しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

二度目のプリンセス・クルーズ 七日目 11/1 幻のチャンメイ

2017年11月20日 19時45分36秒 | 船旅

やっと、ベトナム、チャンメイに到着する日がやってきました

一週間も乗り続けた船。

もう結構

※最初の寄港予定地、鹿児島が中止になったのでね

 

前の晩から、遠足に行く小学生的に、各自のリュックに荷物を入れて、水筒にお茶も淹れて、

ウインドブレーカーを着て、リュックしょって、そのまま下船できる準備でダイイングで朝食

ああ、苦節一週間

窓の外には既に港が見えて来ました

 

そこで、船内放送。

キャプテンからです。

「天候が荒れているので、入港は諦めました。

これから、香港に向かいます。」

「船長としては、乗客と乗員の安全を第一に考えて決断しました。

水先案内人も乗船していません。」

「お詫びに、百ドルの船内お小遣いを皆さんに支払います。」

 

はああああああ

そう言えば、既に、船の向きが回転を始めている。

なんたるビックリコンコン

今まで、荒れた海を延々進んできたのは何だったのか・・・

 

すごすごと、部屋に帰り、

何もする気分になれず

またまたスパの岩盤浴へ。

流石に、今回は人が多かったです。

だってね、船内は、乗組員の避難訓練の時間だったんです。

くちサメは、スパに自主避難とした訳です。

が、どうも、それどころでは無かったのか、訓練は無かったみたいです。

 

ランチは、14階のトライデント・グリルと、プレーゴで、ハンバーガーやピザを食べました。

※スパは14階なんで便利なんです。

ビュッフェとプールを挟んで同じフロアにあって、作りたて、焼きたてが食べられます。

が、ショックのあまりに写真無し

 

帰室したら、船内新聞の改訂版が配られていて、

それなりにプログラムは増やされていましたが、その気になれず、

部屋で映画を観たり、昼寝をしたり・・・

退屈なので、S夫妻を招待して(内線電話)、くちサメ部屋でワイン会をすることに

残念ながら、バルコニー付きにグレードアップしなかったS夫妻にもバルコニーを味わって貰いました

 

          

 

          

↑ワイングラスは、S婦人からです。(色々と気配りが出来る人なんです、しかも辛抱人)

※ワインは、750mlを二本、持参可能です。

酔った勢いで?

旅の勢いで、本音トーク炸裂(あ、みんな仲良しですよ)

が、

こんなこと、今思えば、序の口だわ。。。

 

S夫妻と、メインダイイングでディナーを摂っていたら、

キャプテンから、すっごい剣幕の放送が!

スピーカーから唾が飛んで来そうな剣幕です

先ず、英語圏の人が、ただ事では無いと色めき立ち、

静かに!と、盛んに口に指を立てる「しーっ」これ、万国共通

言われなくても、日本人は静かにしています。

内容は・・・

・フロントで軽い暴動が起こっている。

・大勢が、スタッフに暴言を吐いている。

・暴動も暴言も決して許さない

・直ちに部屋に戻れ、従わなければ下船させる

・自分には、乗組員の安全を守る責任がある。

・意図的にチャンメイに寄港しなかったと言っているが、そんな事は無い

・暴動が収まらない限り、今後の予定については公開しない。

 

これが、日本訳に移ると、英語圏の人は、とっとと話し始める。

そりゃ無いだろ

しーっ

日本語訳は、かなり和らげて訳してあり、本当はもっと強い語調だった様子。

ほう・・・暴動かあ・・・

 

実は、食事前、S婦人とくちこは免税店で化粧品を物色していて、

それを外で待っていたサメ氏は、上から暴動を見下ろしていたらしい。

「何をしているのかなと思ったら、あれは暴動だったのか」とサメ・・・(元自衛官)

 

しばらくして、また同じ内容の放送が。

かなり感情的になっている船長。。。

その取り乱しっぷりの方が暴動より驚いたかも。

 

微妙な空気の中で、一応、冷静に?食事。

↓タコの酢の物は二度と頼みません!           ↓狩猟肉とワイルドマッシュルームのパテ

          

↓アスパラの牛肉巻き、醤油ダレ、まあまあ。    ↓季節の野菜、ニンジンろチェリートマトのサラダ

          

↓素朴で美味しかった鱈、レンズ豆も。          ↓パッタイ(平麺の焼き米麺)、変でした。

          

↓シーフードの串焼き 美味しかった。          ↓牛ヒレと大海老、美味しかった。

          

 

          

 

食事中に、三度目の放送が。

・暴動は、ほぼ鎮静した。

・協力に感謝する。

・運良く香港の港に前日夜から停泊できることになった。(23時位)

・でも、下船手続きは翌日しかできないので、停泊しても下船はできません。

 

有り難いんだか、有り難く無いんだか、よく解らん

もの凄くお手柄みたいに言われても、微妙。。。

 

その後、ハワイアンを見たり、

そうそ、社交ダンスの個人レッスンも受けました。

最初のディナーで相席だったダンスの先生に出会って、

ルンバのニューヨークスタイルのステップを習いました。

※もう忘れました。

 

その後、サメ氏と夜のデッキを散歩。

結構、海は凪いでいて、気持ち良かったわ。

その後は、部屋で映画を。

「モナコ王妃の切り札」

途中から爆睡したくちこでした

 

後日談として、くちこみみ情報。

・暴動はアメリカ人。

・チャンメイはベトナム戦争で失った家族への慰霊の旅が目的だった。

・あの程度の海面で、あのタイミングでのUターンは、納得できない。

・結構な家族、親戚、友人が既に港まで迎えに来ているが船内からは連絡も取れない等々。

・当時、ベトナムには台風が来ていて、この台風でベトナムでは40人以上の死者が出ている。

・グレーゾーンでの、船長の個性も絡む判断だった、船長次第では入港もありだったレベルの海面だった。

・明らかに不可能なレベルでは無かったことが、暴動の発端か?

 

とにかく、横浜から、遙々どこにも寄らずに来て、荒れた海をひたすら進み、目前で引き返した訳です。

人生は同時に二通り試せないから、

どちらが良かったかなんて解る術は無いんだよなあ・・・

 

歩数 7115歩        4Km

上った階数 18階

 

天候 ところにより曇り      気温 23度

気圧 1013hpa                           風力 7(強風)

風浪階級 波がやや高い


P.S

こんなの見つけました。

くちサメ号がチャンメイ港に到達した翌日の天気図。

(C) nchmf


台風23号 ダムレイだって。

死者39人

フィリピン近くで天候が悪くなった理由はこれ?

こんなシーズンにこんなコースを組んだのがアホなのでは?

否、これも神仏の思し召しか・・・

 

コメント (26)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする