里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

サヤエンドウの越冬対策

2020年12月06日 | 畑:豆類

サヤエンドウの越冬対策をしました。
11月は暖かい日が多かったですが、さすがに12月に入り最低気温が氷点下に下がる日も出てきました。防寒対策を講じる時期です。
すでに、間引きと追肥、土寄せは1週間ほど前に済ませました。
その間にも生長したのが分ります。


防寒対策には不織布を被覆するのですが、11月では早すぎます。
あまり早く囲うと軟弱徒長し耐寒性が付きません。徐々に寒さに当たることで耐寒性が増していきます。多少の氷点下になっても大丈夫です。
最低気温0℃が一つの目安になります。
もちろん11月中でも氷点下を観測することはありますが、この辺りの一番近いアメダス地点での平年の最低気温0℃は12月10日頃となっています。里山であることを勘案して例年その少し前にやるようにしています。
育ちすぎると耐寒性が弱くなると言われますが、今の生育状態はほぼ想定した大きさです。


防寒対策に不織布を掛けますが、その前に株元に粒状の殺虫剤を施します。オルトラン粒剤を使っています。


殺虫剤を施した株元に少し土を寄せてやります。


我が家は無農薬栽培ではないので最小限の農薬は使います。万が一害虫が葉に付いていると、不織布の中で増殖してしまいます。特にアブラムシはウィルスを媒介するので厄介です。不織布は外から来る虫除けになりますが、内側に虫が残っていると増殖に最適の環境です。
この後、不織布(パオパオ)を掛けます。
べた掛けです。


これはトンネルにも使える不織布を縦に半分に裂いて使っています。
べた掛けは風や雪も気にする必要がなく、作業も簡単に出来ます。
張るときにはピンと張らずに、かなり余裕を持たせて緩く張ります。
エンドウは不織布に守られて冬の間にも徐々に生長します。その点を考慮して張るようにします。


昔はよく笹竹やわらなどを株の根元に立てて寒さや風よけにしたものです。それでも厳しい年は欠株が出たり、芯が枯れてわき芽を伸ばすようなことがありました。
不織布のべた掛けするようになって、そのようなことはほとんどなくなりました。


観察してみると、越冬時には寒さよりも風の影響が大きいのではないかと思っています。強い北西の風で傷がつき、積雪が多くなるなどして雑菌が入ってしまうようです。この点で不織布のべた掛けが大変効果的です。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
寒くなりましたね。 (bluesky)
2020-12-06 18:40:39
急に寒くなりました。
野菜たちも防寒ですね。
防寒対策でお疲れ様でした。
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Unknown (kaz)
2020-12-07 12:40:56
blueskyさんへ
コメントありがとうございます。
12月に入ると、畑も冬越しの準備が色々必要になりますね。
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