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安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

くちこが邂逅した病理医の話 1

2019年06月01日 14時25分27秒 | 日記・エッセイ・コラム

最近、暇なもんだから、

長男が送ってきた「フラジャイル 病理医 岸京一郎の所見」ってコミックをパラパラ読んでいるんだけど・・・

五冊目位になって、ふと、とある病理医との思い出が湧き出てきたので、ちょっと此処に。

 

ま、

くちこは、くちこですから、

くちこらしく看護学校で看護学生をやっていたのでした

話はその当時まで遡ります。

 

くちこは、妙に要領が良いのと?

授業中に居眠りをしなかったからか?

※きちんと枕と布団が無いと眠れない我儘な性格なので。

真面目で勉強家でない割には、赤点は取ったことが無かったのでした。

 

が、

人生初赤点が発生

元々高慢なくちこはウルトラびっくり

その医師の解剖学の講義は、

よく解らん無駄に難しい話を面白みもなくタラタラって感じで、

殆どの学生が爆睡

合格者は34人中7人だったかと。

 

兎に角、人生にあってはならないことが起こった

これを消去すべし

速攻、その医師の部屋へ。

まず言っておきますが、

当時のくちこは未だ子供だった訳で、

今のくちこは大人ですから、以下の事が正しかったとは努々思っていません。

 

医長室の医師の机の上にバンと自分のテストを広げ、

自分は赤点とは無縁で生きてきたこと。

赤点を取ったことを知ったら親が驚いて悲しむこと。

※実はそんな親ではないのですが・・・医師を納得させる材料として勝手に追加。

とにかく不本意極まりないと。

※自分の不勉強はきっちり棚に。

よおく!その気で見たら、きっとどこか、〇にできる所がある筈

※ギリギリの所で赤点になっていたので。

そこを〇にして赤点を取り消して欲しい

※一年生にして、なぜか命令形に近い・・・

 

その医師がね、

病理医だったのでした。

しかも、西日本で一、二を争うような著明な。

当時、50代位?

医師は、黙ってくちこの話を聞き、

しばらくテストを眺め、

徐に〇を追加してくれたのでした。

メデタシ

 

テストの内容ね、

今でも覚えています。

「劇症肝炎」についての出題が落とし穴だったんです。

未だヒヨコの一年生の最初の解剖のテストで

極めてイレギュラーな劇症肝炎の特徴を訊いてくるなんてさ、

どーよ、その性格

※自分の性格はきっちり棚に。

きちんと授業を聞き取った生徒しか合格できないシステムが構築されていたのでした。

敵?もさるもの引っ搔くもの?

 

これにて看護師の予科判定試験は全て追試なく一発合格を収めたくちこですが、

そこはそれ、

多分、同級生からみたら面白くない話だったと思います。

くちこは、こんな性格なので、そのことも、全く隠さなかったのでね。

 

それからしばらくして教務に呼ばれ職員室に行くと、

看護学校の校歌の伴奏を式典で弾いてくれと楽譜を渡されたのでした。

仕方ないなあ・・・

くちこは学校の二階のピアノで夕方から夜まで一人で練習を。

さて、学校の隣にある寮に帰ってみると、

くちこは、先輩から門限破りとして逮捕?されたのでした

事情を説明しても、門限破りは門限破りだと

 

くそっ

元々気に入らない学校だったけど、更に気に入らないわ。

負けてはならじ

で、浮かんだアイデアが、

またまた病理医を利用すること。

再度医長室へ。

極めて悔しいストーリーを説明。

※当時は子供だったので、自分のことしか考えていない。

で、

医師から学校に電話して、

「くちこに会わせたい教授が〇〇大学にいるから自分が連れて行く」

と言って貰いました。

※此処で誤解が無いよう説明しておくと個人的に会うのはこれで二度目、親しくもなんともない関係なんです。

 

その日ね、

驚いたことに、JRの駅まで、医師とくちこが一緒に電車に乗るか確認まで来ていました。

※くちこの記憶が正しければ友達が一人勇敢にも?同行していたと思います。

どんだけ暇な先輩なんだか?

ちゃんと○○大学付近まで連れて行って貰い(電車で一時間ちょっと)

喫茶店で、くちこ達はパフェを御馳走になり、そこで別れました。

それからくちこ達は、その大学の大学祭を楽しみ、悠々と寮に帰ったのでした。

今思うと、はあ?って話ですが、

当時、くちこは地球の地軸を自分にしていたので。

 

それから一年位経った頃か?

とある外科医のテストを受けたのですが、

くちこ的に正解なのに、×が付いていたのでした。

納得できん

今度は外科医の医長室へいざ

この外科医ね、とっても俺様チックな高慢な医者なんです。

看護学生なんて、士農工商の下の非民って扱い。

くちこが、自分の回答が正しいと言うと、それだけで激怒

くちこは寮に帰って根拠となる講義のノートを探したのでした。

誰の講義って?

あの西日本有数の解剖医の講義。

そこで習ったことを外科医のテストに書いていたんです。

 

再度、ノートを持って外科医の部屋へ。

医師って、白い巨塔の世界なのでね。

身分が絶対。

外科医も医長でしたが、どちらが上かと言うと、当然、解剖医。

外科医は、くちこのテストの×を〇にするしかなかった訳。

相当悔しかったらしく、

後日、教務に怒鳴り込んだらしい。

 

まあ、

似たことは、もう一度あったのですが、

これは病理医が関わらないので割愛します。

 

人様との御縁は仏縁。

実は、未だ未だ続くんです。

しかも、こんだけ世話に?なったのに、

このコミックを読むまで、すっかり忘れていた恩知らずなくちこなのでした。

長くなるので続きは後日に。

 

相変わらず連日低血糖は打ち出していますが、

結構元気に療養しています。

今日は体操のお母さんちに行っていました。

梅をもぎに。

お母さんは梅の木の側に、くちこが休めるように椅子を置いてくれましたが、

座ることなく、元気に二人で収穫しました。

梅が使いきれないので、去年二本切ったそうですが、それでも数本の梅は大豊作でした。

大量な梅、梅干し、各種野菜等々を持たされて、里帰り気分のくちこでした。

ああ、楽しかった!

 

    

 

サメ家の梅、二本あったのですが枯れてしまって、

体操のお母さんから貰う話知っているのに、サメが勝手に神社から拾って帰った梅はもうジュースになりました。

5.5合炊きの炊飯器の梅1Kgに対して砂糖800g、8~10時間保温、混ぜたら終わり。

 

    

 

今日の梅は梅酒にしようかなあ?

それにしてもさ、くちこって糖尿病なんだけど・・・

 

 

 

 

コメント (20)
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