納涼歌舞伎といえば勘三郎...!
その勘三郎は、‘十八代目中村勘三郎襲名披露’ということで 地方巡業中につき、その留守を守るのが、坂東三津五郎 中村福助 中村橋之助(八犬伝には出ません)という いつものメンバーに、よっ!高麗屋!! 市川染五郎...という面々。更には、扇雀 弥十郎 亀蔵...馴染みの布陣でガッチリ固めて...
犬山道節/網干左母二郎:三津五郎
伏姫/山下定包 :扇雀
犬塚信乃 :染五郎
犬川荘助 :高麗蔵
犬飼現八 :信二郎
犬田小文吾 :弥十郎
犬坂毛野 :福助
犬江親兵衛 :松也
浜路/犬村角太郎 :孝太郎
簸山宮六/馬加大記 :亀蔵
金碗大輔→ゝ大法師 :秀調
NHKの時代人形劇『新・八犬伝』を見て育った世代としては、非常に馴染みのある演目です。また、新年に 二夜連続で放送になった『里見八犬伝』も記憶に新しいところ。テレビ放送は、我が家の王子も大いに楽しんだようですが、今回のお供は 王子ではなく チケット提供者の 殿です。あたりまえ。
染五郎の信乃は、実に二枚目です。‘信乃’という名前で「おやっ?」と思われる方もおありでしょうが、そうです 女名です。犬塚信乃には、性別を入れ替えて育てると丈夫に育つという言い伝えから 女名をつけられ女装で育てられたというエピソードがあります。今回の芝居に 女装は出てきませんが(タッキーも女装はしていません)、信乃さんなら女装もさぞかし似合ったことでしょうねぇ...と思えてしまう二枚目振り。孝夫時代の仁左衛門を彷彿とします。
ただ、今回 なんとなく精彩を欠いていた様な...。優男振りを匂わせたかったのかどうなのか...? だからといって せっかくの屋根の上での大立ち回りも、フワリフワリと よろめき倒れるのではないかと思う程。『決闘!高田馬場』の勢いは いずれでござる!?? もしかして、本当に具合が悪かったのかしら...?
とはいうものの、この芳流閣での大タテは 大きな見せ場のひとつ。信乃を相手に大捕物の始まり始まり☆ 納涼では、大部屋の役者さん達の軽業さながらの身のこなしを たっぷり見せて貰えることが多い様な気がしますが、御多分に漏れず 歌舞伎役者かはたまたJACか...という様な 宙返りや梯子を使った技の数々で みせるみせる。ちょっと長いかな ...というくらい見せる...。ひとしきり捕手たちとの攻防のあと、犬飼現八の登場!! 信乃と現八の立ち回りの中、芳流閣の屋根は 舞台奥へと大きく反り返り始め ──‘がんどう返し’というのだそうです ── 傾いていく屋根の上で染五郎信乃と信二郎現八...ギリギリまで踏ん張って 舞台奥へとスーっと消え落ちていきました。屋根がすっかり傾いてしまうとそこは 行徳入り江の場。ダイナミックな場面転換に、おぉぉぉぉ~~!!
さて、女装といって忘れてならないのが 女田楽の一座に身を隠す 犬坂毛野。
待ってました☆ 福助さん!!
女の着物を着たまま、肩を怒らせ がに股で歩き 男言葉で喋る...こういうの演らせたら いいなぁ福助...。そもそも コクーン歌舞伎の『三人吉三』で べらんめぇな お嬢吉三を演じる福助が良くってねぇ~~ もう、福助毛野を観ただけで わたしゃ元 取ったね
(元々チケット代は 殿持ち)
福助は、女田楽として舞い踊るところもまた見せ場。
そして、三津五郎さんの悪役:網干左母二郎と 犬士:犬山道節との二役も見所のひとつです。浜路が息絶える場面では 早変わりも☆
さてさて、朝日新聞では かなり辛口の劇評でしたが、歌舞伎らしい華やかな舞台に 三津五郎 染五郎 福助と それぞれの役者の見せ場もキッチリあって、見応えのある楽しい芝居じゃぁ~ありませんか!!
今回のお席...上手寄りの前から二番目でした。う~~ん こりゃどうなのよ...前過ぎるんじゃないの...?!! だいたい、歌舞伎座の客席ってのは、前列 フラットだしねぇ...間口も広いから 中央ならともかく 上手寄りの前の方って...ねぇ。。。 で、開場になって座ってみると...やっぱりどうも落ち着かない。だけど、いやぁ~役者の顔は良く見えますね。大きい大きい♪ しかしながら、上手寄りというのが祟って 花道やスッポンの様子が どうも分かりづらい。歌舞伎座の客席は奥行きがそれほどないから、少しくらい後ろだって構わないのよね。でも、来年の納涼は ポットでお茶の置いてある席で観るんだもんネ。西側(下手側)桟敷席、ヨロシク☆ 殿!
