デンマークの王子ハムレットの父王が急死
その2ヶ月足らずの後に
新国王となった王の弟
クローディアスと
ハムレットの母
王妃ガートルードが再婚した
父の死と
早過ぎる再婚により憂いに沈む
ハムレットのもとへ
腹心の友ホレイシオが
父王にそっくりの亡霊が
城壁の上に現れたと知らせにくる
真相を確かめるべく
出かけたハムレットの前に現れた亡霊が
私はクローディアスに毒殺された
と告げる
クローディアスへの復讐を誓ったハムレットは
周囲の目を欺くため狂気を装う
その突然の変貌ぶりに憂慮する
クローディアスとガートルード
顧問官ポローニアス
その原因を
娘オフィーリアに対する恋煩いだと言う
狂気の真相を探ろうと
一同は
偶然を装い二人を出会わせるが
ハムレットは
心配するオフィーリアを冷たく突き放すのだった
やがて
ハムレットが
亡霊の言葉が真実であったと確信を得たその夜
ガートルードの寝室に呼ばれるが
母と口論になり
物陰で身を潜めていた
ポローニアスを刺殺してしまう
この事態に
身の危険を感じたクローディアスは
ハムレットをイングランドへ送り出す
悲しみのあまり
オフィーリアは狂乱
復讐に燃える兄
レアーティーズは父の仇を討つことを誓う
その頃
討たれた父の土地を奪還する為
ノルウェーの王子・フォーティンブラスの軍隊が
ポーランドへ侵攻しようとしていた
ご存じ
シェークスピア『ハムレット』です
演出:サイモン・ゴドウィン
ハムレット:岡田将生
オフィーリア:黒木華
レアティーズ:青柳翔
フォーティンブラス:村上虹郎
ボローニアス:山崎一
ガートルード:松雪泰子
クローディアス:福井貴一
言わずもがな
岡田さんは
映画『天然コケッコー』で
鮮烈なデビューを飾り
コンスタントに
映画やドラマでご活躍
そして
こちらも言わずもがな
名門
追手門学院高等学校・演劇部を経て
京都造形芸術大学
芸術学部映画学科俳優コースで演技び
野田秀樹 蜷川幸雄 栗山民也
名だたる演出家のもと
キャリアを積んできた
近年珍しく
基礎からしっかり学んだいる
エリート女優
黒木華さん
お二人の舞台は
皆既食~Total Eclipse~(2014_11_30)
THE CRUCIBLE るつぼ(2016_10_28)
以来の観劇となります
同学年の二人が
シェークスピア『ハムレット』
ハムレットとオフィーリア
演じますかぁ~
2014年 皆既食
2015年 ウーマン・イン・ブラック〈黒い服の女〉
2016年 ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン
2018年 ニンゲン御破算
岡田さんは
ほぼ年に1本の割合で
舞台出演していたようですね
今年は
「ハムレット」の後
「ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~」
シアタークリエ(2019.8.14~8.27)
控えております
あぁ!
『皆既食』再演するなら
アルチュール・ランボー役
北村匠海さんか中尾暢樹さんに
お願いしたいかなぁ~
美しさだと
新田真剣佑さんなんだけど
ちょいと鍛え過ぎ
『きのう何食べた?』のジルベール役を
演じている
磯村勇斗さんもいい!
菅田将暉さんは
無難に演じてしまいそう…
ハムレットに
尼寺へ行け~
と拒絶され
父親を
ハムレッ0トに
刺殺され
精神を病んでしまう
黒木オフィーリア
流石です
狂気を好演(と言うのも何ですが)
良かったです
ただ
黒木さんは
ウィリアム・シェークスピアより
アントン・チェーホフっぽい
それだけ
『るつぼ』での好演が
強烈に
残っているからなのかも…
そして
デンマーク港近くて
ポーランドに向かう
ノルウエイ王子フォーテインプラスと
イングランドに向かう
ハムレットが遭遇
その後
最後の場面に
再び
フォーテインプラスが登場します
しかも
悲惨な殺戮の後…
『ハムレット』の空気感を
ワンランクアップさせるか
現状維持に留めるか
ワンランクダウンするかは
村上虹郎さん演ずる
フォーティンブラスに
かかっていました
…
大丈夫でしたよ
と言うか
アルチュール・ランボー役
村上虹郎さんもあり!
