韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

今人気のテレビ番組「男の資格」から

2010-10-06 14:03:14 | 韓国あれこれ
KBS娯楽プロ「男の資格(남자의 자격)、ハーモニー(하모니)」


 最近、韓国で話題になっているのが「男の資格、ハーモニー」という娯楽番組で合唱団の指導をしたパク・カルリン先生です。韓国人の父とアメリカ人の母をもつ彼女は韓国のミュージカル監督の第一人者。彼女が2ヶ月間にわたって、タレントや新人歌手などで構成された混声合唱団を指導し、コンクールに出場するまでがドキュメントスタイルで放映され、シンドロームを引き起こしています。

 ユーチューブに関連動画がたくさんアップされていますが、その中でもソプラノのソロパートを担当したペ・ダヘ、ソヌの二人の新人歌手への指導の様子がアップされていました。
韓国語が分らなくても、見てください。はじめは自信がなく、視線もあちこち動いていたベ・ダヘですが、パク先生の指導でどんどん変わっていく様子が放映されました。

 このほかにも練習の様子やコンクールの様子など、いろいろな動画があります。ユーチューブで検索して(남자의 자격/ 남격をコピーして)、ご覧になってください。韓国の娯楽番組もなかなかのものです。

 この歌「ネッラ・ファンタジア」、いい歌ですね。

  



よみがえれ!有明海裁判を傍聴しました

2010-10-06 12:09:16 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
 4日は忙しい一日でした。 

 朝、8時から県庁の前でビラまき。12時ごろがら鉄橋でビラまき、その後裁判所までパレードを行い、1時半から裁判所の前で集会、2時から裁判傍聴、3時半ごろから報告集会、4時に報告集会を途中で退席し、4時25分の特急で博多へ。7時ごろ福岡空港でチェックイン、9時の飛行機でインチョン空港、10時半ごろインチョン空港に到着、家に着いたのが1時過ぎでした。

 

 長崎県庁前で朝のビラまきです。マイクを握っているのが全国公害弁護団連絡会議の中杉弁護士です。後ろで横断幕を持っているのが長崎県議の堀江ひとみさん。ようやく社民党も潮受け堤防の開門の賛成派になったとか。開門派が少しずつ増えていると言っていました。

 

 この横断幕には「有明海を再生し、漁業・農業を両立させるために諫早湾排水門を早急に開門してください」と書かれています。ここで、諫早の問題を整理してみましょう(間違えていたらチェックをお願いします)

 諫早湾干拓の潮受け堤防の中は干拓地と淡水化した調整池に分かれています。河の水が流れてくるため調整池は海水より-1メートルの水位に維持され、干潮のときに水門が開いて調整池の水が海に捨てられるわけです。この堤防が出来たため潮の流れがなくなり、調整池の淀んだ水が排水されるため諫早湾の海水が汚染、その結果漁業もダメになったわけです。
 
 原告の主張は、農業用水は別の水源を確保したうえで、開門して海の水を調整池に入れて水質を改善する、というもの。そのため、「漁業・農業を両立」という言葉があるわけです。

 
 
 ビラまきをするイ・ジョンイル弁護士。韓国では弁護士自らビラまきをすることは珍しいそうです。

 

 長崎県庁の前に集まって、記念写真。朝のビラまきにも地元のテレビ局が2、3来ていました。

 

 お昼に行ったビラまき、ここは長崎の繁華街、鉄橋の上。マイクを握っているのがラムネットの共同代表でもある弁護士の堀良一さん。昼休みのビラまきを終えてから、裁判所までパレードもしました。

 

 1時半から裁判所の前で集会を行ってから、裁判所に入ります。最終弁論には原告団長の松永秀則さん、副団長の平方宣清さんが陳述を行いました。

 判決は3月29日です。いいニュースが届くように祈っています。
 

諫早干拓反対の集会に参加

2010-10-06 01:07:00 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
 先週の土曜日から月曜日まで、2泊3日のハードスケジュールで韓国の4大河川事業の裁判を担当しているイ・ジョンイル弁護士と一緒に福岡と長崎に行ってきました。今まで「よみがえれ!有明訴訟」のことは少し聞いていましたが、実際に現地を訪れるのは初めてです。

 今回に日本行きは、長崎地裁での裁判が結審を迎えるので、その前日に大きな集会を行うことになり、韓国の代表が挨拶をすることになり、通訳兼コーディネータで行くことになったわけです。

