時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

となりの蔵のつくも神 28

2013-09-14 | 読書
老朽化の進むマンションで
両親と
中学に入って
荒れはじめた兄と暮らすほのかは
古い土蔵がある
隣の家のおばあさんが気になっている
近所で
ボヤ騒ぎがあった翌日
エレベーターで
奇妙な人形を見つけたことをきっかけに
ほのかの身の回りで
不思議な出来事が起こり始める

古道具に宿った
つくも神と人々の交流を描く
温かなファンタジー



畠中恵女史の「しゃばけ」シリーズから
小生の中では
‘つくも神’が
いよいよもってポピュラー化
致しました

‘つくも神’の文字をみかけると
ついつい反応してしまいます
今回も
文字に魅かれて
手に取った次第です

現代の世界に
つくも神が現れる事を
想像すると
かなり不気味~
エレベーターと
妖の世界とが
繋がっているとか
移動に便利だからと
エレベーターを利用する
妖しがいたり
それはそれで
面白いのだが
物足りない!

読み終えた後の
余韻が

薄い!

蔵に住まうつくも神と
子供たちの交流が
もそっと濃いとゆ~か
深いモノであって欲しかった

そう願うのは
我が儘なのでしょうか…