My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

護れなかった者たちへ 中山七里を読む

2021-10-23 08:19:03 | 2021年本

現在ロードショー公開中 映画の原作

社会派ミステリー、かなりの社会派

一貫してつらぬいてるのは弱者へのまなざしと強者の冷血さ

大きな問題としてるのが生活保護の実態、安倍政権下で生活保護の削減を進め、一部で報道された

芸能人の親の生活保護の不正受給問題をフックにして自民党が不正受給撲滅キャンペーンとして

生活保護バッシング活動をしていた、特に印象にあるのが片山さつきが先頭をきつていた

やつらには食べていけない生活に困ってる人の気持ちや、実態がわからない、特に自民党の二世

三世議員なんぞ ぼんぼんで育ったやつらにわかるはずがない たぶん自分でスーパーで買い物

したこともないだろう・・・そんな冷血な政治家の顔色をうかがい忖度し現場で生活保護のしめつけ

が行われていた、これでどれだけの人が亡くなったろうか?生活保護は国民の権利で憲法に定められている

生存権 基本的人権であるし、生活保護をごちゃごちゃいうやつは憲法を読めぼけ!

思い出すのは小田原市のばか、生活保護チームが生活保護バスターズと称してジャンバーをきて

しめだし活動しているあほ公務員がいた。

前置き長い・・・

ものがたりは

仙台市で他殺体が発見された、拘束したまま飢え苦しめさせて餓死させるという残酷な殺害方法から、

担当刑事の笘篠は怨恨の線で捜査する。

しかし被害者は人から恨まれると思えない聖人のような人物で容疑者は一向に浮かばずにいた

捜査が暗礁にのりあげるなか、二体目の餓死死体が発見される。

一方、事件の数日前に出所した模範囚の利根は、過去に起きたある出来事の関係者を探っていた。

 

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四月になれば彼女は 川村元気を読む

2021-10-18 22:35:48 | 2021年本

2016年の本遅ればせながら読んだ・・

なんだろうか泣くことはないけれど胸が締め付けられるようなそんな気持ちにさせて

くれる物語だった、自分にとって大切な人とは・・・

4月、はじめて付き合った彼女から手紙が届いた、その時僕は結婚を決めていた、愛してるのか

わからない人と。

天空の鏡ウユニ塩湖で書かれたそれには、恋の瑞々しいはじまりとともに二人が付き合ってきた

頃の記憶がつずられていた。

ある事件をきつかけに別れてしまった彼女はなぜ今になって手紙を書いてきたのか。

・・・・・

失った恋に翻弄される12か月が始まる・・・

ハルの心にさわやかにうたれてしまいながら泣けてきそうなそんな複雑な感じだった・・・

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人情裏長屋 山本周五郎を読む(再読)

2021-10-16 22:25:13 | 2021年本

山本周五郎の人情もの 下町ものは心のサプリでもある。

長屋でさまざまな人生を生きる人々のものがたりというのはなぜか励みになる。

実際の江戸の長屋というのは土間があり台所があり部屋は一部屋6畳とか四畳半とか

江戸博物館とか深川の博物館とかで長屋の再現とかありますがかなり狭い

さすがにこれほどせまいところだと住むのがきついような・・一人だとワンルームてとこ

ものがたりは短編11の作品

表題の人情裏長屋は居酒屋でいつも黙って一升ますで飲んでる浪人、松村信兵衛の胸の

すくような活躍と人情味あふれる子育てのものがたり、少し泣けてくる サプリ

しょうもない自己啓発本を読むなら山本周五郎を読もう

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終電の神様 始発のアフターフアイブ 阿川大樹を読む

2021-10-14 22:13:14 | 2021年本

以前、下の娘が読み終わったこの全作品 終電の神様を読んだ

その続編になります。

もう終電にとか・・終電後の朝までとか・・・なにか遠い響きになってきた

昔は飲みに行って終電で帰って来るとかよくあったし、ひどいときはタクシーで帰る

それでももういいわてサウナに泊まり朝の電車で帰るとか・・今から考えればよくやっえたなて

関心してしまう。

仕事も平気で10時11時12時まで仕事してたりしていた・・・今からは考えられない

今なら1週間ももうもたないと思う。

そんな終電が終わってからのものがたりを5話ばかり

読みながら、なつかしくもあり、うらやましくもあり、そんな若い時代があったんだなと

思いながら読んでいた。

中央線の大月行の最終電車にのって国分寺駅で降りる元彼女が寝過ごして大月駅の一つ手前の猿橋駅

で降りてしまった・・・その元彼女を迎えに車を飛ばす元彼とか・・

若いからできるね・・

それぐらいの若い気持ちを持っていた時もあっただろうなあ

 

