漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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なつかしの白菜鳥団子春雨スープ

2011-02-17 21:40:17 | 春の肉料理
冬場の私の大好きな簡単あったかメニューの一つが
白菜と鳥だんごと春雨のスープです。もう何度作ったことでしょう。

これを知ったのは、高校生か大学生の頃だったと思いますが。
いまだに、ぱっとでてくるメニューはこのころ覚えた料理で、
私の中で一番底辺にあるように思います。

高校生の頃は、グラタンにはまると、暇をみつけてはグラタンを
粉と牛乳の配合量をちょっとずつ変えながら延々とつくり、
カレーにはまっては、スパイスや野菜をかえながら延々と作ったりしていました。

辛いのが大嫌いな環先生から、
もういい加減にしてくれ!とカレー禁止令が出されたりしました。

そういう環先生だって、私の幼少期には
チーズケーキにはまると、ひたすら焼きまくり、
マドレーヌ、バターロール、シュークリームとそれはそれはすごかった。
同じものが延々と続くのだ。
あきらめません飽きるまで。

いわば、「血」なんです。

昨日はその白菜と鳥団子と春雨のスープを作りました。
伊賀タジンに水を入れて、たくさんの白菜をざく切りにして入れます。
蓋して、ぐつぐつ。


この量も5~10分後には


しんなり。

鳥の胸のひき肉に、味噌と片栗粉を混ぜます。
水分は水で十分。水をいれ、昨日はえのきだけがあったので
えのきをみじん切りにして入れました。
ハンバーグなどもそうですが、よく牛乳をパン粉で浸していれたりしますが、
水で十分美味しくできますよ。むしろ牛乳くささがないから
ナツメグいらず!

とりだんごの種をつくります。


スプーン二本でこそげあいながら、丸くして、
お手軽にスープの中に落としていきます。
手が汚れなくてよい!





春雨を乾燥のまま入れちゃいます。戻すのが面倒だから。
でも、ちゃんと戻ってくれます。この時点でスープには味付けしていません。
生姜のすりおろしを入れて、
蓋をして、ちょっと煮たら、
塩と醤油で味付けして、食べる直前でごま油をたらします。
白菜も小ぶりなら丸一個入っても、食べられちゃいまっせ!




それから、
ひもひもこんにゃく人参を味噌汁鍋で



ひもかわこんにゃくと、人参をひも状に切り
炒めて、醤油とみりんで煮詰めます。
最初にこんにゃくに味をしみこませて、人参は少し
歯ごたえを残します。美味しいよ~~。

このひもひもを作った鍋をあけて、あらわずに
湯豆腐。



その他は、
かまどさんで炊く赤米黒米ご飯と
納豆とめかぶちゃんでした。

きょうはえのきだけを

えのきだけって、まっちろで、なんだか頼りないけれど

余分な痰をだして、解毒して、お通じをつけてくれます。

動脈硬化とか、脂質異常とか、肌あれにもいいです。

あの歯につまる感じがキライ!という、我侭なせっかちさんは
えのきを、みじん切りにしてお料理に使ってみてください。
または、ポタージュスープを作るときに
えのきだけを入れると、めっちゃ美味しいのができますぞ!

えのきの旨みってすっごく強いのだ!





ふわふわ綿雲どんぶり

2011-02-16 18:45:40 | 春の野菜料理
最近、毎日例の自作のジンジャエールの元をお湯で割ってのんでいるのですが
すこぶるいい感じなのです。
まず、便が変わりました。
ここん所、やや便溏ぎみ(便を流した後、便器に汚れが残ること)だったのが
綺麗に流れさるようになりました。えっへん!
そして、浮きます!
かさはどうかな?増えたような気もしないではないですが、
最近よく食べてるからかしら?
じつは、花粉症対策のみならず、乾姜には化痰作用があり、
余分な水を出す働きもあります。冷えをとり、余分な水をだす。
冷えで、体重が増えがちな方にもいいです。
いわゆる、色白で、ぽちゃぽちゃと太っている方ね。


昨日の夕飯です。

ふわふわ綿雲どんぶり~を伊賀タジンで



いわゆる、親子丼の鶏肉を入れる代わりに、絹ごし豆腐を
手でくずしながら入れるだけ。簡単なのに、おっいし~!