 最初はイ・ジョンイル弁護士との二人で行く予定でしたが、週末なのでイ弁護士の家族も同行することになり、初日、福岡での夕食会は後藤弁護士の家族と後藤先生の友人の家族まで合流し、大人7名、子供8名という大所帯での食事会になりました。イ弁護士の一番下の子供と後藤先生の末っ子がおなじ2歳で、言葉も必要とせずに、あっという間にいっしょに遊んでいました。

 さて、翌3日は朝9時発の特急で長崎に行きます。JRの特急に乗るなんて、何年ぶりかな。博多の駅ではいろいろなタイプの列車を見れて、楽しませてもらいました。長崎に着くと第2回4大河川市民視察団に参加した魚住先生とバッタリ。一緒に、ちゃんぽん&皿うどんを食べに中華街へ。

  

 真ん中が後藤弁護士、右が魚住弁護士。有名な江山楼の2階ですが、不思議ですね。中華料理を食べるところが畳の部屋で、お姉さんたちも和服姿。ちょっとカルチャーショックでした。ちゃんぽんと皿うどんは、やっぱり本場の味。とても美味しいですね。

 さて、腹ごしらえをしたので、集会の場所へ。場所は長崎駅近くの教育文化会館。定員150の会場に200名以上が集まり、熱気にあふれた集会です。各地の挨拶のトップバッターがイ・ジョンイル弁護士。諫早の潮受け堤防の開門を断固支持し、長崎での判決は韓国の司法にも影響を与えると思うので、ぜひ勝っていいニュースを伝えてほしい、と挨拶。

 

 熱心に挨拶を聴いてきるイ・ジョンイル弁護士。僕が隣で通訳していました。イ弁護士はハンセン病の患者救済の裁判も担当したことがあり、日本にも会ったことのある弁護士が何人かいるそうです。

 

 熱弁をふるう弁護団長の馬奈木弁護士。水俣病裁判をはじめ反公害・環境保全の裁判に関わって40年のベテランです。この後の交流会で、弁護団はみな無報酬で行っていると聞いてびっくりしました。 

 

 ぎっしり埋まった会場。韓国西海岸湿地ツアーで知り合った顔見知りもいました。やはり、原告と弁護団、そして支援の人たちが協力しながら裁判を行っているのが印象的でした。イ弁護士も韓国ではなかなか見られないことだと、感想を述べていました。
 この集会が終わってから、裁判所の近くのすし屋兼居酒屋で交流会。高尾山の保全をしている橋本さん、水俣病原告団の大石さん、原告の室田さん、弁護士の吉野さんなど多くの人たちと意見交換ができて、とても勉強になりました。こんな現場のリアルで有意義な声を、日本と韓国で共有できたらお互いの運動の大きなエネルギーになると痛感しました。(4日の結審へ続く)
 

  

釜山の高層ビルで火災が!

2010-10-03 00:49:29 | 韓国あれこれ
 日本テレビニュース

 おととい釜山の高層ビルで火災が発生、わずか30分の間に4階から37階まで燃えてしまいました。

 釜山のヘウンデという海岸の近くのこのエリアには高層ビルが立ち並び、釜山のカンナムと呼ばれるほど、開発が進んだところ。住居・商業施設の複合ビルで、ソウル市内にもあちこちにあるタイプの高層ビルです。この複合ビルの特徴の一つが、ベランダがないこと。韓国のアパートには幅1メートルから1.5メートルほどのベランダがあり、ここが防火エリアになっていますが、このようなベランダが高層ビルにはありません。そのため、下の階の火がまたたくまに上の階に燃え移り、あっという間に37階の最上階まで燃えてしまったわけです。

 亡くなった方がいないのが不幸中の幸いでしたが、ビルからは燃え尽きた壁の建材やガラス窓が落ちてきて、ビルの周りはまるで市街戦のあった戦場みたいです。また、一般のアパートと違って管理体制が十分でなく、火事の発生をまったく知らなかった住居人もいたそうです。

 ついこの間も書きましたが、ソウルではすでに40階~50階の高層ビルがあちこちにありますし、2015年ごろには500メートル級の高層ビルが4つも完成する予定です。韓国には地震がほとんどないので、気楽に高い建物を建てるのでしょうか。それにしても、高層ビルは火事に弱いことは子供にも分ること。そろそろ、見直す必要があるのではないでしょうか?