(剣心からのものに対する返信)の内容が紹介されましたね。
それによると、蒼紫はお庭番衆の任務のため、操はそれにくっついている模様であることから、ふたりの参戦は遅れるようです。この蒼紫の任務というのは、闇乃武に関することですかね。翁が「身内の不祥事」なんて書いてたんで。たしか、お庭番衆も闇乃武も同根というか、ともに幕府方だったわけだし。
また、比古師匠は庵を留守にしている模様。まあ、師匠が参戦したら、すぐに終わっちゃうからね(笑)。

今回、左之が新キャラトリオにいった「オレは捻くれてる分、剣心たちよりはおまえら寄りだからよ。ケツはオレが持ってやるぜ」って台詞、よかったな。もちろん、額面どおりではあるんだけど、同時に新キャラトリオの真意というか、本来の人間性や思想に気づいている感もあって。
剣心や薫も薄々は気づいてるだろうけど、そこは左之よりは健全な人たちなんで、「すべてを察することまではできない」というか。
左之は単純だけど、アウトロー、クズといった連中の機微がわかってますよね。また、やや浮世離れした感もある剣さんたちよりは、庶民、一般人の気持ちもわかってる気がします。

そんでもって、今回の目玉。





おい、さっきからずっと、背中がガラ空きだぞ。いつまで待たせる。

妻子が出来て腑抜けたか。それとも――




五年前より、さらに一段と衰えたか。




両雄、再会!



斎藤ファンとしては、思ってたより早く作中に復帰してくれたこともうれしいけど、思ってたより早く剣心と再会してくれたこともうれしい。
え? 無印のラスト近くで剣さんが口にした「元新撰組三番隊組長・斎藤一。牙を持つ最後の狼は、こうして拙者の前から永遠に姿を消し去った・・・」って台詞はどうなったって? なかったことになるんでしょう(笑)。





ジャンプマンガはそれくらいでいいんです。



キン肉マンを見るまでもなく
(笑)。



いや、マンガに限らず創作なんてものは、それくらいでいいと思いますよ。
って、再会したとはいっても、いまんトコ、斎藤が一方的に喋ってる気もしますが(笑)。
剣さんと斎藤って、ふたり揃うと、意外とそういう状況になるんだよね。朗らかなはずの剣さんが無口になって、余計な口はきかないイメージのある斎藤が多弁になる。まあ、剣心としては仲間意識を持つようになったとはいえ、元々は斎藤のことを嫌ってたし、斎藤は斎藤で、皮肉屋ですからね(笑)。
で、逆に斎藤の口数を減らせるのが左之。なんか、剣心、斎藤、そしてこの左之はジャンケンみたいな関係やね(笑)。剣さんも左之を相手にしたときは結構、多弁になるし。
まあ、左之はカラッとしたお喋り野郎ですからね(ただし、人誅編辺りからは、無駄口は叩かなくなったけど)。で、斎藤は彼のことを認めつつも、見下している(笑)。
っていうかね、これはオレの推測だけど、





孤高の斎藤にとっても、「剣心は相棒とまでいかなくとも、(目的が一致している限りは)背中を預けられる相手」「左之は弟分とまではいかなくとも、ちょっとは期待できる若者(まだまだ至らないが)」って感じなんじゃないかな?



でなきゃ、

左之「・・・よう、左腕の怪我はもういいのか?」
斎藤「湯の川の湯が効いた。要らぬ世話だ」
左之「ウソこけ」


なんてやりとり、斎藤が許すとは思えん。相手が取るに足らない奴だったら、多分、無視するかと(笑)。
剣心と斎藤、そしてこれに左之が加わると、るろ剣は鬼のようにおもしろくなりますね。三人が同じ場面にいるだけで。

って、やっぱ斎藤(と、宇水さん/笑)の話となると、どうしても脱線してしまう(笑)。
ストーリーのほうに話を戻すと、このあと、斎藤は剣心、左之、新キャラトリオを伴い、



函館山の碧血碑(へっけつひ)へ。

新選組副長・土方歳三を始め、五稜郭の戦いなどで散っていった旧幕軍の将兵を祭る碑です。
その前で、「剣客兵器どものいう“猛者”は集まったか?」と、剣心に問う斎藤。
「いや・・・」――剣心としては、冒頭の翁との(電報での)やりとりでもわかるように、いまはまだ左之以外にアテはない。
それに対し、「そう見越して、こちらで選別して召集をかけた」といった前置きのうえで、


斎藤が「戦力の集結場所として、この碧血碑を指定してある」といった台詞を(正しくは、『今から此処で合流する』)。
そう、剣心、斎藤、左之のゴールデントリオに加え、





宗次郎、安慈、そして永倉新八の三人も集う!



