恒例、一月連休の旅行です。
いつもは暖かい九州へ行くのですが、昨秋の亀の井ホテル赤穂がよかったので、系列の彦根の方へ予約しました。
赤穂は事前決済のみでキャンセル料は即100%と強気の設定、人気のお宿のようです。
彦根は行くのに半日かかるので、山科前泊、結局、結構な旅行になりました。昔みたいに車で行かないので、歩きまくって疲れたけど、却ってよかったかも。
午前中仕事の夫を残して、朝から出かけます。10時半ころ、京都着。
京都は快晴。そう寒くありません。
伊勢丹の上の方に美術館あり。大階段から行きました。
学割で700円。
これだけは撮影可。
京都大原で農業をしながら、周りの風物を水墨画に描いた画家。
弟子もたくさんいて、みんなで共同生活。楽しそうです。
生活に根差した力強い絵のどれもが見ごたえありました。
人は少なめ。
続いて206系統バスで東山安井まで。混雑を予想していたけれど、清水寺、平安神宮、銀閣寺などは特急バス?ができて、観光客はそちらに乗るらしい。
こちらへ行きます。こちらも学割で700円。
入るとすぐ、前回の都をどりの衣装が。
着物。袖上げは可愛さの演出?
帯。作り帯のようです。一度に大勢の帯を結ぶのは大変。
かんざし。桜に菜の花。
舞扇に手拭い。
舞妓さんの月ごとのかんざし。
豪華。
一月は羽子板、二月は梅。
十二月は南座の看板。
履物。
京舞家元、井上八千代氏。
裾を引く着物なので長い。
二階も着物をたくさん展示。奥の芸妓さんの踊りは見学省略。
朝顔に源氏車。
光悦垣と花。
こちらは秋草?
これが好きです。
茶屋辻模様。水辺の景色を描く。
はっきりした柄が多い。色は派手過ず、地味過ぎず。
庭を散策。
左が資料館。右は歌舞練場。四月の都をどりの公演はこちらでします。
舞台の奥で物音が。四月の準備をしているそうです。
その奥は休憩所で、公演の録画の放映とパネル展示。
こちらは「葵」の場面のようです。
廊下を曲がって帰ります。提灯が花街らしいなめまかしさ。
春にはこちらも人が多いことでしょう。
2002年4月、三男の大学入学式に母を誘ったら、前日に高速バスでやって来て京都で待ち合わせ。式の後、本山の納骨所へ連れて行く。3年前、父の納骨をした場所。あいにくの花まつり準備で境内には入れず、母は門の手前で拝んでいた。
その後、納骨のあと3年前にみんなで食事した都ホテルへ行くと、その中華料理店は既に撤退、一人3千円のランチビュッフェをいただきました。海苔巻き3個にあと何食べたでしょうか。きっちり10%のサービス料も加算。ビュッフェのサービス料って?自分で料理取ったんですけど???
田舎者はびっくりしましたが、これもまた京都代、都ホテル代と納得。母がお金は払いました。客は私たち以外は皆無。
こんなことなら、そこらへんの店で、母の好きなラーメン一緒に食べればよかった。と、後悔は先に立たず。
その後、引き返して都をどりの見物、16時ころ、京都駅で解散。今、ずるずるといろんなこと思い出した。
変わらない京都があって、変わる人の身の上があり、歩いているうちにその時にワープして癒される。
この年の三月、入学手続きに上洛し、三男と一緒に大学の長い塀に沿って歩いていると、大昔、尋ねて行った友達と一緒に歩いた記憶がよみがえり、自分がずいぶん若くなった気がした。一瞬の錯覚ですが。
時は過ぎに過ぎ、人は来ては去っていくけれど、変わらないものを見てしばし癒されるのでした。自分が人の記憶にどれだけ残っているかは分からないけれど、とりあえず私はこうして元気でいます。
京都の冬空の下で、そんなこと考えながら歩いていました。
この後、安井金毘羅→三条京阪→山科のホテル→夫と合流して街歩きと続きますが、長くなるので次の機会に。
つまらない話に長々とお付き合いくださってありがとうございました。
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