時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

みをつくし料理帖1~八朔の雪~35

2015-09-25 | 読書
神田御台所町で
江戸の人々には馴染みの
薄い上方料理を出す「つる家」
店を任され
調理場で腕を振るう澪は
故郷の大坂で
少女の頃に水害で両親を失い
天涯孤独の身であった
大阪と江戸の
味の違いに戸惑いながらも
天性の味覚と負けん気で
日々研鑽を重ねる澪

しかし
そんなある日
彼女の腕を妬み
名料理屋「登龍楼」が
非道な妨害をしかけてきた



全10巻
3巻目から読みだしたんで
今更…
とは思いつつ
1巻読んでみました

後々の展開が
分かっちゃ~いるが
下がり眉こと澪
小松原がこと
「土圭(時計)の間」の小野寺数馬
身分の違えはあれど

「武士の献立」のお春と
舟木安信
のように
夫婦になろうと思えば…
でも
澪の料理は
小野寺だけを立てるための
料理じゃなかいからね~

でも
いっか…
源斉先生いるし

展開わかってて
読むのも
楽しいっちゃ~
楽しい

高橋一生さんが演じた又次さん
かっこ良かったなぁ~
平岡祐太さんの源斉先生も
爽やかで良かった…
とドラマの映像を
思い出しながら
読み進めるのも
これまた一興

澪の作る
「ぴりから鰹田麩」
「とろとろ茶碗蒸」
巻末付録に
レシピが掲載されています
作ろう思えば
作れるのだが…

食べたい
でも
出汁から
丁寧に作るのもなぁ~
ジレンマ

運命に苛まれ
翻弄されながら
自分の人生を
切り開いていく
2人の乙女
‘雲外蒼天(うんがいそうてん)’の運命を持つ澪
そして
旭日昇天(きょくじつしょうてん)’と言う
天下取りの強運の相の持ち主であると予言された野江

二人の
幼い頃の話から
じっくり
読み直してみたいと
思います

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