庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

カモとウ

2005-11-18 08:47:33 | 自然
しばらくまとまった距離を走ってなかった自転車だが、こないだ2時間ほど30km足らず走って初冬の海を見てきた。

「自分自身の翼で飛ぶ限りどんな鳥も高く飛び過ぎることはない」
<Eィリアム・ブレイク

No bird soars too high if he soars with his own wings.
-William Blake

ブレイクは、自然の優しさと厳しさを心得ている鳥たちは、人間のように無理なことは決してしない、と言っているのだろう。「高く」を「遠く」と言いかえても同じことだ。

そして、カモも海鵜も毎年シベリア辺りから何千kmも“遠く”のこの地まで、たぶん休み休み、しかし一途に飛んできて、彼らにとっては暖かい冬を過ごす。


私は海鵜の雌雄を見分けることができないが、マガモのオスは鮮やな色彩の冬毛になるので見間違えることはない。この40羽の群れは16羽が♂24羽が♀。♀の8羽はどうするのだろう?