フランス・パリ
ジャーナリストとして活躍していたマリーは
恋人と一緒に
休暇で訪れていた東南アジアで
津波に遭遇
波に飲まれ
生死の境を彷徨ったものの
運良く一命を取り留める
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だが
帰国した後も
呼吸が停止した時に見た
不思議なビジョンを忘れることができず
仕事が手につかなくなってしまう
しばらく
休暇を取ることを進められたマリーは
自分が見たビジョンが
何だったのかを突き止めようと
自力で調査を開始する
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アメリカ・サンフランシスコ
かつて
霊能者として活躍したものの
死者との対話に疲れきったジョージが
過去を隠し
工場で働いていた
彼は
人生を変えようと
通い始めた料理教室で知り合った女性
メラニーに好意を寄せるが
自分の能力を知られてしまう
(死者との)対話をしたら
君とはこれまでのように付き合えなくなる
と言う
ジョージの助言を無視し
霊視を依頼したメラニー
結果
彼女は
彼の前から去って行った
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イギリス・ロンドン
母親と双子の兄と一緒に暮らすマーカスは
突然
交通事故で兄を亡くす
薬物依存を克服するため
施設に入ることになった母と別れ
里親に預けられることになったものの
一向に
里親と打ち解けることなく
孤独な日々を過ごしていた
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里親の元で暮らし始め
一年が過ぎても
周囲と打ち解けることが出来ず
ひたすら
亡き兄のことを思うばかり
もう一度
兄と話したいと
霊能者の元を訪ね歩くが
一向に
本物の霊能力者に合うことが出来ないでいた
そんなある日
彼は
学校のパソコンで
霊能者を検索しているうち
ジョージがかつて
霊能者として活躍していた頃の
古いウェブサイトを見つけた
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工場をリストラされ
仕事にあぶれていたジョージは
兄から働き口を見つけたと
とあるオフィスビルに呼びつけられた
そこには
集団&個別に霊視出来るフロアや
兄専用の事務所がすでに整えられていた
団体なら割引適応
明日から早速
3人予約が入っているから
と言う兄を
ただただ
無言で見つめるジョージ
もはや
兄に伝えるべき言葉がなかった
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調査の成果を本に書き上げ
ブックフェアに
参加することとになったマリー
結局
すべてから逃げ出し
大好きなディケンズの博物館を訪ねるべく
サンフランシスコを離れたジョージ
二人の向かう行き先は
マーカスが暮らすロンドン
マリー
ジョージ
そして
マーカス
3人の人生が交錯し
何かが起きようとしていた
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臨死体験した事によって
これまでの生活や人生観が変わり
死後の世界について広く知らしめようと
行動を起こすマリー
同じく
臨死体験した事によって
死んだ人の想いが解るようになり
故に
生きることへの情熱を諦めたジョージ
そして
最愛の兄の死により
孤独に苛まれ
生きる勇気を失ったマーカス
各々が
それぞれの‘死’と対峙しながら
やがて
引き寄せられていくのであります
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ジョージの対話能力は
所謂
三途の川を渡りきる前の
死者た対象みたいです
思いを現世に残している人対象
とも言えるかな?
作品は
押し付けがましい主張がなく
かと言って
結論を受け手に投げっぱなし
と言う訳でもない
言うべきこと
伝えたいことは
キチンと描かれているし
伝わってくる作品でした
音楽も
映像も
台詞に関しても
品の良さを感じました
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マリーの挑戦も
ジョージの再生も
マーカスの自立も
その後の展開や結果は
描かれてはおりません
リスタート地点に到達した所で
幕を閉じています
すべてはこれからなのです
ですが
彼らの人生が
温かい光に満ち溢れたものになるであろうことを
予感させてくれる
エンディングなのでありました
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ラストシーン
マリーとジョージが
カフェで再会します
微笑みながら握手をするんですけど
このシーンだけだと
所詮
人は価値観&世界観(思想)が同じでなければ
理解し合えない!?
