たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

染五郎 奮闘☆

2014年05月13日 15時25分29秒 | 観る
明治座に行って来ました。水天宮に 美味しい人形焼があるというので、かれこれ10年くらい前に おつかいものの調達に出掛けた以外 初めての浜町界隈です。

慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)
三代猿之助四十八撰の内伊達の十役(だてのじゅうやく)(5/9 明治座 夜の部)
~~ 市川染五郎十役早替り宙乗り相勤め申し候 ~~


「伽羅(めいぼく)先代萩」と同じ 伊達藩の御家騒動を題材に、十役をひとりで演じつつ 五十回近い早替わりを見せる趣向。三代目猿之助(現 猿翁)が、'79年の明治座で164年ぶりに復活させた鶴屋南北作品。

早替わりの妙技は 愉快だし、エンターテインメント性豊かな演目です。十役を演じるとひと口に言っても、老若男女・善悪取り混ぜ 様々に演じ分けねばなりません。特に、主君への忠義と母親の悲しみのにじみ出る「政岡」の様な年増女を果たして染五郎がどう演じるのか 注目されるところだった訳だけど、なかなかどうして 堂に入ったものです。

この日、実は ハプニングがありまして、染五郎演じるところの仁木弾正(にっきだんじょう)が 幻想的に宙を歩くという場面でのこと... 舞台から花道に踏み込む辺りから始まり 二階席に設えてある捌け口までの ゆったりとした宙乗り、謂わば見せ場中の見せ場 捌け口から弾正を包み込むべくスモークも登場し、ゴールまであと4~5mという辺りで... ムムムっ 停止 どうやら 宙乗りの装置に不具合の様子。見得を切ったりしつつ時間を稼ぐ染五郎ではありましたが、セリフのない場面のこと、なかなか繕いようもありません。いざとなったら客席に降ろすのでしょうが、場内が 少々ざわつき始めた頃 なんとか復旧。みんなで風呂敷を広げて受け止めるなんて事にはなりませんでした。ま、そんな劇場はありません それでも、どうなることかと ちょっぴりハラハラ。くわばらくわばら。


夜の部の開演は 四時だったので、ランチは地元近くのイタリアンへ。
zoe's(ゾエズ)

燻製穴子と牛蒡のパスタ 最高でした
ドルチェも ハイグレード

土日の前菜は三種盛りらしいし こりゃリピート必至!!
コメント (4)
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