里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

三度豆はもう一踏ん張り

2022年06月12日 | 畑:豆類

三度豆とは当地の方言でエンドウのこと。エンドウは漢字で書けば豌豆。
我々より上の世代はサヤエンドウや絹さやとは言わず三度豆と言う方が大半です。
穫り始めて1ヵ月余り過ぎたサヤエンドウがまだ穫れています。


5月中下旬がピークでした。
今年は冷凍にした絹さやも多く、豊作と言っていいでしょう。
未だ旺盛で、人の背丈を越え生育しています。


蔓ぼけ気味と見る方もあるかもしれません。しかし、量が穫れ長持ちもするので、このくらいで良いと思っています。
ピーク時から見るとぐんと数は少なくなりましたが、それなりに莢が着いています。


今月に入ってからも少ないながら穫り続けています。中段にも莢が着いています。


これから穫れる莢も結構着いています。


成り疲れの様子が見られ、一時花が止まった状態になりましたが、また花が咲き出しました。


さすがに下葉は黄化し、うどん粉の症状も見えてきました。


中段から上は青々としています。この花を穫るまでもう一踏ん張りできるでしょう。


老化するとうどんこ病が出るのは宿命のようなもの。他への悪影響もあるので、あと2週間を目途に片付けます。
何時ものことながら、この時期になると取り残したものが目立ってきます。


実取り用のエンドウは専用品種がありますが、これも実えんどうとして自家用に使えます。
近年、歳のせいか一度は豆ご飯を食べたくなるのです。


幼少の頃によく豆ご飯を食べさせられ、さして感激もなかったのですが。
これをたっぷり入れて、豆ご飯にしました。
ところで、当地でエンドウのことを何故三度豆と言うのか。
年に三度播けて三度穫れるからに間違いないでしょう。
確かに秋播き、春播き、夏播きが可能です。昔は多分そのように作っていたのかもしれません。
しかし、今はこの辺りでは春播き、夏播きは殆ど見かけません。
エンドウはある程度の低温に遭い花芽が出来るので、冬越しする秋播きが沢山穫れるからです。
しかし、冬が厳しく越冬が難しいところは春播きが中心ですし、夏冷涼なところは夏播きし秋穫りしています。
小生も、芽出ししたサヤエンドウを低温処理してハウスに夏播きし、秋穫りした経験があります。
三度豆の方言が通じるのはどの範囲なのでしょう。



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