時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

まんまことシリーズ7~かわたれどき~

2022-11-10 | 読書
余談
松岡圭祐著『高校事変Ⅶ』
誉田哲也著『歌舞伎町ゲノム』『背中の蜘蛛』
次は読もうと思いながら
まだ手に取れていません
特に
『高校事変Ⅶ』
この手の作品を読むには
気力と言うか
パワーが必要なのです
年内中には
読めればいいなぁ~



悪友・清十郎に子が生まれ
縁戚のおこ乃の縁談がまとまるなど
麻之助の周りで祝い事が続くものの
自分自身には揉め事ばかり
特に
親しい料理屋の娘・お雪には
何かと振り回される日々だ

「きみならずして」
結納前にお顔を拝見したくて
麻之助の前に可愛い娘が現れた

「まちがい探し」
地本問屋から依頼された
金魚の横顔を頼りにした奇妙な人探し

「麻之助が捕まった」
生き別れた息子を必死で探し当てた夫婦
だが息子は本物なのか

「はたらきもの」
天狗が出たり金が湧いたり
江戸にはびこる不穏な噂の真相とは

「娘四人」
出入りの同心を替えた両替屋
その娘が厄介な相談を持ち込んだ

「かわたれどき」
ある時
野分けと呼ばれる大嵐が起こり
お雪が洪水に流される
間一髪助かるが
お雪は麻之助のことを覚えていなかった
全6話
急展開のシリーズ第7弾
  

今回も
町名主のお気楽跡取り息子
高橋麻之助が
幼なじみの色男・八木清十郎と
堅物の同心・相馬吉五郎と共に
様々な謎と揉め事の解決に挑みます

今回も
色々ございましたが
やはり
タイトルにもなってる
最後の「かわたれどき」が
一番なる話でした
野分けと呼ばれる
大嵐の洪水で流された
お雪が
間一髪助かるも
ここ2・3年前からの事を
忘れてしまう
一過性記憶喪失になっちゃったんですよ
そのお雪を
麻之助が
後添えに貰うと言う
いやいや
相思相愛と言わずとも
互いに
気になっているならまだしも
お雪は
麻之助のことを
おじさん呼ばわり
してしたよね?
そりゃ
吉五郎の元許嫁である
一葉に
麻之助のこと
よく話していたみたいだし
態度とは裏腹に
嫌いではなかっただろうけど
嫁ぎたい
嫁いでも構わない

とは一言も言ってない!
ましてや
麻之助は
まったく(お雪に)感心ない
何とも思ってない
なのに
なんで後添え!?
何を考えているんだ
高橋麻之助

周囲からの
再婚話をシャットアウトするためだけに
取り合えず
お雪の記憶が戻るまで
後添え
と言うことにしておく
と言うのも
麻之助らしくない!う
結婚しちゃってから
お雪の記憶が戻ったら
とんでもなく
揉めそう…
いいのかい
こんな展開

父親である
相馬小十郎が
娘・一葉との縁談
白紙にしても
養子縁組した吉五郎を
次期当主にすると
宣言したんだし
さっさと
北山与力の娘
お紀乃を
夫婦になればいいと思うわ~

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