かなり時間が経ってしまいましたが、先月観た映画について 書き留めておきます。
『さざなみ』(5/20 劇場にて)
原題 :45 Years
製作国:イギリス(2015年)
監督:アンドリュー・ヘイ
出演:シャーロット・ランプリング(ケイト・マーサー)、トム・コートネイ(ジェフ・マーサー)、ジェラルディン・ジェームズ(リナ)、ドリー・ウェルズ(サリー)、デビッド・シブリー(ジョージ)、サム・アレキサンダー(クリス)、リチャード・カニンガム(ミスター・ワトキンス) 他
:::結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦ジェフとケイト。ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届く。それは、50年前に雪山で行方不明になったジェフの元恋人の遺体が発見されたというものだった。その時からジェフは過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく。:::
昨今になく 良い邦題だと感じます。平穏に過ごしてきた45年間の結婚生活に ふとさざなみが立つ。眈々とした筋立ての中に 妻の心のざわめきがリアルに伝わってきます。
ただ、私自身は この妻に共感できるかといえば、まるきり逆で、結婚前の しかも亡くなってしまった女性の思い出に浸るくらい 好きにさせてあげればいいのにと思ってしまいます。そして、氷に埋もれた遺体を確認に行きたいのであれば、たとえ年齢的に行けるはずのない山だとしても 一緒に行くくらいの事を考えてみても良かったのではないかと思うのです。
はっきりとは描かれていないけれど、あの幕切れの妻の表情を見ると、離別を決意したという事なのでしょう。45年の月日が そんな事で崩れてしまうとしたらなんだか悲しいけれど、夫婦間の事だから リアルにリアルに考えると、届いた手紙は 別れを考えるきっかけになっただけで、別れたいと思う様な事は 他に沢山あったのかも知れません。
『レヴェナント:蘇りし者』(5/8 劇場にて)
原題:The Revenant
製作国:アメリカ(2015年)
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ(ヒュー・グラス)、トム・ハーディ(ジョン・フィッツジェラルド)、ドーナル・グリーソン(アンドリュー・ヘンリー)、ウィル・ポールター(ジム・ブリジャー)、フォレスト・グッドラック(ホーク)、ポール・アンダーソン(アンダーソン)、クリストッフェル・ヨーネル(マーフィー)、ジョシュア・バージ(スタッピー・ビル)、ルーカス・ハース(ジョーンズ)、ブレンダン・フレッチャー
(フライマン)、デュアン・ハワード(エルク・ドッグ)、アーサー・レッドクラウド(ハイカック)、グレイス・ドーブ(ヒュー・グラスの妻) 他
ディカプリオ悲願のアカデミー主演男優賞。流石に、そこに関しては 脱帽モノですが、いやはや どうにもこうにも、ただただ続く極限状態の嵐。レオ様サバイバル術の連続!! ストーリー展開に全く面白味が無いので、これは どう観たものか...。
主演男優賞に加え、「バードマン」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 という事で 期待した作品でしたが、実話に基づいてという縛りがあるとはえ、「バードマン」とは180°違う作品の作りに、私としては少々退屈に感じる時間ではありました。
『アイ・アム・ア・ヒーロー』(5/5 劇場にて)
制作国:日本(2016年)
監督:佐藤信介
出演:大泉洋(鈴木英雄)、有村架純(早狩比呂美)、
長澤まさみ(藪)、吉沢悠(伊浦)、岡田義徳(サンゴ)、
片瀬那奈(てっこ)、片桐仁(中田コロリ)、マキタスポーツ(松尾)
塚地武雅(三谷)、
徳井優(アベサン)、風間トオル(千倉) 他
日本映画で、良くこんなゾンビ映画が撮れたなと思います。CGのクオリティもあると思いますが、荒唐無稽な内容にして漫画的になったりせず、大泉洋も いつになくカッコ良くて、物語が進むにつれて 正にヒーローでした。
ゾンビ映画って、殆ど観た事が無くて、唯一観ているのが ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」なんですが、タイトルからして これってどうやらリスペクトしてますね。完全なZQN/ゾキュン(ゾンビ)にならなかった比呂美を連れている事で、血清なり予防薬なりが作れるのだろうという希望を感じさせる辺りも、「...レジェンド」との共通点であろうと思います。
ZQN/ゾキュンをやっつけるには、頭を徹底的に破壊する必要があって、映画の序盤には目を覆いたくなるようなシーンも一度や二度じゃありません。一緒に観ていた母も、最初は気持ち悪かったりした様です。ところが、現実とかけ離れた世界で、次々「ワルモノ」をやっつけていくという筋立ては、どこかスカッとするのか、最終的には「面白かったねぇ~~」と言っていました。私もすっかり楽しみまた。
ラスト、タイトルロールの後に《英雄、比呂美、藪が 自衛隊のヘリか何かで救助される》なんてカットが入るかなぁ~~なんて思ったのだけど... (^◇^;)