その勘三郎は、‘十八代目中村勘三郎襲名披露’ということで 地方巡業中につき、その留守を守るのが、坂東三津五郎 中村福助 中村橋之助(八犬伝には出ません)という いつものメンバーに、よっ!高麗屋!! 市川染五郎...という面々。更には、扇雀 弥十郎 亀蔵...馴染みの布陣でガッチリ固めて...
犬山道節/網干左母二郎:三津五郎
伏姫/山下定包 :扇雀
犬塚信乃 :染五郎
犬川荘助 :高麗蔵
犬飼現八 :信二郎
犬田小文吾 :弥十郎
犬坂毛野 :福助
犬江親兵衛 :松也
浜路/犬村角太郎 :孝太郎
簸山宮六/馬加大記 :亀蔵
金碗大輔→ゝ大法師 :秀調
NHKの時代人形劇『新・八犬伝』を見て育った世代としては、非常に馴染みのある演目です。また、新年に 二夜連続で放送になった『里見八犬伝』も記憶に新しいところ。テレビ放送は、我が家の王子も大いに楽しんだようですが、今回のお供は 王子ではなく チケット提供者の 殿です。あたりまえ。
染五郎の信乃は、実に二枚目です。‘信乃’という名前で「おやっ?」と思われる方もおありでしょうが、そうです 女名です。犬塚信乃には、性別を入れ替えて育てると丈夫に育つという言い伝えから 女名をつけられ女装で育てられたというエピソードがあります。今回の芝居に 女装は出てきませんが(タッキーも女装はしていません)、信乃さんなら女装もさぞかし似合ったことでしょうねぇ...と思えてしまう二枚目振り。孝夫時代の仁左衛門を彷彿とします。
ただ、今回 なんとなく精彩を欠いていた様な...。優男振りを匂わせたかったのかどうなのか...? だからといって せっかくの屋根の上での大立ち回りも、フワリフワリと よろめき倒れるのではないかと思う程。『決闘!高田馬場』の勢いは いずれでござる!?? もしかして、本当に具合が悪かったのかしら...?
とはいうものの、この芳流閣での大タテは 大きな見せ場のひとつ。信乃を相手に大捕物の始まり始まり☆ 納涼では、大部屋の役者さん達の軽業さながらの身のこなしを たっぷり見せて貰えることが多い様な気がしますが、御多分に漏れず 歌舞伎役者かはたまたJACか...という様な 宙返りや梯子を使った技の数々で みせるみせる。ちょっと長いかな ...というくらい見せる...。ひとしきり捕手たちとの攻防のあと、犬飼現八の登場!! 信乃と現八の立ち回りの中、芳流閣の屋根は 舞台奥へと大きく反り返り始め ──‘がんどう返し’というのだそうです ── 傾いていく屋根の上で染五郎信乃と信二郎現八...ギリギリまで踏ん張って 舞台奥へとスーっと消え落ちていきました。屋根がすっかり傾いてしまうとそこは 行徳入り江の場。ダイナミックな場面転換に、おぉぉぉぉ~~!!
さて、女装といって忘れてならないのが 女田楽の一座に身を隠す 犬坂毛野。
待ってました☆ 福助さん!!
女の着物を着たまま、肩を怒らせ がに股で歩き 男言葉で喋る...こういうの演らせたら いいなぁ福助...。そもそも コクーン歌舞伎の『三人吉三』で べらんめぇな お嬢吉三を演じる福助が良くってねぇ~~ もう、福助毛野を観ただけで わたしゃ元 取ったね
(元々チケット代は 殿持ち)
福助は、女田楽として舞い踊るところもまた見せ場。
そして、三津五郎さんの悪役:網干左母二郎と 犬士:犬山道節との二役も見所のひとつです。浜路が息絶える場面では 早変わりも☆
さてさて、朝日新聞では かなり辛口の劇評でしたが、歌舞伎らしい華やかな舞台に 三津五郎 染五郎 福助と それぞれの役者の見せ場もキッチリあって、見応えのある楽しい芝居じゃぁ~ありませんか!!
