今日は朝から冷たい雨が降り、昨日までとは打って変わって寒い日となりました。
晴れていれば庭仕事に精を出すのですが、啓翁桜の開花と同様私の庭仕事もひと休みです。
桜の花が雨滴を湛え、今にも滴が落ちそうです。桜の涙のようです。
おかげさまでいっぺんに仕事部屋がきれいになり、不要な資料の整理も進みました。
ただ、テレビのワイドショーを見ながら作業していたので、財務省の公文書改ざん問題の解説が気になり何度も作業が中断しました。
東京電力の原発事故、高速増殖炉「もんじゅ」の破綻、神戸製鋼などの品質データ改ざん、日産やスバルの完成検査の不正と日本の技術への信頼性を根底から揺るがせる事態が露見していますが、こんどは民主主義の根幹に対する信頼が揺らいでいます。安倍首相を守るために国会に対して虚偽答弁をし、公文書まで改ざんしたのですからね。
心静かに花を愛で、移り行く季節を楽しみたいのですが、長期政権の腐敗と独裁ぶりに怒り心頭、血圧も上がりっぱなしです。
祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ
文科省の勇気ある次官に対し「地位に恋々としがみついていた」と一方的な攻撃をした政治家がいましたが、その言葉こそ今、自らとその盟友たちにふさわしい言葉でしょう。
地位と権力に恋々としてしがみつき、あさましい言い訳や官僚に責任転嫁をするのでなく、潔く職を辞すべきです。
”天知る、地知る、我知る、人知る”
ほとんどの国民はもう分かっています。最後ぐらいじたばたせず、桜の花のように潔く散ってほしいものです。
「日本人の心」とか「道徳」というものがあるのなら・・・・。