時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

プロメテウス 17

2012-09-12 | 映画
エジプトやマヤ
メソポタミアなどの古代遺跡の壁画から
共通するサインが見つかる

発展した時代も場所も異なる
これら古代遺跡で見つかったサインを
考古学者のエリザベスは
人類を創造した
知的生命体からの
招待状ではないかと分析する



人類の起源の謎を解くため
エリザベスや恋人ホロウェイ
女性監督官ヴィッカーズ
精巧なアンドロイドのデヴィッドら17名は
巨大企業ウェイランド・コーポレーションが
建造を手がけた宇宙船
プロメテウス号に乗り込み
未踏の惑星を目指して出航する



2093年
目的の惑星にたどり着いた一行は
砂漠に広がる
明らかに人の手により造られた遺跡を見つけ
その奥へと足を踏み入れる
しかし
その惑星では
地球の科学では計り知れない
異常な出来事が次々と起こり
脅威となって彼らに襲いかかる



ん~~
期待ハズレの感…

全体を通して
エイリアンと何が違うの?
みたいな…

しいて言えば
エイリアンで生き残った
ノストロモ号の唯一生き残った
航海士エレン・リプリーが
地球に帰還するのに対し

考古学者であるエリザベス·ショウが
アンドロイドのデイヴィッドの体を回収し
‘エンジニア(人類の起源と申しますかオリジナル?)’なる
宇宙人の宇宙船を使って
彼らの住む世界へ旅立つのが
違うと言えば違うかな~

デイヴィッドの体が
ラバラバになっても死なないあたりも
エイリアンのシリーズと全く同じだったし…



人類を想像したとされる‘エンジニア’が
何故
プロメテウス号の乗組員達を殺すのか

エンジニア達が
自分達の住む惑星ではなく
衛星LV-223にわざわざ飛来し
異生物を作り出し
しかも
その異生物に殺される羽目になったのか

そもそも
エンジニア達が
地球に人類を誕生させて理由とは何なのか

それが
ラストで解ったような
解らないような

確実に
続編を意識した終わり方で
中途半端なんだな~



プロメーテウスとは
元々
ギリシア神話に登場する神で
「先見の明を持つ者」とか
「熟慮する者」の意味なんだそうです

ウィキペディアによりますと
人間を創造したのが
プロメテウスだったととか…

ダーウィンの進化論とは違う
人類創生を題材にしたあたりは
良かったんだけど
オリジナリティーが
全然感じられず

ウェイランド・コーポレーションから派遣された
最高責任者メレディス・ヴィッカーズを演じた
シャーリーズ・セロンも
殆んどお飾り状態だったし

そもそも
人類の起源を探ろうとする
考古学者&科学者に対し
ウェイランド・コーポレーションの総帥は
エンジニアが
自分を
死から救ってくれるモノと期待し
宇宙までやって来て
殺されると言う
お粗末な展開…