海から生まれた最良の塩（２）

おはようございます
健康にいい塩とは、塩の常識・非常識、タウン新聞ザ・ファミリ-に
掲載されていた記事からです

塩＝塩化ナトリウムではない
日本で古来続いてきた塩田による塩作りは、1971年に全面廃止となり
ました。
以来１９９７年まで、塩専売法によって、専売公社がイオン交換式による
塩化ナトリウム99％の高純度精製塩を販売してきました。
しかし、日本人が伝統的に使ってきた塩は、塩化ナトリウムだけでなく、海
水が含むカルシウムやマグネシウム、カリウムなどもバランスよく含むもの
でした。
こうした微量ミネラルは、人間の健康に不可欠なもの。
例えば、心臓の筋肉は、ナトリウムが作用することで収縮し、カルシウムが
入ることでその収縮を保ち、カリウムが作用することで弛緩して、拍動を作り
出しています。ですから本当の問題は、塩のミネラルバランスにあると考えた
ほうがよいでしょう。

人間の体液は「内なる海」
日本人は古くから海の水を濃縮することによって、塩を作ってきました。
海は地球上で初めて生命が誕生した場所。生命のゆりかごである海は
あらゆるものを「生み」出すことから「海」と名付けられたともいわれます。
やがて生命体は海から陸へと進出してきますが、その際、体の中に「内なる
海」を閉じ込めて持ってきました。それが生物の体液や血液に当たります。

生命体が陸へと進出した時代、海の塩分濃度は今よりもかなり薄かったこと
が知られています。私たちの体液の塩分濃度は、その当時の海の濃度をほぼ
そのままに保っているのです。
人間の体液の成分が古代の海を模倣したものである以上、海水に含まれる
全てのミネラルを、人間の体が要求していることは言うまでもありません。
海の水から作られた自然な塩、ニガリ成分（カルシウム、マグネシウム、カリウ
ムなど）も適度に含んだバランスの良い塩こそが、人間の体に合った健康的な
塩なのです
つづく・・・

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