と思考が
あらぬところに
飛んでしまいました
気になったところでは
オフィーリアが埋葬さえる所に
ハムレットがあらわれて
オフィーリアを愛していた
と叫ぶんですけど
すみません
σ(^_^;)には
岡田ハムレットが
黒木オフィーリアを
愛していたようには
思えません(見えません)でした
『ハムレット』の時代は
1600年から1602年
近世ヨーロッパの頃です
ですが
後半
ハムレットとレアティーズが
剣の試合をするシーンでは
ふたりとも
現代のフェンシング防具を身に纏い登場
勝負と言うより試合
衣装や舞台背景を含め
あまり固執していないようでした
それはそれで
良いんですけど
陰謀関係者
全員死んた所に
古典的な衣裳の
フォーティンブラスが
登場しちゃいてて
これは
正直
違和感ありました
そして
今更なんですけど
前国王殺害のシーンを
役者に上演させ
義理父・クローデイアス王を殺す
絶好のチャンスも自ら放棄
ボローニアスを殺したことで
イングランドへ逃亡
が
義理父・クローデイアス王の企みで
身に危険が及ぶことを知ったハムレットは
デンマークに引き返しました
その後
偶然
オフィーリアの死を知り
レアティーズと剣を交える展開となりますが
実のところ
帰国したハムレットは
何をしたかったんでしょう
前国王殺害に
ハムレットの母関与していたんでしょうか
ハムレットは
狂気を装う必要あったんでしょうか
前国王の願いである
義理父・クローデイアス王の復讐を
実行したい!
しなければならない!
でも出来ない!
人を殺めることへの罪悪感もある
母の心変わりに対する
憎悪・嫌悪と同時に
母への変わらぬ愛
ジレンマに陥ったハムレットは
オフィーリアを巻き込みたくないが為
彼女を拒み
尼寺へ行け!なんて
辛辣な言葉を浴びせたんでしょうけど
伝わらなかったね~
やることなすこと
何だか
中途半端なハムレット
最後まで
不憫なハムレット
これまで
『ハムレット』何本か
舞台観劇して参りました
岡田版ハムレット
新鮮でした
苦悩の末
デンマークを
フォーティンブラスに託して
死すわけですが
σ(^_^;)
うるうるしてしまいました
『ハムレット』で
泣けるとは思わなんだ
画像はORICON NEWSより引用しています
その2ヶ月足らずの後に
新国王となった王の弟
クローディアスと
ハムレットの母
王妃ガートルードが再婚した
父の死と
早過ぎる再婚により憂いに沈む
ハムレットのもとへ
腹心の友ホレイシオが
父王にそっくりの亡霊が
城壁の上に現れたと知らせにくる
真相を確かめるべく
出かけたハムレットの前に現れた亡霊が
私はクローディアスに毒殺された
と告げる
クローディアスへの復讐を誓ったハムレットは
周囲の目を欺くため狂気を装う
その突然の変貌ぶりに憂慮する
クローディアスとガートルード
顧問官ポローニアス
その原因を
娘オフィーリアに対する恋煩いだと言う
狂気の真相を探ろうと
一同は
偶然を装い二人を出会わせるが
ハムレットは
心配するオフィーリアを冷たく突き放すのだった
やがて
ハムレットが
亡霊の言葉が真実であったと確信を得たその夜
ガートルードの寝室に呼ばれるが
母と口論になり
物陰で身を潜めていた
ポローニアスを刺殺してしまう
この事態に
身の危険を感じたクローディアスは
ハムレットをイングランドへ送り出す
悲しみのあまり
オフィーリアは狂乱
復讐に燃える兄
レアーティーズは父の仇を討つことを誓う
その頃
討たれた父の土地を奪還する為
ノルウェーの王子・フォーティンブラスの軍隊が
ポーランドへ侵攻しようとしていた
ご存じ
シェークスピア『ハムレット』です
演出:サイモン・ゴドウィン
ハムレット:岡田将生
オフィーリア:黒木華
レアティーズ:青柳翔
フォーティンブラス:村上虹郎
ボローニアス:山崎一
ガートルード:松雪泰子
クローディアス:福井貴一
言わずもがな
岡田さんは
映画『天然コケッコー』で
鮮烈なデビューを飾り
コンスタントに
映画やドラマでご活躍
そして
こちらも言わずもがな
名門
追手門学院高等学校・演劇部を経て
京都造形芸術大学
芸術学部映画学科俳優コースで演技び
野田秀樹 蜷川幸雄 栗山民也
名だたる演出家のもと
キャリアを積んできた
近年珍しく
基礎からしっかり学んだいる
エリート女優
黒木華さん
お二人の舞台は
皆既食~Total Eclipse~(2014_11_30)
THE CRUCIBLE るつぼ(2016_10_28)
以来の観劇となります
同学年の二人が
シェークスピア『ハムレット』
ハムレットとオフィーリア
演じますかぁ~
2014年 皆既食
2015年 ウーマン・イン・ブラック〈黒い服の女〉
2016年 ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン
2018年 ニンゲン御破算
岡田さんは
ほぼ年に1本の割合で
舞台出演していたようですね
今年は
「ハムレット」の後
「ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~」
シアタークリエ(2019.8.14~8.27)
控えております
あぁ!
