たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

なおやくん登場

2013年04月24日 23時34分13秒 | 観る
新しく歌舞伎座が開場して三週間が経ちました。第一希望から第三希望まで、色んな日にちや座席を組み合わせて申し込んで、やっとなんとか1枚取れたチケット。三階席ではありますが、どうしても四月の第一部『お祭り』が観たかったので、嬉しい限りです。昨日 行って参りました。




歌舞伎座新開場
柿葺落四月大歌舞伎
【第一部】
一、壽祝歌舞伎華彩(ことぶきいわうかぶきのいろどり)
  鶴寿千歳
                鶴  藤十郎
              春の君  染五郎
             宮中の男  権十郎
                同  亀 鶴
                同  松 也
                同  萬太郎
                同  廣太郎
             宮中の女  高麗蔵
                同  梅 枝
                同  壱太郎
                同  尾上右近
                同  廣 松
               女御  魁 春

染五郎が「春の君」を踊る中、セリが降りて奈落が口を開くと なんとなくハラハラどきどき。


  十八世中村勘三郎に捧ぐ
二、お祭り(おまつり)
               鳶頭  三津五郎
                同  橋之助
                同  彌十郎
                同  獅 童
                同  勘九郎
                同  亀 蔵
               芸者  福 助
                同  扇 雀
                同  七之助
              若い者  巳之助
                同  国 生
                同  宗 生
                同  虎之介
                同  宜 生
              手古舞  新 悟
                同  児太郎

三階席からの観劇なので、オペラグラスを持って行くつもりが 見付からず... わざわざ買うほどでもないかと着席。ん~~ やっぱり用意した方が良かったかしらと思ったのですが、『お祭り』は 目が潤んで レンズ代わりになったか、なんだかよく見えました。それに、舞台も観なきゃならないのに、踊りを真似する七緒八くんも観なきゃならないし、オペラグラスを覗いてたら これは見逃してたかも。もう、泣き笑い♪


  一谷嫩軍記
三、熊谷陣屋(くまがいじんや)
             熊谷直実  吉右衛門
               相模  玉三郎
              藤の方  菊之助
             亀井六郎  歌 昇
             片岡八郎  種之助
             伊勢三郎  米 吉
             駿河次郎  桂 三
           梶原平次景高  由次郎
              堤軍次  又五郎
            白毫弥陀六  歌 六
              源義経  仁左衛門



東京メトロ 東銀座駅から直結の木挽町広場には、カフェやコンビニもあります。館内は エスカレーターやエレベーターの設備もあり、二階席・三階席へ行くのも楽になりました。入口の別れている一幕見席(四階席)へもエレベーターがある様です。ありがたや ありがたや。

歌舞伎座タワー5階の屋上庭園は 昨日を含む数日間(24日まで)一時的に公開されていませんでした。あまり あちらこちら見てまわる余裕もなかったので、なんだか私にとっては いいタイミング。またそのうち ゆっくり拝見します。
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期待通りの石井監督 驚きのダスティン・ホフマン

2013年04月24日 21時29分22秒 | 観る


カルテット! 人生のオペラハウス(4/20 劇場にて)

原題: QUARTET 製作年度
制作国:イギリス(2012年)
監督:ダスティン・ホフマン
脚本:ロナルド・ハーウッド(『戦場のピアニスト』など)
原作:ロナルド・ハーウッド『想い出のカルテット ~もう一度唄わせて~』(舞台劇)
出演:マギー・スミス (ジーン・ホートン)、
   トム・コートネイ ( レジナルド “レジー”)、
   ポーリーン・コリンズ(セシリー “シシー”)、
   ビリー・コノリー (ウィルフレッド “ウィルフ”)、
   マイケル・ガンボン(セドリック)他


現役を退いた音楽家の暮らす「ビーチャム・ハウス」~~
経営難のホームを維持する為 ガラコンサートの準備に大わらわのビーチャム・ハウス。そんな時やって来た新たな入居者は、嘗ての大スターで 少々鼻持ちならないジーン・ホートンだった...

てっきり、もう何本か撮っているとばかり思っていたダスティン・ホフマンの初監督作品です。そして、これがまた とても初監督とは思えない 完成度の高いハートフルなコメディに仕上がっています。

世界的なソプラノ歌手ギネス・ジョーンズを始め、名だたる音楽家が参加した 二度と無いコラボレーションも見所のひとつ。原作は、舞台劇『想い出のカルテット ~もう一度唄わせて~』ですが、その原案となったのは、1984年に製作されたドキュメンタリー映画『トスカの接吻』で、1896年にヴェルディが私財を投じて創設した老人ホーム “音楽家のための憩いの家(Casa di Riposo per Musicisti)” が舞台となっています。(『想い出のカルテット ~もう一度唄わせて~』は、日本では 2011年に黒柳徹子主演で上演)

ラスト、タイトルでもある四重唱のシーンを メインの俳優達が唱う作りにしていないのも 実に巧みな演出です。お奨め♪



舟を編む(4/20 劇場にて)
制作国:日本(2013年)
監督:石井裕也
原作:三浦しをん「舟を編む」
脚本:渡辺謙作
出演:松田龍平(馬締光也)、
   宮崎あおい(林香具矢)、
   オダギリジョー(西岡正志)、
   伊佐山ひろ子(佐々木薫)、
   黒木華(岸辺みどり)、渡辺美佐子(タケ)、
   池脇千鶴(三好麗美)、鶴見辰吾(村越局長)、
   八千草薫(松本千恵)、小林薫(荒木公平)、
   加藤剛(松本朋佑)他


