里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ニンジンを水墨画で描く

2021年02月13日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

ニンジンを水墨画で描きました。
ニンジンと言っても、正確には短根ニンジン。
今、出回るのはほとんどが短根ニンジンです。
国分鮮紅大長などの長根はほとんど見なくなりました。少し長めの金時ニンジンなどは時に見ますが僅かです。
短根にも5寸、4寸、3寸とありますが、3、4寸はさすがに短く、ほとんどが5寸ニンジンです。
もっとも5寸、約15センチと言っても大きくなれば7寸くらいにもなり、育ちが悪ければ3寸のものも出ます。
大きすぎても小さすぎても良くない。やはり5寸ニンジンは5寸が適当です。
そして、尻までしっかりと肉の付いたものが良品とされます。
描き終って、しまったと思いました。尻の細いニンジンになってしまったからですが、後の祭り。
肉付きが良いと、締まりの悪い画になるようでもあり微妙です。


冬囲いしたダイコンとニンジンを取り出す

2021年02月12日 | 畑:根菜類

冬囲いしたダイコンとニンジンを取り出しました。
冬囲いしたのは12月22日
ダイコンは囲ったのは60本ほど。品種はすべて「耐病総太り」。
冬囲いは二つの方法で行っています。
これはダイコンの葉を付けたまま囲ったもの。
土を掘って稲わらを挟みながら根の部分を斜めにし、埋めています。


こちらは葉を全て落として土に埋めたもの。
土を掘り、ダイコンの葉を完全に切ってから、稲わらを掛けて土を埋め戻しました。これは場所をとりません。。


囲いとしては、日中気温が上がらず夜間は冷え込まないのが理想。
積雪地帯の雪中下なら昼夜0℃とチルド状態なので貯蔵には最適です。
この辺りは寒冷地といっても根雪になることはないので、次第に傷みが出てきます。
葉付きのダイコンから先に取り出していますが、まだいくらも消費していません。
取り出してみます。たまたま曲がりでしたが、傷みは見えませんでした。


これは助っ人が取り出したもの。
肌が悪くなっています。しかし、皮を剥けば中身は問題ありません。


沢山余りそうなので、切り干し大根にするらしい。
少し遅いような気もしますが、どうでしょう。

こちらはニンジン。


ダイコンと同じように、葉を付けたまま稲わらを挟み土に埋め込みました。
品種は「黒田5寸陽彩」と「新黒田5寸」。
畑に残したもの、作業場に取り込んだものがあるため、こちらはほとんど手つかずです。
取り出してみます。


10本くらいずつ葉の根元を縛って埋めてありますが、これはバラのようでした。


揃いはイマイチですが、傷みはありません。


これは助っ人が取り出したもの。


ダイコンもニンジンも囲いものは次第に肌が悪くなり、見栄えが落ちてくるのはやむを得ません。
あくまで自家用ですが、春先まで食すことができます。

春キャベツに追肥と土寄せ

2021年02月11日 | 畑:葉菜類

春キャベツの生育は順調。追肥と土寄せをしました。
株が大きくなってくると、やりづらくなるので早めに行うことにしました。
品種は、「金系201」。
9月末に49穴連結ポットに種を播き、10月末に植付けたもの。


植え付けが少し遅れたものの、好天で年内の生育が進みました。
年明け後は厳しい低温になりましたが、順調と言っていいでしょう。
越冬前に根元の葉が少し倒れるくらいまでがっちりと土寄せをしているので、酷寒でも欠株はありません。
変則の2条植えです。


暖冬だった昨年は、今頃にはもっと茂って、条間が見えないくらいになっていました。
今年はそこまでにはなっていませんが、いずれ茂ってくると作業がやりづらくなります。
今年は繰り返し雪が降っているので、土の湿りが多い。
畝の肩に速効性肥料を追肥します。


条間にも同様にも追肥。


今回は管理機は使わず、クワだけで土寄せしました。
落ち葉が大分ありますが、気にせずそのまま土寄せします。


土が軟らかく、容易にできました。


条間は狭く大きく土寄せはできないので、土に肥料が混じる程度にごく浅くです。


中心の葉が少し巻いてきました。
この辺りでは、株が育ちすぎて越冬するとトウ立ちすることがあります。
昨年の春キャベツでも大丈夫だったので、この程度なら心配することはなさそうです。