『皆既食』再演するなら
アルチュール・ランボー役
北村匠海さんか中尾暢樹さんに
お願いしたいかなぁ~
美しさだと
新田真剣佑さんなんだけど
ちょいと鍛え過ぎ
『きのう何食べた?』のジルベール役を
演じている
磯村勇斗さんもいい!
菅田将暉さんは
無難に演じてしまいそう…
ハムレットに
尼寺へ行け~
と拒絶され
父親を
ハムレッ0トに
刺殺され
精神を病んでしまう
黒木オフィーリア
流石です
狂気を好演(と言うのも何ですが)
良かったです
ただ
黒木さんは
ウィリアム・シェークスピアより
アントン・チェーホフっぽい
それだけ
『るつぼ』での好演が
強烈に
残っているからなのかも…
そして
デンマーク港近くて
ポーランドに向かう
ノルウエイ王子フォーテインプラスと
イングランドに向かう
ハムレットが遭遇
その後
最後の場面に
再び
フォーテインプラスが登場します
しかも
悲惨な殺戮の後…
『ハムレット』の空気感を
ワンランクアップさせるか
現状維持に留めるか
ワンランクダウンするかは
村上虹郎さん演ずる
フォーティンブラスに
かかっていました
…
大丈夫でしたよ
と言うか
アルチュール・ランボー役
村上虹郎さんもあり!
と思考が
あらぬところに
飛んでしまいました
気になったところでは
オフィーリアが埋葬さえる所に
ハムレットがあらわれて
オフィーリアを愛していた
と叫ぶんですけど
すみません
σ(^_^;)には
岡田ハムレットが
黒木オフィーリアを
愛していたようには
思えません(見えません)でした
『ハムレット』の時代は
1600年から1602年
近世ヨーロッパの頃です
ですが
後半
ハムレットとレアティーズが
剣の試合をするシーンでは
ふたりとも
現代のフェンシング防具を身に纏い登場
勝負と言うより試合
衣装や舞台背景を含め
あまり固執していないようでした
それはそれで
良いんですけど
陰謀関係者
全員死んた所に
古典的な衣裳の
フォーティンブラスが
登場しちゃいてて
これは
正直
違和感ありました
そして
今更なんですけど
前国王殺害のシーンを
役者に上演させ
義理父・クローデイアス王を殺す
絶好のチャンスも自ら放棄
ボローニアスを殺したことで
イングランドへ逃亡
が
義理父・クローデイアス王の企みで
身に危険が及ぶことを知ったハムレットは
デンマークに引き返しました
その後
偶然
オフィーリアの死を知り
レアティーズと剣を交える展開となりますが
実のところ
帰国したハムレットは
何をしたかったんでしょう
前国王殺害に
ハムレットの母関与していたんでしょうか
ハムレットは
狂気を装う必要あったんでしょうか
前国王の願いである
義理父・クローデイアス王の復讐を
実行したい!
しなければならない!
でも出来ない!
人を殺めることへの罪悪感もある
母の心変わりに対する
憎悪・嫌悪と同時に
母への変わらぬ愛
ジレンマに陥ったハムレットは
オフィーリアを巻き込みたくないが為
彼女を拒み
尼寺へ行け!なんて
辛辣な言葉を浴びせたんでしょうけど
伝わらなかったね~
やることなすこと
何だか
中途半端なハムレット
最後まで
不憫なハムレット
これまで
『ハムレット』何本か
舞台観劇して参りました
岡田版ハムレット
新鮮でした
苦悩の末
デンマークを
フォーティンブラスに託して
死すわけですが
σ(^_^;)
うるうるしてしまいました
『ハムレット』で
泣けるとは思わなんだ
画像はORICON NEWSより引用しています