中型国語辞典(広辞苑くらいの辞書です)『大渡海』を編纂する辞書編集部の 企画から出版に至る15年間の出来事と、突如 編集部に異動になった馬締光也に纏わる物語。
 
原作は 文句なく面白いし、主演の松田龍平は イメージピッタリだし、『川の底からこんにちは』の石井裕也監督だし... そりゃぁもう心待ちにしていた一本です。ホント、原作から抜け出た様な馬締光也役の松田龍平に大拍手!! 一方、彼の伴侶である香具矢(かぐや)はというと、原作のイメージは クールな美人なので、映画のキャストでは 少々印象が異なります。でも、必ずしも原作のイメージに固執する必要もない訳で それはそれで構わないのですが、クールなイメージを出す為か 表情が抑え気味で、それに依って寂しげで悲しげなムードが漂うのが残念です。クールで どこかミステリアスな香具矢ですが、そんな中にも 仄かな温かみと幸せを感じる表情が欲しいところ。台詞回しが二次元的な印象なのも 作品のトーンからすると少々違和感があります。

とはいえ、キャラクターの描き分けも面白く、邦画の良さが引き立つ作品です。加藤剛演じる松本先生の住まいの設定が 原作通りなら、隣町が映ったのになぁ...
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鶴瓶のトークライブ

2013年04月24日 20時07分40秒 | 観る
爆笑 爆笑... 〆に涙

世田ヶ谷パブリックシアター
ロコフィットGL Presents TSURUBE BANASHI 2013(4/19)

ゲストもなく たったひとりで喋りっぱなしのフリートーク☆ 時間ピッタリに始まり、ピッタリ二時間で終幕!! 爆笑しつつも感心しきり。公演期間中、ネタも毎日違うのだとか。...凄過ぎる w( ̄o ̄)w  笑わせて笑わせて、最後にお子さん達の話で ホロリとさせられ、アンチエイジング効果抜群じゃない? という週末の夜でした。
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待つか 待たれるか

2013年04月24日 08時34分58秒 | 観る

ゴドーは待たれながら(4/11 ソワレー)
作:いとうせいこう
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二、野田秀樹(声のみ)

1992年に発表の作品。いとうせいこうの作/演出、きたろう(シティーボーイズ)の一人芝居として上演され絶賛を集めた戯曲をナイロン100℃のケラリーノ・サンドロヴィッチがどう料理するか。二人の男が正体不明のゴドーを待つ 本家の『ゴドーを待ちながら』(1952年 サミュエル・ベケット)に対し、今作では 何者かに待たれているゴドー自身を描いています。今日は いつなのか? いつどこで誰が待っているのか? 出掛けたい、いつまでもこうしてちゃ駄目だ、出掛けなきゃ!! ... なのに、出掛けられない。そんなゴドーを演じるのは、ケラが10年間説得し続けたという 大倉孝二。なるほど、面白い役者なので これは楽しみ☆

...と思ったのだけど、どうやら 期待しすぎでした。そもそも、「待ち人来たらず」というシチュエーションに比べ「うちから出られない」を延々続けるのは かなり無理があるし、無限ループ地獄に嵌ってしまう。大倉孝二の様なファンキーな役者より 寧ろ淡々とストイックに見える役者の方が向いていたかも知れません。となると、同じく「出掛けられない」シチュエーションで描かれた『表へ出ろいっ!』(2010年9月)の面白さは流石としか言いようがありません。登場人物が三人居たとはいえ、圧巻でした。

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午前0時30分

2013年04月24日 00時16分30秒 | 観る

ゼロ・ダーク・サーティ(4/10 劇場にて)

制作国:アメリカ(2012年)
原題:ZERO DARK THIRTY
監督:キャスリン・ビグロー
脚本:マーク・ボール
出演:ジェシカ・チャステイン(マヤ)、ジェイソン・クラーク(ダニエル)、
   ジョエル・エドガートン(パトリック)、ジェニファー・イーリー(ジェシカ)、
   カイル・チャンドラー(ジョセフ・ブラッドリー)、エドガー・ラミレス(ラリー)他

アメリカのやり口の是非は別として、ノンフィクション作品として かなり良く出来ています。少々長い気もしますが、終盤の緊迫感にハラハラどきどき  個人的には、アカデミー作品賞/監督賞を受賞した『ハート・ロッカー』の上を行く作品ではないかと思いました。R指定は ありませんが、かなり 酷たらしい場面も多いので、そこは覚悟が必要です。

タイトルの“ゼロ・ダーク・サーティ”は、特殊部隊がビンラディンの潜伏先に踏み込んだ「午前0時30分」を意味する軍の専門用語。ただし、これは作戦の出撃地となったアフガニスタンでの時刻であり、実際の現場となったパキスタンとは 30分の時差がある為、通常 作戦開始時刻は「現地時刻01:00」とされています。
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