白菜の味噌汁。
このやる気のない写真。すみません。



ほうれん草の鰹節和え
鰹節を買ってきました!久しぶりの鰹節は美味しい!!
少しだけ、生姜のしぼり汁を入れます。


ほうれん草も、あと少しかな~。
しっかり食べておかねば。

ほうれん草のお話を。
ほうれん草は肝と胃によく、冬の野菜ですが、体を冷やします。
から、温める鰹節とか、生姜とかとあわせると丁度よいですね。
あと、体がほてって、じっとしていられないような方とか
血液不足の方におすすめです。
体のラジエーター(血や水など)が不足して、オーバーヒートぎみな方に
良いというわけです。





バレンタインお祝い飯

2011-02-15 19:46:24 | 行事お料理
ツモりました!麻雀ではないですよ。雪の話です!

開店前の環。軽く雪かきをして、集めた雪で雪だるまを作りました。
アイビーの葉で両目を。
ローズマリーでネックレスを。さらにアイビーでペンダントトップをつくり
雪だるま御前さん。
われながらとっても可愛くできて、通る人がほくそえんでくれたらいいなと願う。
仕事帰りの人が、夜見て、ちょっと癒されたりしたらいいなと思う。

夕方近くになって、下校中の小学校一年生くらいの男女3人が
雪だるま御前の前で足を止めて、キャッキャさわいだり、ツンツンしている。

子供たちが、気づいてくれたんだ~!と感激!!
遠目から微笑ましく見ていた。

と、次の瞬間。足で踏み潰しはじめたではないか!
男子一人と女子二人がこれでもか!と言わんばかりに頑張ってふんずけている。

しゃっ、きやつら、許すまじき!
ゴラア===!!と、まろびでるも、時すでに遅し。
あな悲し、可憐な雪だるま御前は、めっちゃくそになり、ただの雪と化していたのだった。

「あーあ、なんで踏んじゃったの?一生懸命つくったんだけどな~」っと
嫌味を言う大人、ミキエッティ。

少年「じゃあ、もう一回作ってあげるよ。」
と、黄色い鼻くそで鼻の穴をいっぱいにした男の子はニッと笑った。

まずは、一言謝らんかい!と内心思いつつ。
もういいよぉ、手も冷たいからさ。と、鼻くそに免じて許してあげる。

少年は踏み潰した雪の塊の半分を、手にとって丸い形にして
地面において、立ち去っていた。

その後、六年生の男子がとおり、塊になった雪をむんずを持ち上げて
持ち去って行った。

どっちにしろ、雪だるま御前のお命は、今日一日と持つ運命では
なかったのだ。おごれるものも久しからず。
通学路で作る雪だるまは、
源氏武者の前に平家の名のある公達たちを見せるようなもんです。

雪に楽しさや、興奮を覚える子供たち。
目の前にあること全てが遊び道具。
幸せの中で暮らしながら、幸せを見失った大人が多くいる世界で
子供は教師だな~と思ったのでした。

とはいえ、いやはや、今日は大人げなかった。あいすみませぬ。
(ちゃんと謝らない大人)


さて、昨日のバレンタインズデイの夕飯です。

まずはチョコレートは、環で一年に一回だけ売り出す
裏メニューチョコレートを。
これは、プレスというメーカーのウインターショコレート。
カカオや砂糖をフェアトレードで仕入れ、
乳化剤をつかわずに、丹念に練り上げたスイスのチョコレート。
劇物です。激ウマです。めったに食べませんが。
この売れ残りを買って帰りました・・・。笑



パッケージもとっても愛らしいので、包装も絵をいかしました。

それから、チーズケーキを作りました。
普通に作っても面白くないな~っと悩みながら帰宅し、電車の中で神がおりる!
イチゴを入れよ!と。
ゴロゴロ刻んでいたのですが、ミキサーを思い浮かび、ピュレにしました。

こんなにピンク!



