漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
営業時間:10時~16時

風の日に回鍋肉

2011-02-18 22:06:00 | 冬の野菜料理
金曜日は環は営業しておりますが、ミキエッティは研修の日で、
月三回は太極拳のお稽古
月一回はフェルデンクライスメソッドと漢方の勉強会へ参加しています。

今日は月一回のお楽しみディ♪
午前の漢方の勉強会は
花粉症の講義でした。
やはり、体表のバリア(衛気)を高める漢方薬は飛散前2ヶ月から飲み始めること。
これを前治といい、なる前に防ぐという考え方を未病先防といいます。
そして、花粉症が終わったあと一ヶ月はしっかり続けることと。
こちらは善後といいます。
環では、未病先防は耳タコなくらい、お知らせさせていただいていますが
善後のことをしっかりおすすめしていなかったので、
やはりこちらも重要なのだと再認識しました。

花粉症まっただなかは、バリアを高めるもの+発汗(解表)漢方を
あわせます。
バリアして、さらに邪気を追い出すというタッグ。

西洋薬で治療していると、症状は年々悪化をたどることを耳鼻科の先生も
いっているとのこと。
漢方薬で改善していくと、年々軽くなっていくということ。

環のお客様たちを拝見していても、皆さん年々軽くなられています。


さて、午後からはフェルデンクライスメソッドへ。大技系でした!
今日もまた新たなる大陸を自分の体の中に発見してしまいました。
股関節に大きな変化が生まれました。
上半身にも見知らぬつながりがあることを知り、大興奮!!

漢方では、臓器それぞれに精神が分担されていますが
(肝には理性、腎には志など)
フェルデンをやると、関節一つ一つにも、命が宿っているという気がします。

自分の体が、たくさんの人々からなる、一つの国にような気がしてくるのです。
誰かを無視したり、存在を認識しないと、その子はしっかり働いてくれない。
愛の対義語は無視。なんていいますが、まさに自分の体を愛すること、
興味をもつこと、意識を向けることの大切さをあらためて感じました。
結局、知っているものしか、見えないのです。
知らないものは、見えないのです。
だから、いかに知っているものを増やすかということ。

自分一人の体だけれど、多くのモノによって成り立っている。
そのメンバーの顔ぶれ、みんなに出会える日が楽しみです。

体の中のことは、目に見えなくても
感じることはできます。目でなはく、感じること。
目よりも、もっと確かかもしれません。

今日もすばらしいことをたくさん学ばせていただきました。
教えてくださった先生方と学べる環境に感謝です。
そして、こんなマニアックな日記を読んでくださる皆様に感謝です。

今日の夕飯です。
今日は、帰りに好きなお店によって、ある道具を買いました。
ずっと欲しいと思っていた、木でできた穴じゃくしが
近所の好きなお店に入荷したとの情報を得て!
すわ!

竹を炭焼きして作られています。
さっそく、お味噌をとく時に使いました。
とっても使いやす!

みそ汁鍋でなめこの味噌汁です。



でね、炭の匂いがする穴じゃくしなのです。
手に匂いが残るのです!
どんな匂いかといいますと、まさに
正山小種!!!いぶし系です。
紅茶好きの方はご存知だと思いますが、
紅茶マニアが愛するラプサンスーチョン。
まさにまさに、この匂いと同じです。

土鍋を使うようになって、土鍋との相性に金属の道具がどうにもこうにも
しっくりこない。
なんででしょうね?分からないけれど、道具がどんどん木製になっていっています。

それから、回鍋肉を作ろうと思っていたら、家にキャベツが
ちょっとしかなくて、ターサイを足しました。



春キャベツが出ると、回鍋肉が食べたくなります♪


今日は風が強かったですね。
春は風の季節。適度な風は体を養ってくれるのですが、
強すぎる風は、他の邪気を体に誘い入れやすくなります。
だので、今日は帰宅して、一番にお風呂に入りました。
表面に入った邪気を追い出す一番の方法は汗をかくこと。
お風呂で軽く汗をかくだけで、違います。

そして、薬膳的には辛味をとること。
今日の夕飯の回鍋肉には、生姜と胡椒と豆板醤を入れました。
(辛味といっても、食品によってはそんなに味は辛くないのに
辛味に分類されることもあります。葛とかね)
食後に桂枝を入れて煮たチャイを飲みました。

病気になる前に、一日一日をリセットしたり
一週間分を週末にリセットすると、元気を保てます。