今回のお席...上手寄りの前から二番目でした。う~~ん こりゃどうなのよ...前過ぎるんじゃないの...?!! だいたい、歌舞伎座の客席ってのは、前列 フラットだしねぇ...間口も広いから 中央ならともかく 上手寄りの前の方って...ねぇ。。。 で、開場になって座ってみると...やっぱりどうも落ち着かない。だけど、いやぁ~役者の顔は良く見えますね。大きい大きい♪ しかしながら、上手寄りというのが祟って 花道やスッポンの様子が どうも分かりづらい。歌舞伎座の客席は奥行きがそれほどないから、少しくらい後ろだって構わないのよね。でも、来年の納涼は ポットでお茶の置いてある席で観るんだもんネ。西側(下手側)桟敷席、ヨロシク☆ 殿!
読んでいるだけで観てきたような気持ちになりました。
特に「がんどう返し」?
実際に観たくなりますねぇ。
(矛盾してますが・・。)
やっぱ、文化・芸術は都会ですね・・・。
むしろ やっぱ ミュージカルの方が近そう。
それより 殿さま やっさしいじゃん。ラッキョウさま かわゆい。いやあ~あん mayumiさまは しあわせ也よ!来年度 西側座敷席 大当たり~~~!(で いいの?)になりますことを 祈ってあすわん。
そんな嬉しいこと おっしゃっちゃあ...感涙ですよ。
「がんどう返し」は、迫力の転換でした。
歌舞伎座は、相当大きな装置も盆に乗るらしく
回り舞台での転換も 目を見張ります。
> やっぱ、文化・芸術は都会
う~~~ん、芸能に関しては どうしてもそうなりますねぇ。
老後こそ アクセスの良いところで暮らしたいかも...。
福井で年越ししますよぉ~~(^^)/
(まだ、期日前で 宿の予約が確定じゃないけど...)
で、身分の高い人は ちょっと離れた 全体を見渡せるお席...
皇族の方々も そうだもんね。
でも今じゃ、かぶりつきで観られる 料金設定も高い席
だったりします。
歌舞伎座の桟敷ってのはね、ベタ席でも何でもなくて
客席両サイドのボックス席みたいな感じでね、
掘りごたつ式に足がおろせて お弁当を置ける様な
カウンターに お茶の用意まである至れる付くせりのお席なの♪
でもって、17,000円
だけど、八月だけは ちょっぴり安くて...う~~ん
それでも12,500円。
だけど、先日のお席とは1,000円しか違わないから
どうせならねぇ...ってな次第です。
姫、四階の幕見席なら 一幕数百円で観られるよ! 如何なり?
ラッキョくんの絵は、もうずいぶん前にブログに
載せたものなんだけど、「殿、殿」って書いてると
皆さん元が「殿らっきょ」であることを お忘れだろうな
と思い リンクを貼ってみました。
私もいずれは桟敷で・・・。
犬犬犬
毎日が犬尽くしの私です。はい。
窓口購入だねぇ...。
花道近くて、一等席より一段高くて...憧れよねぇ~
あとさぁ...こりゃ絶対縁のない話だけど、入り口
入ったとこに 在るじゃない...‘中村勘三郎受付’とか
‘中村福助受付’とかさ...ご贔屓筋の受付...
関わりたいねぇ~
> 毎日が犬尽くしの私
siuちん 更新が途絶えてるから、きっと格闘中なんだろうなぁ...と
どんどん情が移るねぇ
桟敷席は東の2列目で見たことがあります。西は花道が近いけれどお尻の方なので私は敬遠します。双眼鏡使っても正面が好きなのでもし取るなら東かな。
歌舞伎会に入っていても一般会員なのでいつも三階の正面席では後ろの方しかとれないのでの東一列目で観るようにしているくらい東好き(^^ゞ
来年の特別会員に昇格できて一般会員より早い先行予約ができるようになるのですが、ゴールド会員になるには道が遠いのです(T-T)
確かに お尻を観ていなくちゃなりませんよねぇ。
嫌...西の桟敷から観たいなと思ったのには ちょっと
わけがありまして、今回『南総里見八犬伝』では
大詰めで、揚幕が襖になっていたらしく...
役者が膝を突いて 襖を開け閉めして 花道に出入りして
いたらしいんです。
花道は、畳風にゴザが敷かれていた様で...そういうのが
細かく分かるのは、西かなあ...と思ったわけです。
役者も東側ばかり向いているわけでもないから
一度、西側桟敷に...!! と憧れちゃってるんですョ。
歌舞伎会 会員のランクアップって、前年の観劇回数が
関わってくるんでしょ?
足を運ぶのが少ないと、ランクダウン?
何年分か プールできればいいのにねぇ...。