庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

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大気密度と滑空比

2006-02-06 22:06:39 | 飛行理論
大気密度と滑空比の関係・・・少し考えてみましょう。これからまたチョコチョコ数式が出てくるけど、ちょっとがまんして付き合ってください。私も典型的な文系の頭なので、数式だらけの解説書見ると、「それで結局何が言いたいの~!?」と放り出すことがほとんどですが、少々いい加減でも、自分なりに”分かったつもり”になることも必要です。

もっとも、航空力学の数式と言っても、基本的なものはほとんど鰍ッ算と割り算、時々ルートや三角関数ぐらいで、その数式上の“文字が何を表しているか”さえ掴んでおけば、どういうことはない・・・と思うことにして下さい^^;。

さて、大気密度は数式ではたいがいρ(ロー)というギリシャ文字を使います。迎え角(AoA)はα(アルファ)が多いですね。揚力はL(Lift)、抗力はD(Drag)、推力はT(Thrust)、重力はG(Gravity)=重量はW(Weight))、係数はC(coefficient、比例定数のことです)など・・・これから新しい文字が出てきたらその都度触れますが、ついでに覚えときましょう。

それで、滑空比・・・これは揚抗比(揚力と抗力の比・・・L÷D)と等しくなるという話をちょこっとしました。実は私はこれが長いあいだピンと来ないので、L/Dは滑空比のことで、エル・バイ・ディーと読むから、Lは長さや距離(Length)のLでDは深さ(Depth・・深く沈下するから^^;)。それで到達した長さ距離Lを深さDで割って滑空比なんだろう・・・なんて納得していた時期があります(@_@;;)。実際上、滑空比=揚抗比なので問題はないわけですが・・・。

だから、大気密度と滑空比の関係は、実は大気密度と揚抗比(揚力・抗力)との関係のことに他なりません。そして、揚力・抗力は航空力学の出発点でありキーャCントになります。

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