
筆者はサントリーエコ戦略部部長スペシャリストとして天然水の森の活動
を推進している。
サントリーでは天然水の森として12000ヘクタール以上の森を
保全 再生活動を、ボランテイアではなくて社業として行っている。
天然水の森は立地行政と森林保有者と中長期的な契約を結んでいる。
日本はミスの豊かな国だと思われているかもしれない。
しかしそれは幻想にすぎない。その水資源を養うはずの森では、
驚くほどの深刻な事態が進行している。
下草が一本もない森、ヒノキや杉が立ち枯れ、鹿が跋扈し竹林が雑木を侵食し、
松やならが大量枯死する・・・・・
一体なぜこのようなことになったのか、果たして森林と地下水の再生は
可能なのか。そのためには何が必要か・・・
様々な難関を乗り越えて、五十年百年先を見据えた森林再生プロジェクトに
望む・・・
山に登ってるので興味津々で読むことができた。サントリー山崎工場の裏の
天王山の生態系の話もでできた・・・