『さざなみ』(5/20 劇場にて)
原題 :45 Years
製作国:イギリス(2015年)
監督:アンドリュー・ヘイ
出演:シャーロット・ランプリング(ケイト・マーサー)、トム・コートネイ(ジェフ・マーサー)、ジェラルディン・ジェームズ(リナ)、ドリー・ウェルズ(サリー)、デビッド・シブリー(ジョージ)、サム・アレキサンダー(クリス)、リチャード・カニンガム(ミスター・ワトキンス) 他
:::結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦ジェフとケイト。ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届く。それは、50年前に雪山で行方不明になったジェフの元恋人の遺体が発見されたというものだった。その時からジェフは過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく。:::
昨今になく 良い邦題だと感じます。平穏に過ごしてきた45年間の結婚生活に ふとさざなみが立つ。眈々とした筋立ての中に 妻の心のざわめきがリアルに伝わってきます。
ただ、私自身は この妻に共感できるかといえば、まるきり逆で、結婚前の しかも亡くなってしまった女性の思い出に浸るくらい 好きにさせてあげればいいのにと思ってしまいます。そして、氷に埋もれた遺体を確認に行きたいのであれば、たとえ年齢的に行けるはずのない山だとしても 一緒に行くくらいの事を考えてみても良かったのではないかと思うのです。
はっきりとは描かれていないけれど、あの幕切れの妻の表情を見ると、離別を決意したという事なのでしょう。45年の月日が そんな事で崩れてしまうとしたらなんだか悲しいけれど、夫婦間の事だから リアルにリアルに考えると、届いた手紙は 別れを考えるきっかけになっただけで、別れたいと思う様な事は 他に沢山あったのかも知れません。
『レヴェナント:蘇りし者』(5/8 劇場にて)
原題:The Revenant
製作国:アメリカ(2015年)
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ(ヒュー・グラス)、トム・ハーディ(ジョン・フィッツジェラルド)、ドーナル・グリーソン(アンドリュー・ヘンリー)、ウィル・ポールター(ジム・ブリジャー)、フォレスト・グッドラック(ホーク)、ポール・アンダーソン(アンダーソン)、クリストッフェル・ヨーネル(マーフィー)、ジョシュア・バージ(スタッピー・ビル)、ルーカス・ハース(ジョーンズ)、ブレンダン・フレッチャー
(フライマン)、デュアン・ハワード(エルク・ドッグ)、アーサー・レッドクラウド(ハイカック)、グレイス・ドーブ(ヒュー・グラスの妻) 他
ディカプリオ悲願のアカデミー主演男優賞。流石に、そこに関しては 脱帽モノですが、いやはや どうにもこうにも、ただただ続く極限状態の嵐。レオ様サバイバル術の連続!! ストーリー展開に全く面白味が無いので、これは どう観たものか...。
主演男優賞に加え、「バードマン」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 という事で 期待した作品でしたが、実話に基づいてという縛りがあるとはえ、「バードマン」とは180°違う作品の作りに、私としては少々退屈に感じる時間ではありました。
『アイ・アム・ア・ヒーロー』(5/5 劇場にて)
制作国:日本(2016年)
監督:佐藤信介
出演:大泉洋(鈴木英雄)、有村架純(早狩比呂美)、
長澤まさみ(藪)、吉沢悠(伊浦)、岡田義徳(サンゴ)、
片瀬那奈(てっこ)、片桐仁(中田コロリ)、マキタスポーツ(松尾)
塚地武雅(三谷)、
徳井優(アベサン)、風間トオル(千倉) 他
日本映画で、良くこんなゾンビ映画が撮れたなと思います。CGのクオリティもあると思いますが、荒唐無稽な内容にして漫画的になったりせず、大泉洋も いつになくカッコ良くて、物語が進むにつれて 正にヒーローでした。
ゾンビ映画って、殆ど観た事が無くて、唯一観ているのが ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」なんですが、タイトルからして これってどうやらリスペクトしてますね。完全なZQN/ゾキュン(ゾンビ)にならなかった比呂美を連れている事で、血清なり予防薬なりが作れるのだろうという希望を感じさせる辺りも、「...レジェンド」との共通点であろうと思います。
ZQN/ゾキュンをやっつけるには、頭を徹底的に破壊する必要があって、映画の序盤には目を覆いたくなるようなシーンも一度や二度じゃありません。一緒に観ていた母も、最初は気持ち悪かったりした様です。ところが、現実とかけ離れた世界で、次々「ワルモノ」をやっつけていくという筋立ては、どこかスカッとするのか、最終的には「面白かったねぇ~~」と言っていました。私もすっかり楽しみまた。
ラスト、タイトルロールの後に《英雄、比呂美、藪が 自衛隊のヘリか何かで救助される》なんてカットが入るかなぁ~~なんて思ったのだけど... (^◇^;)