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峠しぐれ 葉室麟を読む

2021-10-07 11:44:33 | 2021年本

葉室麟さんの本、まだ読んでない本も結構あるので読んで見る、葉室麟さんは3年前に

すでに鬼籍に入られてます。

まだ読んでない本は丁寧に読んでみようと思うのと、もう一度読んで見ようと思う本も

蜩ノ記とかあります。

ものがたりは・・

岡野藩領内で隣国との境にある峠の茶店。

小柄で寡黙な半平という亭主と峠の弁天様と旅人に親しまれる志乃という女房が

十年ほど前に老夫婦より引き継がれて慎ましく営んでいる。

ところがある年の夏、半平と志乃を討つために隣国の結城藩から屈強な七人組の侍が

訪ねてきた、二人の過去に何があったのか??

話は15年前にさかのぼる・・・辛い過去と哀しみを背負いながらも

真摯に生きる二人の姿が胸をうちます。

峠を巡ってスケールの大きな物語でした、盗賊はでてくるし、盗賊の女頭はでてくるわ

なかなか面白かった・・

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武器としての資本論 白井聡を読む

2021-10-05 07:50:40 | 2021年本

資本論は学生の時になんとか四苦八苦しながら3巻全部読みましたが・・

かなり難解な本です、わかってくると目からうろこ・・・

今はどうかはわかりませんが当時の経済学部では経済原論1 経済原論2と別れていました

1がマルクス経済学 2が近代経済学

今はマルクス経済学も教える大学は少なくなってるのだろうかな?

この本、マルクス資本論をおさらいをするのに読みましたが、さらにわかりやすく読めました。

忘れていた言葉も思い出したりした・・・包摂という言葉、重要なフアクターだった・・

・・・・

多分 今「包摂」は、生産の過程、労働の過程を飲み込むだけではなく、人間の魂、全存在の包摂

へと向かっている。

肉体を資本によって包摂されるうちにやがて資本主義の価値観を内面化したような人間が出てくる。

すなわち感性が資本によって包摂されてしまうのだ・・・

これが新自由主義である・・

新自由主義が変えたのは社会の仕組みだけではなかった、新自由主義は人間の魂をあるいは感性、センス

を変えてしまったのであり、ひょっとするとこのことが社会的制度の変化より重要だったのではないか・・

制度のネオリベ化が人間をネオリベ化し、ネオリベ化した人間がますます制度のネオリベ化をますます

推進し受け入れるようになると循環です。

・・・・

結論 いまこそ階級闘争が必要な時代だ!万国の労働者団結せよ!

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駅までの道を教えて 伊集院静を読む(再読)

2021-10-03 07:41:19 | 2021年本

駅までの道を教えて、昨年映画化されました、まだ見ていないのでアマゾンプライムで

見てみるかと思っています。

読んだのは結構前だったかなあ・・表紙の女の子の後ろ姿が下の娘の後ろ姿に似ているなあ

と思って図書館で借りて読んだのが随分前(忘れた・・)

