里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

急遽ダイコンの追肥と土寄せ

2022年09月20日 | 畑:根菜類

台風が来襲するというので、急遽ダイコンの追肥と土寄せをしました。
暴風で引きちぎられるのを防ぐためです。
当地、晴れ間が見える天候で、嵐の前の静けさといったところでした。
今朝も比較的平穏ですが、台風の通過後の方が荒れるのかもしれません。
今年、ダイコンは3回に播いています。
品種は全てタキイ種苗の「耐病総太り」。
これが最初で8月23日の種播き。


こちらはすでに1週間ほど前に土寄せを終えています。
気温が高いこともあって生長は早い。


これが1週間後の2回目に播いたダイコン。


2本立てになっているのを間引いて1本立てにしました。


これがさらに1週間後9月6日に播いたダイコン。
まだ早いのですが、土寄せする関係でこれも1本立てに。


3本立てになっていたので、普通ならここで2本立てにし、1週間後くらいに1本立てにして土寄せするところ。
こんな風に並んでいます。ダイコンの消費は減少しており、畝数を減らしました。


次に追肥。畦の両側に速効性の肥料を施します。


9月上旬は雨続きでしたが、中旬は雨が降らず気温が高いため乾いて土が締まっています。
土寄せは管理機を使用。逆転ローターで土を上げます。


土が締まって硬く、土が飛び散らないようロータの羽根は内向きにしました。
かなりのごろ土状態です。


クワで根元に寄せます。


こちらはまだ小さく土寄せもしにくい。
丁寧にしたつもりですが、強風で細い胚軸が引きちぎられてしまうかもしれません。


急遽対策した効果はあるか。


この後、冬キャベツの土寄せもしました。それについては後日記録予定。
台風襲来で一番気になるのは田んぼながら、如何ともしがたい。


モロヘイヤ未だ健在よく穫れる

2022年09月19日 | 畑:葉菜類

モロヘイヤは未だ健在。今年はよく穫れます。


直播きでも発芽時の気温が高く例年にない発芽率。
その後も全般に気温が高く高温性のモロヘイヤにとっては良好な環境だったようです。
当地、今年は不良天候時も気温は高いというのが特徴で、9月になってもあまり変わりません。
株数も15株と例年より少ないながら生育は頗る旺盛。沢山摘んだ後が見えます。


モロヘイヤは小さいうちは弱いものの、本葉数枚以降になると丈夫で病気や虫もほとんど付きません。
そのため特段の管理は必要なく、専ら収穫するだけ。
わき芽が次々と伸びてくるので、葉を数枚着け、20㎝くらいで摘み取ります。

摘み取ればわき芽が出てさらに分枝するので茎数が凄い。


モロヘイヤは短日植物のため、日が短くなってくると成長点に花芽が出来、生長は止まります。
栄養が不足すると花芽はより出来やすくなります。
このモロヘイヤはナスと同じ畝の端に作っているので肥料などはナスと同等に入っています。


そのため栄養十分で生育旺盛、花芽が出来るのも遅れる可能性があるかもしれません。


これは代表的な短日植物のシソ。


畑の一角にありますが、すっかり花穂から穂ジソになっています。


モロヘイヤはシソの葉によく似ています。でもシソ科ではありません。
似たような短日植物でも反応の仕方は大分違います。
しかし、穂ジソが出る頃になるとモロヘイヤの終りも近づいている知らせです。
花芽が出来ると次第に葉も硬くなり、茎の伸びも悪くなってきます。でも今月いっぱいは全く問題ありません。


特に、今年は9月の気温が高く例年より茎の伸びが衰えません。


ビタミン豊富で栄養価は抜群なので、今年は夏バテ防止にトロロ状にしてご飯に乗せ沢山食べました。
なお、モロヘイヤの実は毒性が強く要注意とされますが、その時期まで食べることはまずないでしょう。


