時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

〈ジウ〉サーガ5 ハングHang 32

2012-11-27 | 読書
警視庁捜査一課の堀田班
宝飾店オーナー殺人事件の容疑者を
自供により逮捕
だが
公判では自白強要があったと証言され
翌日
班の刑事の一人が首を吊った姿で見つかる
そして更なる死の連鎖が…
刑事たちは
巨大な闇から仲間を
愛する人を守ることができるのか

冒頭が
8月も終わりの海岸シーン

刑事部捜査第一課五強行犯捜査特別捜査第一係
通称「堀田班」のメンバー達の
つかの間の休息のシーン
しかも
恋愛トライアングル的雰囲気を
大いに漂わせておりました

迷宮入りした
宝飾店オーナー殺しの再捜査にあたった
警視庁捜査一課「堀田班」の
突然の解体命令
それを発端に
誉田哲也ワールド全開~

植草利巳の自殺に
疑問を感じた津原英太は
「堀田班」解体の一件後
フリーの記者に転職した小沢駿介と共に
真相究明に奔走し始めた

そして浮かび上がった
新事実
馳卓(はせすぐる)なる人物の存在!
そんな矢先
元堀田班の大河内守と
植草の妹・遥に魔の手が…

明らかにされる陰謀に絡む人物が
悲しいことに
堀田班のまわりにうじゃうじゃ…
保身のために
身内を陥れる無常さに

え~お前もか!?

警察庁元幹部
警視庁元幹部
そして
現役幹部を巻き込んだ
陰謀が
心優しき男
津原英太の人生を人格を
豹変させていくのでありました

現実世界でも
絶対
ありそうな話なので
居た堪れないと申しますか
嫌~な気持ちになってしまった…

正義の男・津原英太と
悪の権化・馳卓が
次第にリンク?

津原英太の
余りに救いのない未来

正義のために
自ら闇に落ちていく津原に
いつの日か
救済の時が訪れることを
願わずにはいられない







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