クリームチーズも今年は、伊賀タジンで湯煎も楽々!



そんなピンク色も焼いてしまうと、分からなくなっちゃうんですが、
ゴロゴロも一部いれたので、部分的に赤くなっています。
ハーゲンダッツのイチゴのアイスみたいな感じに。



カットして、さらにイチゴと、ウインターチョコレートを添えて


この小鳥のお皿も環デザイナー、おこたママがデザインした一品です。
私のお気に入り。

メインのおかずは、サルティンボッカに。
お祝い日の我が家の定番です。

セージの葉を使います。

よく叩いて塩コショウしたヒレ肉につけます。



粉をまぶして、オリーブオイルで両面焼いて、ワインをそそぎ、牛乳を注ぐ
超簡単バージョン。



サルティンボッカとは、お口に飛び込むっていう意味なんですが、まさに!
本当は、セージの上から、生ハムをはります。
面倒な日ははぶきます。(お祝いなのに・・・・・)
つまり、なくても美味しい!!
セージは薄荷のような風味があります。こちらは省けません。

それから、沖縄産のズッキーニのパン粉焼き。
輪切りにして、一日干して(ほったらかして)
塩コショウして、パン粉を乗せて焼くだけ。
おいしーーんです。

ズッキーニを見て、
「あ、アッキーナだ」って言った人がいましたが・・・・。聞こえないふり。
その人は、下仁田ネギをみて「あ、下ネタネギだ」って外で言ったりしました。
これはどうも、本気っぽい・・・。

それから、ジャガイモのスープをみそ汁なべで


仕上げに、トマトとアンチョビペーストをほんの小指の先ほど。
これだけで、味がぐっと複雑になります。

禁酒中だけど、いただきもののワインをあけました。

私は一口。ううう、美味しい。

お花もかわいいのを飾りました。


さて今日はお祝いモードで
赤ワインの話でも。

赤ワインは体を温めます。
気の流れをよくし、ストレスをやわらげます。
精神をおだやかにしてくれます。

リラックス効果があるわけですね
あとは、動脈硬化予防や、がん予防、認知症予防にもなります。
飲みすぎは禁物ですが、
適度な赤ワインにはすばらしい効果が!

長々お読みいただきありがとうございます!












スネちゃまカレー

2011-02-14 19:10:06 | 春の肉料理
雪になりましたね。今日も。

皆様、
ハッピーバレンタイン!
雪のホワイトバレンタイン。
ホワイトデーみたいなバレンタイン。

この連休は、太極拳もお休みとさせていただきました。
車でお越しになる方がほとんどですし、
凍結していて、何か起こっては怖いなと。

やはり、その日は隣の市で道が凍結し衝突事故が起こっておりました。

「天人合一」自然と共に歩むこと。
抵抗せずに、お天気に従うことで、心穏やかにすごせるように思います。

というわけで、連休はのんびり本の虫になってすごしました。
単に本の読みたかったんだろうって?
ち、ちがいます!!

しかし、二日間も家にこもると、体が腐るかと思いました。
なんと、贅沢な。

昨日の夕飯です。
良いすね肉を見つけましたので、スネちゃまカレー

伊賀タジンでやると、鍋一つで一発で作れます。
まず、たまねぎをよく炒めて、片側によせて、
塩コショウして、粉をまぶしたスネちゃまを焼きます。
ここに直接赤ワインを投入



金美人参というオレンジ色の人参を使ってみました。



にんにくにクローブをさして、取り出しやすくしました。


2時間ことこと煮て出来上がり。


ニンニク救出ならず。。。。
カレー粉は、カレーの壷を使いました。
大匙3杯くらいかな。あと塩を小さじ1ほどです。



黒米赤米ごはんにとっても合います!