4月下旬の収穫が目安ですが、暖冬だった昨年は4月半ばには穫れました。今年はどうなるか。

こちらは寒玉キャベツ。


まだ少ししか穫っていません。春先まで穫ることになるでしょう。
昨年は4月になってからも穫っていました。

貯蔵のタマネギとジャガイモの管理

2021年02月10日 | 畑:土物類

貯蔵しているタマネギとジャガイモ。
時々はどうなっているか様子を見ないといけません。
まずはタマネギ。


乾燥した後、6個のかご形のコンテナに広げて取り込んで貯蔵しましたが、現在は2個のコンテナに集約。助っ人がやってくれました。
この「ネオアース」という品種はやはり優れものです。
玉がしぼんだようになったものが2、3個あっただけで、ほとんど無傷です。


芽が出る気配は全く見えません。
昨年は、たまたまと思いますが、今頃2、3個あったような記憶があります。


このタマネギは台風の影響で植付けそのものが予定通りできなかったこともあって、昨年の今頃の残量よりは少ないものの、春先まで食するには十分です。
大玉から消費しているため、残っているのは大半が中玉です。
よく大玉の方が貯蔵力に劣るといわれるからですが、実際はあまり変わらないのかもしれません。
今の時期、タマネギは表皮が黄金色に輝き美しい姿になっています。


こちらはジャガイモ。
段ボールに入れ、日の当たらない涼しい場所に暗くして保存しています。


思いのほか残っています。
すべて男爵いも。


今年のジャガイモ、特に自種を使用したジャガイモの出来が悪く、春先までは不足するかもしれないと思いましたが、これなら十分持ちそうです。

こちらが自種のジャガイモ。穫れるのも少なく、小粒が多かった。


今年の種芋は全て購入するつもりなので、芽が出たものは全て搔くようにしています。


助っ人がその都度芽搔きをしてくれるので、綺麗な姿が維持されているようです。


今回のジャガイモは芽が出るのが早かったので、放置すると今頃は沢山芽が伸びていたと思います。芽が伸びると芋の養水分を吸って萎びてくるので不味くなります。
タマネギ、ジャガイモとも上手いこと保存できています。

ハクサイを水墨画で描く

2021年02月09日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

ハクサイを水墨画で描きました。
今、穫っているのは囲いのハクサイ。外葉は少し傷むので、数枚剥ぐ必要があります。
この画は、囲いはじめの時のように元気な外葉を2、3枚付けたままにしてみました。
今は黄芯系と言われる品種全盛で、芯の方だけでなく外葉に近いところから黄色の葉になります。しかし、このくらいの外葉なら濃い緑です。
そして、白い葉脈がハクサイの大きな特徴。
根元に近い中心の幅広のところは墨を入れないようにすればいいですが、細かい葉脈に墨を入れないようにするのは困難です。
そこで、葉脈を白抜きするためにドーサ液を使いました
白い葉脈になる所に、前もって筆でドーサ液を塗っておきます。透明な液体なので加減が難しい。乾いてから墨を入れます。
思うように白抜きするのは難しく、やはり甘くなりました。葉脈のところを濃墨の線で強調しましたが、ややしつこすぎたでしょうか。

冬囲いしたハクサイは健在

2021年02月08日 | 畑:葉菜類

冬囲いしたハクサイを穫りました。
酷寒の冬ですが、健在です。
8月25日に直播きし、12月初めくらいには完全に結球しました。好天で生育が進みました。品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。
12月21日に2通りの方法で囲いました
畝2列のうち1列を畑に置いたまま、1列を室内に取り込んで囲いました。
それぞれ20数株ずつ。
こちらが畑で囲ったもの。


外葉を縛り、不織布で覆いました。


外葉は枚数が多くしっかりしていました。かなり強く縛っています。
何度か雪も被っています。
表面の葉は傷んでいますが、しっかりしているように見えます。

少し傷みの多そうな、この株を穫ってみます。


数枚剥くと新鮮な綺麗なハクサイです。


今年は何年ぶりかの厳冬ですが、この辺りでもこの簡易な方法で問題なさそうです。
やはり縛る時点で、元気で大きな外葉が十分あることが大事だと分ります。
不織布は保温はさして望めませんが、寒風に直接晒されないことで、それなりの効果があるようです。
こちらは作業場の中に取り込んで囲ったもの。
紙袋で覆いをしています。


