つい最近まで花穂さえ見えなかったヒオウギにきれいな花が咲いていました。
毎年、京都の祇園祭に合わせるかのように咲くのですが、今年も間に合わせるために大急ぎで支度をしたようです。
今年は葉が立派に育ち、大きな扇のようになっています。
近づくとこんなきれいな色をしています。
秋になると真っ黒な実=ヌバタマができます。ヌバタマを取った後、株を増やそうとあちこちに蒔くのですがうまくいきませんでした。
ところが今年は大当たりで、バラのコンテナや庭のあちこちに小さな葉が顔を出しています。
我が家の最初のヒオウギもこんな大きさの苗をいただきました。グラジオラスの葉に似ていて区別がつかず、その正体を知ったのは花が咲き、図鑑で調べてからのことでした。
祇園祭の間、町屋のあちこちにヒオウギが飾られるそうですが、その花は宮津市の上宮津地区で栽培されているとか。
若い頃に宮津市内の高校に勤めていたことがあり、いっぺんに親近感がわきました。
またヌバタマの漆黒は魅力的で、晩秋の楽しみにもなっています。
ヌバタマの株下でシュウカイドウを見つけました。
ずいぶん前に「和知山野草の森」でひと株買ってきて庭に地植えしたら少し株が増えたのですが、数年で絶えてしまいました。
それからずいぶん経ちましたが、去年この辺りで一株見つけて大喜びしました。場所が離れているので何とも言えませんが、間違いなくシュウカイドウです。そのうち可憐な花を咲かせてくれるでしょう。
周りにはオダマキやミツバの子苗も見えていて、生存競争が激しそうです。
こんな涼しげな花も咲いています。名前はたぶんクロコスミア・ジョージダビッドソンでしょう。
蒸し暑い日ですが、真っ赤なハイビスカスが元気をくれます。今日は7つも咲いてくれました。
この時期にはデュランタやベゴニアの花を眺めるとホッとします。
最後は月下美人です。たくさんつぼみができていましたが、やはり自然に淘汰されたようです。かなり減って15個ぐらいになりました。
うまく育てば2週間ぐらいで開花するでしょう。