夫は三杯おかわり、私は二杯おかわり。わんこカレー。
スネちゃまがトロトロほくほくで美味しい・・・・・・。

金美人参のポテトサラダ


カットしたパンズをそえて、


今日は人参を
これから、春の季節は肝を養っていくと良いです。
人参は肝を補ってくれます。肺や胃腸にもいいです。
目にいいのは、有名ですが薬膳でもやっぱり目に良い。
消化不良にもよいです。特に子供の消化不良。
人参きらーいなんていってられまてん!

血中脂質の抑制って効果も。

あ、あの人に食べさせたいってきっとみんなが思っているかもしれませんね。

金美人参はとっても甘いです。
私は普通の人参の方が、好きかな~。
なんでも、けっこうクセやアクが強い味がすきです。

人も、男女共にアクの強い人、ちょっとひねくれた人が好きです。

れんこん村の恋物語

2011-02-11 10:15:17 | 春の魚料理
大きな鯵と出会いました。



なんとも美しい。
干物にしようと思ったのだけれど、
竜田揚げにしました。

三枚におろして


生姜醤油につけこんで、汁気をふきんでふいて、
のりで巻いて、片栗粉をつけて揚げます。
中骨は骨せんべいに。



青背の魚の一番好きな食べ方は
1 酢じめ
2 竜田揚げ
3 塩焼き

かもしれない。

それから、れんこんを
れんこんや、ゴボウは剥いたらすぐに、酢水につけます。
こんなにモノグサな私でも。
白い野菜たちってすぐ変色しますでしょ?
れんこん、ゴボウ、りんご、バナナなどなど。
これは、白い野菜や果物に多く含まれるポリフェノールという男子と
酸化酵素のポリフェラーゼという女子のカップルが調理過程で恋に
落ちてしまうと茶色くなっちゃうわけですね。
だから、最初に水につけてこの子たちをさっさと追い出して、村八分にしてしまおうという。
これがいわゆる、「あくぬき」という嫌がらせです。

塩水につけてもいいけれど、酢水につけると、酸というのはいわば母親ですね
このカップルの間に割って入り、
「ポリフェノール、いい加減に目を覚ましなさい!そんな女朗はいけません!」と、二人の間をさくというわけです。
母の強い還元力で、恋に酔ったポリフェノールを引き戻すわけです。
なんとも、痛々しい。大人の考えそうなことです。

美しい女子というのは、何もポリフェラーゼちゃんだけではないわけですよ。
鉄子というのがいまして、彼女もポリフェノール狙いなんですね。
たとえば、ステンレスの包丁やボール、鋼の包丁からも鉄子は
押してきます。
研ぎたての包丁なんてもってのの他!
それでも、酢水につけると、色はもどってきます。できれば
酢水で煮るとより、もどりやすい。
白い野菜や果物を調理するときは、どうぞ鉄子にお気をつけあそばせ。

というわけで、れんこん!ですわよ。

酢水にはなっておいたので真っ白。時間は20秒か30秒ほどなもんです。

これがみそ汁鍋で煮ると
かさがこんなに減ります。
水を入れずに、炒めて、蓋をしておくだけです。
かさがへってから、醤油とみりんで味付けします。



レンコンのしょうゆ炒め。
本当はかつおぶしで炒めるのが、子供の頃からの大好物ですが、
鰹節をきらしておりまして・・・・。雑魚でもおいしかったです。

それから、
黒米赤米入ごはんのお稲荷さんを作りました。

ご飯



寿司酢を加えたら



赤くなったのがお分かりでしょうか、
これはアントシアンという子と(サン)酸という娘の恋物語・・・。

まあ、この昔話はまた今度にでも。



ちょっと油揚げが薄味になってしまいましたが、ま、いっか。

今日は鯵の話を
鯵など青背の魚は体を温めます。
海のものは全般的には冷やすものが多いんですけどね。

胃を温め、脳の健康にしてくれます。
白内障や認知症の予防にもいいのです。

腎にいいものなので、アンチエイジングにもいいですね!