葉を少し残して新聞紙で包み、逆さまにして寄せています。
大雪や酷寒でも安心なので、以前はこのやり方が主体でした。しかし、スペースを確保しなければならないのと多少手間がかかるのが欠点。


一つ新聞紙を剥いでみます。


数枚剥げば綺麗なハクサイです。


畑のものに比べると表面の水分は少し抜けていますが、ほとんど気になりません。
当初は畑の囲いハクサイから消費する予定でしたが、助っ人はこだわらないで使っているようです。
中晩生種で大玉のため、消費の進度は鈍く、かなり残りそう。

切り出した栗材を利用し水路の補修

2021年02月07日 | 田んぼ

切り出した栗の木を運び出し、水路や土手の補修をしています。
少しずつ何日かかけての作業です。
これは、切り出してから、放置していた栗の木。


生木は重く扱いが大変なので、太いところは当分放置し、できるだけ軽くなってから運び出します。栗の木は長期に放置してもさして問題ありません。
あまり太くない栗の木は、近くの空き地まで運び一時ストック。


近くの水路の補修にはこの場で杭などを作りそのまま利用します。
太いものは割ってから使います。


チェーンソーで杭を作ります。


一昨年10月の台風19号では大きな被害を受けました。復旧には大変な手間がかかりました。
例年、里山では全くの無傷と言うことは少なく、一、二度は大雨で土手や水路が傷められることが多い。
昨年は珍しく直ちに補修の必要がない年でした。
しかし、一昨年の台風被害の後始末が十分に終わっておらず、古傷の所も補修し直すところが多々あります。
ある資源を利用して手作業がやるのが基本。
ここを補修します。


水路や土手の補修に使うのは山から切り出した栗の木。
栗の木は水に強く、最も長持ちします。代替えできる木はありません。
土止め用の杭を掛け矢で打ち込みます。


適宜土止め用に横木を入れます。
下が固く、綺麗に打ち込めませんでした。

杭の頭を切り揃えて、取り敢えず出来上りということに。


これは先日補修したところ。

杭の頭を切り揃えました。

これは、まだ雪が残っているうちに作業した時のもの。


古い杭が弱ったので変えます。


下が固く頭が割れてしまいましたが、大丈夫でしょう。


こちらも同様。


栗材は長持ちしますが、半永久ではありません。


毎年、冬期間にチェックし、打ち直します。


杭のみを打ち込んだだけでも強化になります。


ならばやりたくない作業ですが、欠かせない作業です。
里山では平野部のように大規模な公共事業の恩恵には与れないので地道にコツコツやるのが肝要です。

酷寒に耐える菜の花「寒咲花菜」が旨い

2021年02月06日 | 畑:花菜類

今年は酷寒。
ナバナ類には厳しい。
何度か雪も被っています。
そんな中で「寒咲花菜」は耐え、蕾を着けています。


主枝(親茎のトウ)の収穫が始まって2ヵ月半ほど。
今は側枝(子茎)を収穫しています。孫の茎も穫れ始めました。


畝は3列。一見、駄目になったようにさえ見えます。


1月は最低気温が-10℃近くまで下がる日が何度かあり、確かにダメージを受けています。
年内の姿とは、一変、外葉はかなり傷みました。


しかし、これからがしぶとい。
近くで見るとわき芽を確実に伸ばしています。蕾もしっかりしています。


さすがに丈は伸びなくなっていますが、わき芽の数は十分です。


暖冬だった昨年のような勢いというわけにはいきません。昨年は今頃には孫の茎がかなり穫れるようになっていました。


今年は、まだ孫の茎は僅かしか穫れるようになっていません。

葉色も黄ばんでいるものが多くなっています。
昨年のように次々と孫茎が穫れるようになるのは難しいでしょうが、これから日が高くなり気温が上がって、芽が伸びることを期待したい。


数株穫ってみました。


酷寒の中で耐える菜の花「寒咲花菜」は旨い。
独特の風味と甘味はますます深まっています。柔らかい食感はなんとも言えません。
特に好きなのが卵とじ。自分でも作ります。