亡くなった愛犬と心の中で散歩している少女と病院を抜け出して喫茶店をやっている老人との

出会い・・

愛犬の死を受け入れられない少女が見つけた時間から取り残された喫茶店

老人が見せてくれた写真には野球のユニホーム姿の少年が写っていた・・・

大切な人を失った悲しみに暮れる人々に奇跡が訪れる・・・

そのほか短編もぎつしりとハートウォーミングな作品集 さすがは伊集院静という感じです。

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ホテルローヤル 桜木紫乃を読む

2021-09-23 22:22:51 | 2021年本

北海道の小説家 桜木紫乃さんの本をまた読んだ・・

ホテルローヤル 北海道釧路あたりの小さなラブホテルが舞台

部屋数は10ほどの小さいホテル・

ホテルを巡る短編ですが、最初は廃墟となったホテルローヤルに忍び込んだカップルから

はじまり、最後はホテルをオープンさせた男の話で終わる・・

恋人から投稿ヌード写真撮影にさそわれた女性店員

人格者だが不能の貧乏寺の住職の妻

舅との同居で夫と肌を合わせる時間のない専業主婦

働かない十歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性・・・・

山の方へ車をはしらせるとたまにやってるのかやってないのかわからない

あやしいホテルはたまに見かけるが・・そんな感じなんだろう

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定年後の作法 林望を読む

2021-09-16 19:47:13 | 2021年本

ここ最近、定年後の・・・・定年からの・・・とかの本に目が行く・・

定年後からの作法という林望さんの本を読んだ・・

すごくわかるし、ある種理想かもしれない・・老後が豊かにするための手法がいろいろと

書かれてあります。

趣味のこととか、奥さんとのこととか、旅のしかたとか、定年からの習い事とか

いろいろと・・

なにかこう現実としてぴんとこないのが印象としてもった。

そんなに65歳以降余裕があるのだろうかなあ?それどころでないのではなか

定年後も働くと思いますが、何をして働くか?それが問題で今いろいろ思案中 一番自分にあうのは

スーパーの品出し係 これは経験がものをいう、それかスーパーのカートかたずけ係とか

オフイスの掃除係とかね なんかそんなのかなて思っています。

なにかいい仕事あるだろうかね。

そんなことを考えてるからなんかこういう方向で書いた定年後の本はピンとこない、あくまでも余裕が

ある人の為のて感じがするなあ

とりあえず定年退職したら一人でさすらいの旅に1ケ月は出かけようと思っている。

で海外いけてたら嫁とハワイでも行こうかとも思っている。

あとはわからないどうなってるか・・時代がすすむのがはやくてついていけない

あと5年後はどうなってるか想像ができないなあ

ただ、種田山頭火みたいに旅をしたい思いだけは消えない、さすらいたい

中学生の時に遠くへいきたいを見ていて、旅に出たいといつも思っていた

知らない町を歩いて見たい、どこか遠くへいきたい 頭にジェリー藤尾の歌が流れてくる

おいらはさすらいの旅にでたくてたまらなくなる・・・・

 

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霖雨 葉室麟を読む

2021-09-06 17:00:52 | 2021年本

久々に葉室麟さんの本を読んだ・・・

葉室さんの本は読んだ後きりっとしたすがすがしさが残る本が多い。

天領の豊後日田で私塾 咸宣園を主宰する広瀬淡窓と、家業を継いだ弟久兵衛。

画期的な教育方針を打ち出し、全国でも有名な塾になっている。

しかしながら淡窓も久兵衛にもお上からの執拗な嫌がらせが続く。

そんな中、淡窓のもとで学んでいた佳一郎が大阪の大塩平八郎の元へ

大塩平八郎の乱にまきこまれる。

理不尽なことがあっても負けずに諦めず凛として生きることの大切さを切々とうったえた

作品です。

本文から・・

生きることに値打ちがあるということを教えてくれるのが学問ではありますまいか。おのれが生きる

ことは無駄ではないとしれば おのずから楽しめるというものです。

・・・・

わかってもらいたいという気持ちがおのれの欲なのではありますまいか、その欲を捨てて、

為すべきことを為していくのがひとの道だと思うようになりました。

・・・・

この世に正しき事、尊ぶべきことがあると知れば、人として生きてよかったと心底思える。

・・・・

 

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木洩れ日に泳ぐ魚 恩田睦を読む

2021-09-01 18:59:03 | 2021年本

下の娘が恩田睦の本をよく読んでるようだ

蜜蜂と遠雷が賞をとった確か・・・夜のピクニックも恩田睦だったか

恩田睦の本は二冊目 まひるの月を追いかけてを随分前に読んだけど内容があまりおぼえていない・・・

現代小説てインパクトが小さいと内容をわすれてしまう・・・

舞台はアパートの一室、別々の道を歩ゆむことになった男女が最後の夜を語りあう・・・

過去の記憶をたどりながら・・・残酷な運命のようないたずらに二人がひきさかれる

ほんとにこんなこと現実にあるのか??

