時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

みをつくし料理帖7 ~夏天の虹~ 26

2014-07-04 | 読書
料理は
私の生きる縁(よすが)です
どうあっても
それを手放すことはなど出来ません
この命ある限り
ひとりの料理人として存分に
料理の道を全うしたいのです

その道を選ぶのだな

はい

そうか
相わかった
ならば
その道を行くのだ
あとのことは何も案ずるな
お前は誰にも何も言わずとも良い
全て
俺になませておけ

良いか澪
その道を行くと決めた以上
もはや迷うな
道はひとつきりだ


           冬の雲雀~滋味重湯~より抜粋

 

のっけから
下がり眉こと澪を
小松原こと
小野寺数馬との別れのシーン

美緒が予想した
数馬が
妹の早帆の子供を
小野寺家に
養子として向かい入れ
自身は
武士をすて
町人として澪と共に生きる
なんて言う
夢の筋書きはあるはずもなく…

頭でわかっていても
数馬が嫁を取る
と言う現実に
澪は打ちのめされます
小野寺家へと向かう
嫁入り行列に遭遇した澪は
味覚を失い
身も心もズタズタ
自ら選んだ道ですからね~

それだけでも
辛い展開なのに
ダメ押しで
又次さんが
あんな形で
唐突にシリーズから
姿を消すとは…
涙で文字が読めません
辛過ぎる
余りにも
劇的過ぎですよ…

シリーズが
佳境に入ってきたとは言え
この展開…
されど
あくまでも
澪が
料理人を生業として
一本立ちするのがメインであり
併せて
あさひ大夫が
野江として生きる道を
開くと言うのが
唯一の
オプションな訳で
そうなると
男はいらんわなぁ~

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