これは同じナバナ類のアスパラ菜。


こちらは完全に参りました。
昨年は今頃でも元気でしたが、今年の酷寒には耐えられなかったようです。
しかし、この穫り跡は凄まじい。十分に働いてくれました。

冬の鳥海山を水墨画で描く

2021年02月05日 | 水墨画:風景他
画仙紙 色紙

冬の鳥海山を水墨画で描きました。
白銀に輝く華麗な鳥海山。そして、一面の銀世界。
富士をも凌駕するかと思わせる綺麗な円錐形の姿があまりに素晴らしいので、思わず筆を執ってみたくなりました。
実物を見たわけではありません。よく楽しませていただいているブログの写真をモチーフにさせていただきました。ご了承ください。(それがこちら
小品なので、一部分がモチーフです。もっと省略して描くつもりでしたが、申し訳ない気がして少し細かくなりました。バランスを欠いたかもしれません。
秋田へは、毎年、所用で1、2回は行きます。
今年は大雪に見舞われているようですが、昔は12月にもよく行きました。
盛岡若しくは北上から奥羽山脈越えするのですが、雪に悩まされたことが何度かあります。
山形から本荘へと日本海側ルートで行くこともあり、車で行けるところまでですが、鳥海山にも何度か登っています。眺望も素晴らしい。
さすがに、冬にこのルートで行ったことはなく、このような雄姿を見る機会はありません。



干し柿を水墨画で描く

2021年02月04日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙


干し柿を水墨画で描きました。
すでに立春、干し柿は表面にすっかり白粉が回り、中身はヨウカン状になっています。
干し始めて2ヶ月半が過ぎています。もう縄は付いていません。
モチーフの干し柿は、年末のころ柿が完成した頃。
あんぽ柿から乾燥が進み、縦じわが深くなって白粉が吹き始めた頃のイメージです。
蜂屋柿なので肩の張った円錐形です。今年の干し柿は大玉でボリュームがあります。
画の方は少し遠慮がちな少し小ぶりの干し柿になりました。
変化をつけるのが難しく、やや単調な仕上がりになったようです。

干し柿づくり'20~白粉が綺麗に回った

2021年02月03日 | 干し柿づくり

干し柿は、ころ柿の完成とした年末から1ヵ月余り。
干し始めからは約2ヵ月半が経過しています。
年末から縄に着けたまま紙袋に入れ保管していました。
逐次取り出し、食しています。
そして、今はポリ袋に入れて保管しています。


助っ人が、湿気の戻り具合を見ながら半月ほど前に、縄から外し入れ替えました。
昨年より量が少ないので、このような方法になりました。
大、中、小に分けたようですが、小は一つだけです。


1袋が縄1連なので約100個といったところ。
今年は昨年より数は大分少ないものの質はずっと上。
開けてみると、干し柿全体に白粉が吹いています。


昨年は今頃大分硬くなっていましたが、今年は柔らかい。
大玉のため、小玉だった昨年と比べると乾燥の進みがゆっくりで、硬くなりにくいようです。


白粉の出具合も昨年の今頃は乾燥が進み真っ白になっていましたが、今年はそこまでにはなっていません。
こちらは、すでにタッパーに入れ冷蔵庫で保管しているものです。


あんぽ柿の状態でタッパーに入れ冷蔵庫で保管したもの。あんぽ柿の柔らかさのままで全体に白粉が回りました。
大玉でボリューム満点です。


これは小玉のものを、年末ころ柿の完成時にタッパーに入れたもの。
小玉だけに白粉の量が多く、他よりも硬めです。


タッパーは密閉度が高く、加えて冷蔵庫に保管すればより好みの状態が長く保たれます。
ただ、今年はタッパーや冷蔵庫でなくても、あまり変らないようです。
湿気の戻りには気をつける必要があるかもしれません。
冷凍すれば好みの状態で長期に変らず保管できます。
家人はあんぽ柿を冷凍しており、さらに、現在ポリ袋に入っているものもいくつか冷凍にするらしい。
これは茶菓子としてテーブルに置いてある干し柿。