これは燃えますね。たとえ、とっくに10代を過ぎたおっさんである私としても(笑)。
さらに、そんなメンバーに対し、新キャラトリオがどのように絡むのか。宗次郎や安慈は、明日郎の中に志々雄を見るのか?
非常に楽しみです。

余談ですが、るろ剣ヒロインズ、無印のころは恵さん、特装版以降は薫殿が好きと、以前から書いてますが・・・



何気に、お庭番衆のストレートロングな姉ちゃん(三味線弾いてる人)も好きでした(笑)。

無印のころから、ほとんど台詞なかったけど(北海道編も出番はあまり期待できないか?/笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

るろ剣、「BOXER's BLAST」、「DEAR BOYS」、かぐや様、センゴク

2019-02-11 14:50:37 | マンガ
るろ剣

旭ちゃん、強かったんだ(笑)。

うーん・・・まあ、オレが斎藤のファンだからでしょうが、やっぱ彼が出ないときはそれほど・・・
同時に出た単行本2巻は、まさに「斎藤! 斎藤! 斎藤!」って感じでしたね。
斎藤vs白也の回については、こちら(『斎藤一は、まさに狼! るろ剣北海道編第六幕』)を。
それと、2巻といえば、剣心による土方歳三の回想。その回については、こちら(『鬼の副長! るろ剣北海道編第5話』)。
2巻のことはともかくとして。
斎藤の次に好きなのは左之で、彼は出てますが、まだ物語の中心にはいませんからね。
いや、剣さんや薫殿、新キャラトリオも嫌いではないのよ。ってか、永倉新八と宗次郎のバトル回はおもしろかったし。
まあ、





「早く斎藤と永倉が再会しないかなぁ」



って感じです(笑)。
そうそう、次回は蒼紫と操が出ますね。操、いい女になってるかな? (笑)
あと、恵さんも北海道に向かってるんだよね。じつは、無印のころは薫殿より恵さんのほうが好きでした(笑)。


BOXER's BLAST

いや、おもしろいわ(いまんとこ)。

ぶっちゃけ、キャラや設定は「どっかで見たことある」――というより、一歩もどき、鷹村もどき、そして宮田もどきが出てきてはいるんですよ。一歩もどきは主役、鷹村、宮田もどきはメインキャラ。
それでも、「はじめの一歩」とは違う魅力に仕上がってるから、大したもんです。
主人公は白木屋って奴でね。全くの初心者であり、パンチもフットワークもまるでなっちゃいないんですが、「フェイントか、本気で撃って来るかを見極める直感力」みたいなものだけは、天賦の才があってね。





こういう「発展途上だけど、ひとつだけ武器になるセンスを持っている」って設定、いいですね。



オレとしてはこの作品、おすすめです。絵柄は「めだかBOX」の人だけあって、かなり癖がありますが(白木屋は、『人柄のいい球磨川』『拗らせてはいない球磨川』/笑)。


DEAR BOYS

もうね、なにも出てこない。





余計な感想が浮かばない。それくらい、安定しておもしろい。



新主人公、前述の白木屋くん同様、「発展途上だけど、ひとつだけ武器になるセンスを持っている」って設定(この人の場合、天性のジャンプ力)でね。オレ的には好感持てます。
相棒格のPGのキャラも、いい感じですね。
あとは、これから出てくるであろう、新ヒロインに期待(笑)。


かぐや様は告らせたい

前回が神回すぎたかな?
Twitter上では、「石上はつばめ先輩のほうが合ってると思う」などといってしまいましたが・・・ごめん、伊井野もアリかもしれない(笑)。
正直、あまり好きではなかったんですよ、伊井野ってキャラ。
結局、単行本を全巻、買ったんですが、さすがにガチ読みするほどは時間がないものの、サラッと読んでる限りでは、

「役回り的にしょうがないとはいえ、石上に対して辛辣すぎない?」→「なるほど、伊井野も魅力あるな」

って感じに。
まあ、生徒会のメンバーは全員、頑張り屋さんだからね(かぐやはチートな部分もあるかも/笑)。
ただ、





それでもやっぱ、石上はつばめ先輩のほうが合ってると思います(笑)。



そうそう、この作品のヒロインたちについてだけど、メインヒロインのかぐやさん、あまり人気ないんだってね。
藤原とか早坂が人気あるみたいだけど・・・オレは普通にかぐや推しかな(藤原も早坂も好きだけど/笑)。
っつーか、オレもとくに「(マンガは)メインヒロインが好き」ってわけでもないんだけど、この作品はかぐやですねぇ。
ラブコメでいえば、ニセコイは小野寺さん(サブヒロイン)派だったし(笑)、非ラブコメだけど、るろ剣なんかは前述のとおり、元々は恵さん派だったし。
ただ、まあ、比較的、メインヒロイン好きかもしれませんが。
ってか、この作品は男キャラも好感持てるわ。前述のとおり、みんな頑張り屋さんだからね。
とくに会長(白銀)。イケメンで秀才なんだけど、やたら空回ってて、案外、不器用なトコなんかが好きですね。
藤原さんに特訓されるエピソードにハズレなし(笑)。中でも、ラップ回は秀逸! (すべての音楽家と表現者に謝ってください!/笑)


センゴク

単行本14巻です。





北条早雲、来た!



まあ、伊勢新九郎盛時ですが。彼の代では「北条早雲」とは名乗ってないんで。
ともかく、この早雲さん、義に厚いんだけど、どっかとぼけた物言いで、マイペースな人として描かれててね。そういうキャラ、好きですね。
ただ、次巻からはもう出ないんでしょうね。時系列的にも、ストーリー的にも。
また、主人公の権兵衛と奥さんのお藤さん、久しぶりにお藤さんの鬼嫁(?)ぶりが(権兵衛の胸倉掴んで、「おい! いい加減にしろ!」/笑)。
この夫婦はこれくらいでいいんです。最近はふたりとも落ち込み気味というか、消沈気味だったんで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする