時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

オランジェリー美術館

2006-12-04 | もろもろアート


朝からの雨と風に
今日の街はかなり寒い


12月最初の日曜日
長い改修工事期間を経て
今年の6月
再び再開された美術館に足を運んだ



モネの《睡蓮》は
以前から知ってはいたが
この作品が‘連作’で
しかも
おおきな作品であることを
恥ずかしながら
小生は知らなんだ




《睡蓮》は
天井一面
薄いベージュの布が張りめぐらされた
室内にある

布を通しておりてくる淡い光
その光の中に
モネのそれらは
ひっそりたたずんでいた



この美術館を訪れたモネは
建物の歴史と広さ
なによりガラス屋根からふりそそぐ光が気に入ったらしい

改修の為
以前の雰囲気がいかなるものであったはわからない

しかし
今の内装をモネが見ても
きっと満足したのではないだろうか

四方を《睡蓮》に囲まれながら
ひとり中央の椅子に腰掛けて
しばし時間の流れを忘れてみたいものだ

夢のまた夢・・・