久々の池波正太郎をよみました。
おせん 人情物の短編集・・・
やはり時代小説は庶民が主人公になっている人情物が大好きだな・・
おせんの話は娼家から身請けされて今は囲い者になってる おせんと
かってのなじみ客でゆすりの罪で島流しにあった男の母親とのこころのふれあい
こころのきびがすばらしい・・
今はこんな人情もなにも薄れている世の中
ほんとに今の日本にたらないものを実感します、殺伐とした資本主義社会
あっちもこっちも競争を煽るものばかり、本来人間のあるべき姿は競争することでは
なかったはず、競争が美徳とされ、こどものころから競争することを押しつけられ
あげくのはてはあほ小泉竹中による格差社会の加速度的にひろがり
これが人間本来の姿ではないはず・・
脱線しましたが・・
せめて本の中でも人情にひたりたい
やっぱ庶民の人情物はいい