昨年より格段に大きい。
1個取ってみます。


ボリュームがあります。白粉も綺麗に回っています。
裂いてみます。
適度の軟らかさで、手で楽に裂けます。


中身はねっとりしたヨウカン状。このくらいが一番の好みです。
干し柿は自然の甘味。まだしばらく楽しめます。

ブロッコリーおびただしい数の孫花蕾

2021年02月02日 | 畑:花菜類

厳寒の中、ブロッコリーはおびただしい数の花蕾が着いています。
大半が孫にあたる花蕾です。


ブロッコリーは2回に植えています。
1回目は7月13日種播き8月11日の植付け、2回目は7月30日種播き8月18日の植付け。今では全く区別がつかなくなりました。品種はともに「緑嶺」。
収穫は10月下旬から始まったので、100日経過しています。頂花蕾はもちろん子にあたる側花蕾の収穫も大部分は終わりました。


今年の側花蕾は軒並み大きく、今までで一番の側花蕾
今年の冬は近年にない厳しい低温になっています。ブロッコリーは酷い凍害を受けると花蕾の着いている茎がしなっとなって戻りません。花蕾も味が落ちて不味くなります。
以外にも、そのような凍害がほとんど見られません。
徐々に寒さに遭うことで耐寒性が増したのと、株の勢いが衰えていないためと思われます。
これは凍害を受けた花蕾。白くなり霜焼けになったように見えます。


外葉の古葉は枯れてきました。
葉かきなどはしません。その方が勢いを保ちやすい。

今、沢山の小さな花蕾が見えますが、ほとんどが側枝から出た孫の花蕾です。
中央に側花蕾の穫り跡、穫り頃の孫花蕾。すぐ左に主枝の穫り跡。


今年は酷寒なので例年よりは少し小さめですが、それでも数個~10個集めれば頂花蕾に匹敵します。
この大きめの花蕾は遅い側花蕾。まだ幾分残っています。


大きな側花蕾が穫れた太い側枝にはやはり大きな孫の花蕾が着きます。
今年はほとんどの株から太い側枝が出ました。
細い側枝には小さい孫花蕾しか着きません。ごく小さな花蕾は穫らずに放置です。


花蕾は長く寒さに遭うとアントシアンの色が出て少し紫がかります。

こんな色合いの花蕾が多い。


新しい花蕾で陰になると新緑の色になる。


この葉の陰を見ると

こんな花蕾になっている。


厳寒期なので穫り遅れることも少ないため、まとめて穫る必要はありません。
数株穫ればこれくらいになります。

春先まで穫り続けます。
それでも穫りきるのは難しいでしょう。

ターサイと雪菜(縮み雪菜)が小さくなった

2021年02月01日 | 畑:葉菜類

今日から2月、ターサイと縮み雪菜の姿が小さくなりました。
ターサイ、縮み雪菜とも穫り始めて2ヵ月以上経っています。
日が経つごとに姿を大きく変えます。
こちらはターサイ。


種播きは9月25日で、収穫開始が11月20日頃。
初めのうちはまだ茎が立っていますが、次第に地べたに這うようになります。


年明けには完全に地べたに張り付いた状態になりました。
そして、その後は外葉は黄ばんで枯れ、株は縮んできます。


ピーク時から見ると半分くらいになったでしょうか。


はじめ株が重なるように密植になっていました。収穫したせいもありますが、株が縮んで空間ができてきました。


小さいながらも葉は厚く濃緑です。
近づくと中心に花芽らしきものがあるようです。


これは雪菜(縮み雪菜)。


縮み雪菜はターサイの変異した株から育成されたと言われています。、初めのうちはターサイとほとんど区別がつきません。
生育するにしたがって、はっきりと違いが出てきます。
気温が下がると、ターサイと同じように地べたに着くように広がってきます。はじめターサイより立っていますが、今では完全に地べたに張り付いています。


外葉は変色し、次第に枯れてきます。
葉の縮みは一層甚だしくなってきました。


株全体も縮んでいます。
密植状態だったものが隙間が出てきました。
小さいながらも葉は厚く濃緑です。


こちらも中心に花芽らしきものができているようです。
厳寒の中、みちのくにも確実に春が近づいています。


ターサイも縮み雪菜も小さくなりましたが、姿の違いはさらに大きくなってきました。
右がターサイ、左が縮み雪菜。


小さくはなったもののターサイと縮み雪菜はまだ穫り続けます。
やはり好みで、チンゲンサイよりこちらの方に食指がいきます。
このような姿になったものは売り物にならないので、自家用以外に食されることはありません。しかし、旨味は凝縮されています。