伊勢に戻ります
連休二日目は今回のメイン熊野古道散策
バスで道の駅海山まで行き、そこから歩きがスタート
今回は数本ある古道のなかで、石畳が最も美しいと言われる馬越峠(マゴセトウゲ)を越えるコースを選んでみた
国道から数十メートルは近代の石積だが、すぐに古来の石畳が現れる
左は今回ガイドをお願いした川口さん
昨年は同じコースで皇太子を案内したというベテランガイドだ
登り始めて程なくすると、道脇に 夜泣き地蔵
この地蔵が夜に泣くわけではなく、夜泣きする子供を鎮めるご利益があるとのこと
最近わがまま鳴きが激しい我が家の愛猫すずのことをお願いしてきた
小さな沢を渡る石の橋
熊野一帯は太古に火山地帯だったらしく、これらの石は全て地元の火成岩が使われているとのこと
またしばらく登る
木々が伐採されて明るくなったところに
一里塚の番人
一里塚の少し上に、何やら文字が刻まれた石が
「遠深見村しや」
H15年にガイドの一人が発見し、静岡県袋井市深見のことではないかと問い合わせたが、石材とは関係なかったらしい
誰が? 何を想って? 想像をかき立てられるね
また古道は深い森の中へ吸い込まれる
そして1時間半ほどで峠に達した
当時は茶屋があったというが、今はこの碑が迎えてくれる
30分ほどガイドが用意してくれた弁当で昼食休憩をし、尾鷲側へと下る
かなりの勾配で、雨に濡れると滑って危険そうだ
こちら側にも石橋
ゆっくり下ってスタートから2時間半ほどで古道は終了
この道標はスタート地点から100m毎に建てられており、ここが22/22地点で2200m歩いたことになる
峠部は第13ポイントにあり、下山側の距離が短いということは斜度がきついということが分かる
最後に大岩を一周
そして町中を抜けてJR尾鷲駅まで歩き、ツアーは終了
いい散策でした
馬越峠ルートはさほどハードではなく、割と楽なコースといえるでしょう
石畳の石達はしっかりと固定されておりぐらつきがないので、普通の山歩きよりも楽だ
でもやはり凹凸はあるので、歩いてみたいと思われる方には底がしっかりした靴をお勧めします