水墨画「茄子」色んな形のナス

2022年09月18日 | 水墨画:菜果
さ本画仙 色紙  

今年はナスの勢いが衰えず、盛んに穫れ続けています。
我が家で作っているナスは中長なすの「くろべえ」と言う品種ですが、ナスには色んな形のナスがあります。
いくつか水墨で描いてみました。殆ど一筆か二筆、線描きをちょっと加えただけです。
最も長大な大長なすの代表的な品種が「庄屋大長」。当県でも作っているところがあります。小生は作ったことはありませんが、軟らかく美味しいという評判です。
次いで、いわゆる長なすでは、「黒陽」「 筑陽」がよく知られています。タキイ種苗では太長ナスと表現しているようです。
このタイプのナスは西日本では一般的ですが 、東日本ではあまり作られません。当地方でも店で見ることは殆どありません。
当地方で長なすという場合は「仙台長なす」で代表される小さなナスで一般には小茄子と言われています。
名産「仙台長なす漬け」は当地方伝統の漬物です。
小茄子には対照的な形の丸なすがあり、山形の「民田茄子」が有名。
「民田茄子」の辛子漬けは小生の好物です。
最も多いのが中長なすから卵形のナス。長なすと丸なすの中間と言うことになりますか。
代表的な千両ナスはタキイ種苗では長卵形と表現しています。
我が家で作っている「くろべえ」は渡辺採種場の中長なす品種。各種苗会社多くの品種があります。
水ナスも形としてはこの形に近いながらふっくらしています。
「賀茂なす」はじめ丸ナスは各地に多くの在来種が見られます。
ヘタが緑でトゲが鋭い大ぶりの「米ナス」。
以前は我が家でもよく作っていました。ボリュームがあって焼きナスに最適なのですが、穫れ方が少なく今は止めています。
色も白、赤、緑など変わったナスが多々見られます。


ピーマンの誘引支柱上げとふところ枝の整理

2022年09月17日 | 畑:果菜類

ピーマンは収穫が始まって約2ヵ月半。7月下旬から最盛の状態が続いています。


品種は「京みどり」。
8月末からの不良天候下でも衰えは見えません。


生育旺盛で大分茂っています。


誘引はナスと同様、畝の両側に設けた横パイプを上げていく簡便な方法で行っています。
これまでに4回上げています。枝は横パイプに誘引止めしていません。
パイプに枝が密着すると枝は動かず、垂れ下がりません。


フックバンドも完全に止めていないので、軽く叩くだけで簡単に上がります。


すべて上がりました


まだ支柱には若干余裕があり、あと一度は上げることが可能です。
フックバンドは完全に止めなくても最後まで持っています。
多少の枝折れなどは分枝が多いので問題になりません。
ピーマンは花芽が着くと二股に分枝するためねずみ算式に枝が増えていきます。
混んできたので整枝が必要ですが、簡易な「ふところ枝」の整理を行います。
「ふところ枝」とは株の内側に向かって伸びている枝のこと。
茂っているので見にくいですが、まだ辛うじて上から覗き込むことが出来ます。


「ふところ枝」を間引きます。
中心が見える程度に間引くのが目安。


光線が中まで透るようになることで実が肥大し、風通しも良くなり病害虫予防の効果も期待できます。
1株でこの程度の間引き量となりました。


追肥はマルチの裾をたぐり上げ切りわらを敷いた所に速効性肥料をバラまいています。
成りも肥大も極めて良好。


助っ人も呆れるくらい連日よく穫れます。


小生はピーマン好きで一日10個くらいは平気で食べます。


ニンジンの間引きは少し遅れた

2022年09月16日 | 畑:根菜類

ニンジンの間引きをしました。少し遅れてしまいました。
ニンジンは2回に種を播いています。簡単なバラ播きです。
品種はトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
今回間引きをしたのは2回目に播いた冬ニンジン


例年より若干遅い種播きでしたが、気温が高く水分も多かったため想定より大きくなりました。
今回も発芽は良好。ほぼ100%の発芽のようです。
1回目に播いた秋ニンジンが混みすぎたので、厚播きにならないよう気をつけたつもりですが。
このくらいなら間引きは少なくてよい。

伸びが早く間引きは遅れたものの、この程度ならしょうがないか。


間引きました。最初の間引きなので数㎝間隔が目安です。


ただし、次回の間引きが多少遅れてもいいように7、8㎝間隔を目指しました。


この程度の間引き量。これでも秋ニンジンの前回間引きよりは少ない。


これで1回目の間引きは終了。


収穫は12月以降、冬囲いにもなるので生長はじっくりで良い。
こちらが1回目に播いた秋ニンジン。


7月7日の種播き。
最終の間引きを10日ほど前に済ませました。これは、その時のもの。
混みすぎて茎葉が徒長し絡みつく状態になってしまいました。


前回間引きから1ヵ月ほど経ちます。
間引きの目安は10㎝強。伸びすぎて見にくく苦労しました。
これで間引き後の状態ですが、間引き切れていないところがあるかもしれません。


この程度の間引き量でした。


すっかりニンジンの形になっているものもあります。真面目な方ならベビーキャロットとして利用するところかもしれませんが、全て処分しました。
今回見たところ、ウスカワマイマイが異常繁殖。


雨が多く、混んでいるのでウスカワマイマイの住かになったらしい。できる限り捕殺しました。
今回さらに追加の間引き。あとは10月早々から間引きを兼ね早めの収穫を始めることにします。


ニンジンなどセリ科に特異的に付くキアゲハ。見つける都度捕殺します。


今年ほど混んで伸びるのも珍しいことですが、天候だけでなく肥料が少し効きすぎているのかもしれません。