初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

f64

2009年02月06日 21時56分54秒 | Weblog
  カメラ用品店で白い文字でf.64のロゴがついた黒のギャジットバッグや小物入れを見たことがあります。
 アンセル・アダムスが大型の8×10(エイト・バイ・テン)カメラでレンズの最少絞りf64でパンフォーカスで鮮明な写真をとグループf.64がありました。このことをブランド名にしたのでしょう。
 もう一人の巨人エドワード・ウェストンは、“ゾーンシステム”を提唱する。簡単にいえば、コントラストの低い被写体の撮影のときは、現像時間を長くしてコントラストを高める。、コントラストの高い被写体のときは、現像時間を浅くしてコントラストを低くして、印画紙の再現範囲に収めるということです。
 銀塩35ミリカメラの36枚撮りの場合、撮影したフィルムのなかの1枚のために現像時間を調整することは無理です。そこでフィルム現像は標準で上げて、引伸ばしのときに、印画紙を選択します。コニカミノルタの前身、さくらフィルム時代の印画紙はさくらに因んで、八重、染井、吉野、深山とコントラストを変えた印画紙群がありました。フジフィルムはベロナ、フジブロなどでした。その後、プラスチックが入ったRC(レジン・コート)印画紙となり、引伸ばし機にフィルターをかけてコントラストを変える1種類のポリコントラスト印画紙になりました。
 
 デジタルカメラの出現で、撮影のときに1コマごとにISO感度は変えられますし、コンピューター上で1コマごとにコントラストや映像の明るさの調節、銀塩では大変だったγカーブまでいじれます。写真も進歩したものです。
 インスタント写真顔負けの撮り終わってすぐにプリント印刷できます。夢のようです。

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