里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ターサイと縮み雪菜を比べてみる

2022年01月25日 | 畑:葉菜類

11月半ばから株間を広げつつ抜き取り収穫を始め、2ヵ月余り。
ターサイと縮み雪菜は厳寒期に姿が大きく変わります。
姿が非常に似ていますが、日を追って違いがはっきりしてきました。
作り方は同じで9月21日の種播き。バラ播きです。
施肥と畝立てにミスがあり、一部に肥え切れ症状が出たのはまずかったですが。
ターサイ。


厳寒期になると葉が地べたに這いつくばった状態になります。


株間を十分に広げておかないと重なってしまいます。
抜き取り収穫を進め年内には30センチ間隔くらいにすべきですが、できていません。


低温で葉は一層濃緑になり厚みを増します。


縮みはより強くなり、外葉は次第に枯れて全体が小さくなってきます。
ピーク時の大きさから見ると大分小さくなりました。


縮み雪菜。


収穫の進み具合もターサイと同じです。
縮み雪菜はターサイの変異した株から育成されたと言われています。
初めのうちはターサイとほとんど区別がつきません。
しかし、今でははっきりと違いが出ています。
葉は横に広がっていますが、まだターサイのようには地べたに這いつくばっていません。


葉色はターサイより鮮やかで光沢があります。


葉柄が長く、縮みが細かくて多数。厚みはターサイの方が厚いか。


次第に外葉は枯れてはきますが、ターサイのように目立って小さくはなりません。


比べてみると全体的に縮み雪菜が一回り大きい。右がターサイ、左が縮み雪菜。


厳寒期になると、扱いやすさと見栄えで縮み雪菜が優るようです。
ターサイも縮み雪菜も一段と旨味を増しています。
しかし、ターサイはほとんど店に出回ることがありません。
縮み雪菜が普通に出回るようになり、市場性で両者にははっきり優劣が付いたのかもしれません。