時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

真田十勇士

2013-09-18 | 舞台/役者
時は
徳川と大坂(豊臣)の合戦が間近に迫った慶長19年

駿府に近い森では
はぐれ忍びの猿飛佐助と
由利鎌之助(松田賢二)が
徳川家康の首を取ろうと待ち構えていた
すると
霧隠才蔵、根津甚八、穴山小介、筧十蔵
三好清海、三好伊佐
更に
彼らの首領・真田幸村が現れ
森に潜んでいた
徳川方の伊賀忍者を次々に打ち倒す

そこへ
服部半蔵を伴って現れたのは
徳川家康

実は
家康は
かねてから
幸村を味方につけようと画策しており
幸村は
そのために家康に会いに来たのだった

一方大坂城では
豊臣秀頼と淀の方が
大野修理亮治長・治房兄弟と共に
幸村の到着を待ちわびていた
やがて
望月六郎を伴った幸村の息子
真田大助が参上
続いて
幸村が現れると
一同は安堵するが
まだ実績のない幸村が提案した出陣案は
却下されてしまう

その頃
大勢の人で賑わう大坂城下では
幸村を追って
大坂へ来た佐助と鎌之助が
飯処で働く若い娘ハナをめぐって
青海と伊佐と小競り合いを起こしていた
そこへやって来た幸村に
鎌之助と佐助は
家来にしてくれと頼み込む
こうして
幸村のもとに揃った真田十勇士

しかし
佐助が事件を起こし…

             あらすじは「シアターガイド」より引用しています



劇団☆新感線の作品を手掛ける
中島かずきが脚本を手がけた
「真田十勇士」

中島かずきと言えは
劇団☆新感線

劇団☆新感線と言えは
中島かずき

いのうえひでのり

「いのうえ歌舞伎」には
欠かせない人物が
中島かずき
その人です

劇団☆新感線の舞台ではないので
映像と音楽を融合させた
定番の
ド派手なオープニング
2時間ドラマを
彷彿させる
ストーリー展開
意図的に笑いを取る演出や
言葉遊び
そして
アドリブの数々

拳を
ウォ~と
天に向けて
雄たけびをあげたくなるような
徐々に
腹の底から
ググッと
こみあげてくるような
魂の高まり感は
なりを潜めております

役者陣は
みな一応に
真面目に
かつ
熱く熱く
演技の火花を
散らしておられました

とは言え
時折
垣間見える
中島かずき独特の
セリフ回し
ストーリー展開に
ほくそ笑んだσ(^_^;)

主題歌は
「月はそこにいる」
歌うは中島みゆき女史

脚本
演出
舞台装置
役者陣営の作り出す世界観
主題歌の歌詞
中島みゆき女史の声が
まぁ~
見事に調和しておりました

特に
上川さんは
熱狂的な
中島みゆきファンらしいので
相当
喜んだことでしょう


       

真田幸村:上川隆也
徳川家康:里見浩太郎
服部半蔵:山口馬木也
霧隠才蔵:葛山信吾
由利鎌之助:松田賢二

この面子が
勢揃いと言うのも
個人的には
かなり豪華だと思った次第です
年齢が
若干高め
と言う事もあり
重厚感があると申しますか
安心して
見ていられるのであります

中島かずき脚本による
「真田十勇士」
これでのストーリー展開とは
ちょいと違う!
ただじゃ~終わらせない!

そのキーパーソンが
誰であろう
猿飛佐助~

由利鎌之助が
命名にした猿飛佐助の
‘さるとび’には
佐助の
出生の秘密が隠されていたんですね~

なりほど~
そ~ゆ~意味があったのねん

フムフム

やるじゃん
なかじまぁ~


それと
後半
猿飛佐助と
伊賀の忍び花風ことハナが
服部半蔵らから
逃げるシーン

独りで旅立つのは嫌だ!
ハナ…共に行こう


とか何とか言って
佐助が
ハナを
抱擁するシーンで

客席から
笑い声がちらほら
いや
結構
湧いてきてですね

あれは
何だったんだろう…

全然
笑うところじゃないんですけど…

学芸会の演技みたいに見えて
笑ったのか?
つまりは
失笑?

なら
納得です



こうなると
来年
日本テレビ開局60年特別舞台「真田十勇士」
気になりますねぇ~
実は
加藤和樹さんが
由利鎌之助役で
出演されるんですよぉ~



松田賢二さんの方が
様になってる…

一見
豪華且つ実力派が
名を連ねておりますが
日本テレビ版「真田十勇士」のキャスト
微妙感が
漂う



           

上川さんて
見た目&雰囲気からして
絶対
無名塾出身にしか見えないけど
演劇集団キャラメルボックス出身なんですよね~
いまだに
信じられないσ(^_^;)

そうそう
以前
劇団☆新感線の作品に客演された
TOKIOのメンバーが
観劇されておられました

願わくば
劇団☆新感線版
「真田十勇士」
見てみたいです
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