と言われているような
気になってしまったと思います
でも
クリント・イーストウッドの
人間味と言うか
感心するところは
マリーとジョージの二人が
再会するキッカケ
キーパーソンとなる人物を登場させ
キチンと
そのシーンを描いているところです
相手を想うこと理解することに
特別な能力なんて要らないんだよ
と思わせてくれるのであります
それが
とてもさり気ない
シーンだから
ビックリしちゃうんですね~
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ジャーナリストとして活躍していたマリーは
恋人と一緒に
休暇で訪れていた東南アジアで
津波に遭遇
波に飲まれ
生死の境を彷徨ったものの
運良く一命を取り留める
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だが
帰国した後も
呼吸が停止した時に見た
不思議なビジョンを忘れることができず
仕事が手につかなくなってしまう
しばらく
休暇を取ることを進められたマリーは
自分が見たビジョンが
何だったのかを突き止めようと
自力で調査を開始する
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アメリカ・サンフランシスコ
かつて
霊能者として活躍したものの
死者との対話に疲れきったジョージが
過去を隠し
工場で働いていた
彼は
人生を変えようと
通い始めた料理教室で知り合った女性
メラニーに好意を寄せるが
自分の能力を知られてしまう
(死者との)対話をしたら
君とはこれまでのように付き合えなくなる
と言う
ジョージの助言を無視し
霊視を依頼したメラニー
結果
彼女は
彼の前から去って行った
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イギリス・ロンドン
母親と双子の兄と一緒に暮らすマーカスは
突然
交通事故で兄を亡くす
薬物依存を克服するため
施設に入ることになった母と別れ
里親に預けられることになったものの
一向に
里親と打ち解けることなく
孤独な日々を過ごしていた
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里親の元で暮らし始め
一年が過ぎても
周囲と打ち解けることが出来ず
ひたすら
亡き兄のことを思うばかり
もう一度
兄と話したいと
霊能者の元を訪ね歩くが
一向に
本物の霊能力者に合うことが出来ないでいた
そんなある日
彼は
学校のパソコンで
霊能者を検索しているうち
ジョージがかつて
霊能者として活躍していた頃の
古いウェブサイトを見つけた
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工場をリストラされ
仕事にあぶれていたジョージは
兄から働き口を見つけたと
とあるオフィスビルに呼びつけられた
そこには
集団&個別に霊視出来るフロアや
兄専用の事務所がすでに整えられていた
団体なら割引適応
明日から早速
3人予約が入っているから
と言う兄を
ただただ
無言で見つめるジョージ
もはや
兄に伝えるべき言葉がなかった
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調査の成果を本に書き上げ
ブックフェアに
参加することとになったマリー
結局
すべてから逃げ出し
大好きなディケンズの博物館を訪ねるべく
サンフランシスコを離れたジョージ
二人の向かう行き先は
マーカスが暮らすロンドン
マリー
ジョージ
そして
マーカス
3人の人生が交錯し
何かが起きようとしていた
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臨死体験した事によって
これまでの生活や人生観が変わり
死後の世界について広く知らしめようと
行動を起こすマリー
同じく
臨死体験した事によって
死んだ人の想いが解るようになり
故に
生きることへの情熱を諦めたジョージ
そして
最愛の兄の死により
孤独に苛まれ
生きる勇気を失ったマーカス
各々が
それぞれの‘死’と対峙しながら
やがて
引き寄せられていくのであります
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ジョージの対話能力は
所謂
三途の川を渡りきる前の
死者た対象みたいです
思いを現世に残している人対象
とも言えるかな?
作品は
押し付けがましい主張がなく
かと言って
結論を受け手に投げっぱなし
と言う訳でもない
言うべきこと
伝えたいことは
キチンと描かれているし
伝わってくる作品でした
音楽も
映像も
台詞に関しても
品の良さを感じました
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マリーの挑戦も
ジョージの再生も
マーカスの自立も
その後の展開や結果は
描かれてはおりません
リスタート地点に到達した所で
幕を閉じています
すべてはこれからなのです
ですが
彼らの人生が
温かい光に満ち溢れたものになるであろうことを
予感させてくれる
エンディングなのでありました
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ラストシーン
マリーとジョージが
カフェで再会します
微笑みながら握手をするんですけど
このシーンだけだと
所詮
人は価値観&世界観(思想)が同じでなければ
理解し合えない!?
と言われているような
気になってしまったと思います
でも
クリント・イーストウッドの
人間味と言うか
感心するところは
マリーとジョージの二人が
再会するキッカケ
キーパーソンとなる人物を登場させ
キチンと
そのシーンを描いているところです
相手を想うこと理解することに
特別な能力なんて要らないんだよ
と思わせてくれるのであります
それが
とてもさり気ない
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ビックリしちゃうんですね~
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