里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「ブロッコリー」

2022年01月12日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙 

ブロッコリーを水墨画で描きました。
ブロッコリーは水墨では余り描きたくない題材です。描く人も殆ど見かけません。
まして、葉付きのブロッコリーを描くことはまずないでしょう。
小さい紙では余白ができずバランスが良くありませんが、敢えて描いてみました。
今やブロッコリーは年中店に出回り、知らぬ人がいないメジャー級の野菜となりました。
しかし、どんな風にできているかは知らない人の方がはるかに多いことでしょう。
大きな葉を付けた茎の先に花芽が出来、生長して花蕾となります。
これが頂花蕾で直径10数センチ。売り物にするには10センチは必要です。
さらにわき芽が伸びて、その茎の先にも花芽が着きます。これが側花蕾。
普通、側花蕾は小さいものは1、2センチ、大きいもので数センチ。
自家用には重宝ですが、これでは普通の店では売り物になりません。
ところが、上手く作ると頂花蕾並の10センチ以上になるのです。
小生は頂花蕾並の側花蕾を穫ることを目標にしています。昨年は軒並みそんな側花蕾ができました。
残念ながら、今年は殆どできませんでした。ぜひ再現したい。