庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

航空気象の範囲

2006-02-06 21:55:41 | 飛行理論
航空気象は、単純に「航空」に関係する「気象」と考えて良いと思いますが、空を飛ぶもの浮かぶものにもいろいろあるので、「では航空とは何か?」ということになると若干話がややこしくなります。航空機の分類については航空事典に割合分かりやすい解説図があったので載せておきます。



プロペラを推力にする航空機でも、無人ヘリオスなんて30000m、気球だと有人でも35000mほど上がってしまいますが、ジェット機の類は別として、一般的なレシプロ機の上昇限界が6000mくらいと考えて、PPGもこの辺りの高度を越えることはめったにないだろうから、基本的に対流圏内の範囲を考えておけば充分ではないかと思います。もっとも、対流圏(圏界面)の高さも緯度によって違う上に常にいくらか変動していて、北極圏では6000m、赤道上では11000m、日本上空は8000m辺りらしい。



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