これ山口百恵ちゃんがでていた赤いシリーズのような雰囲気がぷんぷんするわ・・

今 愛用のタンブラー 下の娘に父の日にプレゼントをもらった、ムーミン好きの娘のプレゼント

ちなみに娘はもちものはすべてムーミンのミーばかり

結構タンブラー重宝しています。

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起終点駅ターミナル 桜木紫乃を読む

2021-08-23 07:16:31 | 2021年本

北海道の女流作家 桜木紫乃の本 続けて読んだ。

短編集なんで時間の細切れに読みました。

短編の中にすべての物語に圧巻する人間ドラマが凝縮している感じで

それぞれの話が濃い内容だった・・

人生は期待通りにいかないもんだ・・・でもそうやって生きていくしかないのだと

いうことを突き付けられるそんな感じがします。

かたちがないもの

海鳥の行方

起終着駅

スクラップロード

たたかいやぶれて咲けよ

潮風の家

すこし元気がないときに読むのにはいいかもしれない・・・

元気がないときやうつうつとしているときは

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なぜ脱成長なのか を読む

2021-08-15 10:49:46 | 2021年本

脱成長 こういう自分も脱成長論者の一人なんですが・・・・

自分は成長よりも現在ある富を再分配すれば、成長をする必要は全くないという考えで

少し理想主義的な感じですが、これほどの富があまりすぎてるのが今の株価 土地価格

あらたな金融商品をみればあきらかで金があまってるのが先進国の現状であって富が過剰な

状態にある、ここの成長という言葉で科学や技術が進歩しそしてコスト削減でまた富を生み

その富がわずか1%の人々に集中していく状態では必要がない、成長が悪循環をしていく

成長することにより富の偏在がより顕著になるというのが自分の考えかたでもあります。

今は富の偏在をいかになくすか過剰にかたよった富を公共の富として還元するかすべての

ひとが享受できるようにするのかをかんがえる局面にきていると自分は考えています。

その為にはすることはいくらでもある、国際法によってタックスヘブンを取り締まるとか

課税も諸費税の中味をみなおしより高額商品に重課税にする 累進課税を強化する

社会保障の強化 一部北欧型の資本主義を取り入れるなど方法論はいくらでもあります。

今の時代 日本で叫ばれる成長という言葉には下心付きの成長と自分は思います、成長する

ことにより支配層の利益に直結するから成長するんだということ、アベノミクスなんぞまさに

その典型的な例でもあります、なにを安倍のバカはやったか金融緩和し市中に金をあふれさせ

日銀とGPIFによる株価操作、株価引き上げで富裕層の懐を乗数的に肥えさせた、その反面

成長戦略といいながら日本の産業のかじ取りをあやまり衰退させたあほまるだしのごとく原発を

海外に売りに行くあほの安倍 をみたらそのあほさ加減があきらかだ・・・

本の紹介しなくては・・・・

本からの抜粋

経済成長が生活を便利にする、苦労も面倒もなくなるという約束は確かにみろく的に響く。

しかし明白な問題として、不平等と搾取に依存する経済成長は、その魅力的な夢に限られた

特権的な人々にしか叶えない。

成長しなければいけないという義務感は、人生の意味やアイデンティの中に埋め込まれており

私たちは成長を求めることこそ人間の本能だと思わされている。経済拡大を維持するためには

人々にそうした信念を抱かせることが必要だ。

しかし他人と競わずにいられないのも、身勝手な買いだめをするのも 資産を思うがままに管理

して増やしたいと願うのも、とどまるところを知らない消費欲求も、決して人間の生得的な本能でない

そうした行動は、特定の経済システムの拡大を支えるために、ごく近年の歴史の中で育ってきたものに

すぎない。

・・・・

 

 

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星々たち 桜木紫乃を読む

2021-08-15 10:35:45 | 2021年本

短編連作で一つのものがたりが流れていく形をとった作品で短編短編がひとりの女性で

つながっていく、長い年月が流れていく作品

桜木紫乃さんはあまり知らないのですが、文化放送のゴールデンラジオでゲストででていて

大竹まことと友達ということで、本を読んでみようとおもいました・・・

北海道出身で在住で北海道を舞台にした作品で独特な世界観があります。

頭は母親とはなれて祖母とすむ12歳の少女が母親が釧路のスナックで働いていてそこへ

遊びにいくところからはじまる、少女の名前は千春。

千春が学校を中退してストリップ小屋にいった あたらしい男性と出会い また別の男性と

暮らし 子供をのこして家をでる・・・

千春の数奇な生きかたさまよい、人間の喜びと悲しみ なかなか一人の女性をとおして

スケールが大きな感じがした。

星はそれも等しく それぞれの場所に光る。

いくつかは流れ、消えていく。

わたしもまた、ちいさな星のひとつなのだ・・・・

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スカノミクスにむしばまれる日本経済 浜矩子 を読む

2021-08-15 10:24:10 | 2021年本

同志社大学経済学部教授 浜矩子先生のアホノミクス三部作は完結した!

次なるアホノミクスを継ぐのがスカノミクス!

しかしながらこいつのあほさ加減は泣けてくる、ほんとに菅が日本を滅ぼすね・・

戦前逃亡 思考停止 あのうつろな目は考えることを放棄し自らの権力だけを保持したい

そんな顔をしている。

コロナ感染東京都5000人を超えてから一切表に出てこずなんら発信しないあほ

どうしようもない卑怯者だ。

先生がいう奸佞首相 奸佞とは心がねじけていて悪賢いことという意味をする。

自助 共助 公助!と声高くいっていた菅は

このコロナ禍の中では自助 自助 自助!自分のことは自分で守れ!

感染したら自助で乗り越えろ、自宅療養でなくて自宅放置!

アホ(安倍)からスカ(菅)へ このくだらない権力にまみれた自分のことが国民より大事

このばかを首相にした国民は不幸だ!

次の総選挙で鉄槌をくだすしかないだろう!

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