時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

Чайка(かもめ)

2013-09-28 | 舞台/役者
ロシアの作家であり
劇作家でもある
アントン・チェーホフの戯曲でございます
チェーホフが
劇作家としての名声を
揺るぎないものにした代表作であり
世界の演劇史の画期をなす
記念碑的な作品らしいです

因みに
『ワーニャ伯父さん』
『三人姉妹』
『桜の園』
と合せ
チェーホフの4大戯曲と呼ばれるらしい

あらすじにつきましては
ウィキペディア フリー百科事典『かもめ (チェーホフ)』
をご覧下さい



第1幕での
野村萬斎さん
台詞なが…
流行作家
ボリス・アレクセーエヴィチ・トリゴーリン役だったんですが
気が付けば
ず~と台詞言ってました

橋田壽賀子もビックリ!

生田斗真:作家志望のコンスタンチン・ガヴリーロヴィチ・トレープレフ
大竹しのぶ:有名女優のイリーナ・ニコラーエヴナ・アルカージナ
蒼井優:女優志望のニーナ・ミハイロヴナ・ザレーチナヤ

こちらのお三方も
それなりに台詞の量が多かったかな~

蒼井優さんは
ミュージカル アニーで ポリー役を演じておりまして
蜷川幸雄
野田秀樹
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
いのうえひでのり等々
名だたる演出家による舞台で
それなりに実力のある
方のハズなんですが
如何せん
周りの役者陣のレベルが高過ぎた!?

役らがもありますが
声のトーンが
キンキンしていて
耳障りだし
女優志望の
初々しい
乙女感を出しているんでしょうが
何だが
薄っぺらいと申しましょうか
さして
存在感を感ずることなく

影うすっ!

と言う
印象でございました
アルカージナ
大竹しのぶさんですしね~
あの変幻自在さには
叶いませんわな…

で肝心の
生田斗真くんですが
思うに
踊らない
アクションない
歌わない
ないないずくしの舞台
初めて観劇致しましたσ(^_^;)
或る意味
ノーマルな
至ってノーマルな
古典的な作品が
出来るのか生田斗真!?

出来るじゃん…
何とか
ついてきてるじゃん…

よしよし

帝政ロシア
チェーホフの戯曲
と言う事で
出演者以前に
爆睡覚悟でだったんですよσ(^_^;)
間延びするだろうな~
とか
色々思っていたんですよσ(^_^;)

それがですね
眠気は愚か
時を忘れて
舞台に魅入ってしまいました
1幕が終わり
15分の休憩を経て
2幕も終わり
上演時間2時間40分
本当に
あっと言う間に
終わってしまったから
さ~大変!?

大きな盛り上がりがある訳でなく
どちらかと言えば
淡々と話が進む訳ですよ

老いに対し
日々恐怖を感じているアラフォー女優
アルカージナ
主体性もなく
優柔不断で男気の微塵もなく
ズルズルと女優と関係を続ける流行作家
トリゴーリン

思うようにならない身の上を
周囲のせいにして
自ら人生を切り開こうとせず
最終的に
ニーナにも完全に振られ
自殺する作家志望の女優の息子
トレープレフ

○○になりたかったと言うだけで
実際
何もなさず生きてきた伯父
ピョートル・ニコラーエヴィチ・ソーリン

作家志望の男に
振り向いてもらえないからと
惰性で他の男と結婚する女
マリヤ・イリイニチナ・シャムラーエワ

登場物が
誰もかれも
半ば
惰性と妥協で人生
だらだら生きている輩ばかり

女優を目指したものの
差ほど芽は出ず
しかも
流行作家に捨てられ…
それでも尚
強がりなのか
一皮むけたのか
女優として
生きていこうとする
ミーナあたりが
唯一の救い?

とは申せ
全体的に
この先
夢も希望もなく
只々
救いの無い感じで
幕が下りました

にも関わらず
ここまで
惹きこまれるとはね~


関係ないけど

話それるけど

三浦春馬~

蒼井優はやめようよ…