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Le Grand Palais
1900年
パリ万国博のメイン会場として建てられました
鉄骨とガラス張りの丸屋根は
異彩を放ちます
そして
1966年
企画展専門の美術館としてオープンした
Galeries nationales du Grand Palaisで
「Expo Marie-Antoinette」見てきました
入場料11.50€
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/85/6223a93c90984223b021fba89a7a0cf1.jpg)
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フランスでは
人気のなかった王妃ですが
コミック
「ベルサイユのバラ」の影響もあり
日本からの逆輸入
昨今再び
注目を浴び始めているそうです
展示は
ウィーンで育った幼少期
フランス王妃の時代
それ以降と言う
3部構成になっています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b1/b986840b11d717cedd216a07d7610eba.jpg)
母である
オーストリア大公マリア・テレジアと
父
神聖ローマ皇帝フランツ1世シュテファンをはじめ
沢山の家族に囲まれる
揺りかごの中で微笑むマリー・アントワネットの絵画が
迎えてくれました
マリア・テレジアは
ダイヤと言った宝石よりも
日本や中国の漆器・陶器を大変お好きだったらしく
娘が嫁ぐにあたり
富士の描かれた蒔絵を施した飾り棚や
平安時代の貴婦人の後ろ姿を描いた漆器の小箱などを
嫁入り道具に持たせたようです
1700年以降の品々でしたから
日本では
5代将軍徳川綱吉の時代あたりでしょうか?
どんな経由で
これらの品々が海を渡り
オーストリアの地に渡ったのか解かりませんが
日本の工芸品が
遠い昔から異国の地で愛され
大切にされていたのは
とても嬉しかったです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/5e/f0d90a8c5b25696d9d418786d763365f.jpg)
また
先月
訪れて実際に見てきた
マリー・アントワネットの離宮の
マールボロの塔
酪農小屋
愛の神殿
洞窟とあずま屋の風景画も数点あり
のんびりとした美しい風景を
再び思い出して余韻に浸りました
本来ならば
ヴェルサイユ宮殿に
展示されている
マリー・アントワネットと
二人の皇太子と妃の絵画は
こちらで見ることができます
が
ヴェルサイユ宮殿と
幽閉された牢獄で使われていたであろう調度品を
続けてみると
あまりの落差に
言葉もでません
天と地
それ以上の落差でした
マリー・アントワネットの人生は
激しい人生ではあったかもしれない
が
波乱万丈だけの生涯では
決してなかった
時代を
一気に駆け抜けて行った女性ではありますが
わずかであったにせよ
穏やかで静かな時の中に
身も心も委た時期が
確かにあったのだと
今回の展示を見て感じました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/95/299b2a15e6d4553ce09c42951d0e3d47.jpg)
絵画や食器
家具などの展示が多く
豪華な衣装な皆無でした
フランス革命の一因とも言える
「首飾り事件」のジュエリーが
唯一レプリカで展示されていたくらいです
大々的に
アナウンスしている
展示会の割りには
こじんまりとしたと申しますか
控えめな印象が残りました
フランス革命後
マリー・アントワネットに関する品々が
消失して
残存していないと言うことなのでしょうか?
入場料5€くらいで
妥当だと思います主催者さん…