姫川玲子シリーズ3 ～シンメトリー～ 4

百人を超える死者を出した列車事故
原因は
踏切内に進入した飲酒運転の車だった
危険運転致死傷罪はまだなく
運転していた男の刑期はたったの5五年

目の前で死んでいった
顔見知りの女子高生
失った自分の右腕
元駅員は
復讐を心に誓うが…

　　　　　　　　『シンメトリー』より

他
『東京』
『過ぎた正義』
『右では殴らない』
『左だけ見た場合』
『悪しき実』
『手紙』
警視庁捜査一課刑事
姫川玲子が関わった
7つのエピソードが収録されております


姫川玲子警部補ぉ～
お久しぶりです！

7つのエピソードは
玲子さんが活躍する
「ストロベリーナイト」
「ソウルゲイジ」
の前後に起こった事件です
なので
彼女の天敵となる
日下守も
単なる同業者としてサラッと
登場するのみ！

菊田和男も
当時は階級が玲子よりも上！
恋愛の文字はまだ登場せず！
井岡博満は
その名前すら登場せず！

ですが
玲子さんの千里眼と申しますか
潜在能力の高さを伺わせるエピソード
てんこ盛りです

特に
『過ぎた正義』には
サブタイトル‘エピソード・0(ゼロ)’
と付けたいくらい
倉田修二 姫川玲子
今後の展開が
非常に楽しみな感じの終わり方でした

第4巻「インビジブルレイン」
こちらの文庫化が
待たれる次第です