時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

みをつくし料理帖3 ~想い雲~ 21

2014-06-11 | 読書
土用の入りが近づき
澪は
暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた
そんなある日
戯作者・清右衛門が
版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる
澪の料理に感心した
食道楽の坂村堂は
自らが雇い入れている
上方料理人に是非この味を覚えさせたいと請う
翌日
さっそく現れた坂村堂の料理人は
何と
行方知れずとなっている
天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた
富三だったのだ
澪と芳は
佐兵衛の行方を富三に聞くが
彼の口から語られたのは
耳を疑うような話だった

豊年星 ―「う」尽くし
想い雲 ― ふっくら鱧の葛叩き
花一輪 ― ふわり菊花雪
初 雁 ― こんがり焼き柿

四編収録



このシリーズは
既に9巻が
文庫本として
世に出ているそうな
1巻「八朔の雪」
2巻「花散らしの雨」
これは
ドラマでチラッと
内容知ってしまいましたので
「想い雪」の3巻から
読む事にしました

実直な料理人だった佐兵衛が
花魁に入れあげて
店を潰し
挙句の果てに
その花魁を手にかけた!?
と思ったら
そうじゃなかったらしく
一安心

女料理人として
真っ当な道を歩もうとする
澪の前に
一難去ってはまた一難

ですが
そこは‘なにわ’女
へこたれません
芳のご寮さんや
つる屋の主・種市をはじめ
翁屋の料理番・又次
謎の浪士・小松原
心強い存在に囲まれ
頑張っております

どんな時代になろうとも
食が人を創る
不変の法則!

澪と又次が
吉原で料理屋を開く
なんて展開もあり?
と思ったけれど
二人とも
或る意味
あさひ太夫(野江)
一筋だから
互いが異性として
心を通わせる
と言う展開はないわ~

それじゃ~
浪人風ではありますが
それなりの身分みたいな小松原と
両想いっぽしなぁ~
武家に嫁ぐ道もあり?
嫁いじゃったら
天満一兆案の再興は?
つる屋は?
あさひ太夫は?
その前に
料理人としての
道は?

個人的は
あさひ太夫が野江として
又次と人生と歩み
小松原と澪が
夫婦になって
つる屋を大きくしていくとか~
と言う
展開を望む訳ですが
無理だろうね~~


そうそう
先週でしたか
テレビ朝日で
「みをつくし料理帖」が
放送されました
ちょいと
楽しみにしていましたが
演出が下手くそなのか
脚本がしょぼいのか
主役が大根なのか
原作の良さ
台無し~~~

も~イライラ イライラ イライラ

最悪でした

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