里山悠々録

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茎立ち菜3種が収穫最盛期

2024年04月15日 | 畑:花菜類

我が家で作っている茎立ち菜(とう立ち菜)は「仙台雪菜」「かき菜」「つぼみ菜」の3種。
何れも10月18日の種播き。
「つぼみ菜」、「仙台雪菜」、「かき菜」の順に穫れ始めました。
現在、全てわき芽の収穫になっており、揃って収穫最盛期と言えます。
これが最も早くから穫れ始めた「つぼみ菜」


すでに穫り始めから1ヵ月半が経過しました。
例年このくらいになると全体に小さくなり茎も細くなってきます。
しかし、今年は特筆するほど未だ旺盛で、おそらくこれまでで一番。


依然多くのわき芽が伸び沢山蕾が見えます。茎もあまり細くなっていません。蕾もしっかりしています。


何れの株もすでに20本以上穫っているのではないでしょうか。
これが次いで穫れ始めた「仙台雪菜」


今年は寒さのぶり返しで「つぼみ菜」より20日余り遅く穫れ始めました。
「仙台雪菜」は葉物としても美味しいですが、我が家では茎立ち菜として作っています。
茎立ち菜3種の中では一番弱く作りにくいのですが、今年は何れの株も旺盛。


我が家では早めに播いて大株に作るようにしています。そうすることで確実に沢山穫れます。
「仙台雪菜」は花が咲くようになっても美味しく食べられますが、早めに穫るのに越したことはありません。


新葉や茎はボリュームがあり、軟らかく食味では最も優ります。茎が太くても湯がくと軟らかく美味しい。
こちらが最後に穫れ始めた「かき菜」


今年は穫れ始めが「つぼみ菜」とは1ヵ月の差が付きました。
「かき菜」は北関東の在来アブラナで、類似の在来アブラナは全国各地に見られます。
その名のとおり伸びてくるトウの茎葉を掻き取って収穫します。
生育がやや遅れ勢いが良くないと見ていましたが、最終的には例年通り旺盛になりました。
蕾が見えないので、一見どれが外葉でどれがトウなのかよく分かりません。


「かき菜」は蕾が見えないうちに穫るのが良く、見えてもごく小さいうちです。
「仙台雪菜」や「つぼみ菜」とはこの点が大きく異なります。


穫り遅れになると茎が硬くなってきます。その場合は、下部は捨てポキリと折れるところから上の方を利用するようにします。
3種を比べてみます。
右から「つぼみ菜」「仙台雪菜」「かき菜」。


反対側から見ると、同様に右から「つぼみ菜」「仙台雪菜」」「かき菜」。


新葉の形や蕾の着き方に違いのあることが分かります。
好みの問題もありますが、3種それぞれに特徴があり、違いを味わえます。
このほかに未だ「寒咲花菜」が穫れています。


我が家でこの時期まで穫れるのは稀。花菜は郎党の人気が高いので助っ人はまだ穫っていますが、間もなく終わりにしたい。


葉物として穫りきれなかった「縮み雪菜」の茎立ちも穫れています。


当地方では最近「雪菜の花」として店でよく売られるようになりました。


我が家で作っている「仙台雪菜の花」はかつて多く出回りましたが、最近はめっきり見かけなくなりました。
この時期は野菜の端境になりやすく、ナバナ類あるいは茎立ち菜は貴重です。




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