時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

〈ジウ〉サーガ2 ジウ三部作Ⅱ 128

2010-12-11 | 読書
誘拐事件の犯人5人を
ひとりで制圧した伊崎基子は
巡査部長に特進し
上野署交通捜査係へ異動となる
フリージャーナリスト・木原毅から
ジウの存在を聞かされた基子は
木原毅と共に
独自にジウを捜索することを決め
遂に
基子はジウと相対することとなった

しかし
ジウの俊敏な動きに
勝つことが出来ず
拉致監禁されてしまう
そして
ミヤジと名乗る謎の男に
‘新世界秩序’の存在を知らされ
『沙耶華ちゃん事件』で殉職した
雨宮崇史が
自分たちの同志であると知らされる

一方
捜査一課殺人班三係主任・東弘樹警部補と
門倉美咲巡査は
『沙耶華ちゃん事件』の実行犯グループの一人
第一空挺団への所属経験もある元自衛官
竹内亮一の供述から
‘新世界秩序’の存在を知らされる
そして竹内は
『新日本大学社会学部教授・宇田川光浩を調べろ』
と示唆した翌朝
留置場で自殺した

‘新世界秩序’という
謎の理念を持つ組織の存在
ジウもまた
その組織に関係していることが
明らかにされた
それどころか
捜査本部の東に接触してきた
公安部からの情報により
最近頻発している事件にも
‘新世界秩序’と供述する者が
多くいたことを知らされる

間もなく
竹内とジウの接点を作った
西尾克彦が
信用金庫に人質を取って立てこもる
篭城事件が発生!
SITの説得に応じるどころか
回線さえ繋がらない
膠着状態が3日続き
SATの突入が決まる


SAT突入後
突如大爆発が起こり
SATの1個小隊が壊滅する…


基子派それとも美咲派?
なんてかる~い展開ではありません


キャラクター達が
自分たちの時空で語る訳ですが
唐突に
理解不明な人物が登場し
語り始めます
しかも
その語り部の置かれた状況が
あまりにも…

だれ~
いつ~
どこ~

そして
洗脳とはちょっと違うけど
‘新世界秩序’に魅入られた人間特有の
温度のない笑みをする人間が増えてしまいました
予想通り
基子の心に
‘氷の世界’が訪れてしまいました
ある意味
伊崎基子覚醒です!

話は
どんどん大きくなって参ります
グロイ描写てんこ盛り
結構しいてしまう台詞もあった…


美咲の軟弱さに
イライラしつつ
3では
彼女の精神や行動が
救いになるんだろうなぁ~
そうでないと
逆に困る

と思いつつ

次に進みます


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