初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

藤山寛美さん

2013年04月30日 19時38分31秒 | Weblog


松竹新喜劇は中座の公演のほかに

テレビ局で

ドラマを録画していました



道頓堀中座の公演を終わって

22時ごろテレビスタジオに

新喜劇の劇団員は集まります



藤山寛美さん、はじめ新喜劇の俳優さんは

素顔に浴衣姿で新しい台本片手に

スタジオセットでリハーサルを行います



気心の知れた松竹新喜劇だけでドラマを

録るのですからリハーサルは

スムーズに進行しました




リハーサル、セット照明の手直し

スタッフの打ち合わせを済ませて

真夜中からVTR本番が始まります



松竹新喜劇が中座公演のあと

テレビ局でスタジオドラマを制作するのは

強行軍です



金遣いの荒かった藤山寛美さんは

莫大な借金を抱えていました











続・松竹新喜劇

2013年04月29日 18時26分56秒 | Weblog


在阪民放テレビ局、NHKでは

松竹新喜劇の舞台中継の

録画が盛んでした



放送する芝居がなくなります

劇団側は放送用に

古い芝居や新作を用意します




古い台本や、新作台本で

劇団員でリハーサルを

します



朝、夕二回興行の松竹新喜劇(中座)が

はねて(終わって)、お客さんが

いなくなってからリハーサルがはじまります

… … …

藤山寛美さんはじめ、

俳優さんは化粧を落として

素顔、浴衣姿、で舞台に集まります



舞台では、台本片手に、

リハーサルが始まります

藤山寛美さんは客席で

皆の動きを見ながら

俳優さんの立つ位置の手直し、

台詞のメリハリなど

実に的確にダメ出しをしていきます

寛美さんは喜劇の天才です



深夜、リハーサルが

一段落したところで

休憩に入ります

… … …

藤山寛美さんがスタッフ、

劇団員に気を使って

注文した珈琲が届きます。









松竹新喜劇

2013年04月28日 17時32分25秒 | Weblog


大阪道頓堀の中座は

松竹新喜劇の常設劇場でした



松竹新喜劇は、座長の渋谷天外と

藤山寛美を中心に味のある脇役が

揃っていました



軽妙な曾我廼家五郎八

曾我廼家明蝶(めいちょう)

二枚目の小島秀哉、

とぼけた味の千葉蝶三郎

女優陣では曾我廼家鶴蝶

酒井光子など



松竹新喜劇の中座は

団体客がよく来ていました



団体客は劇場入り口で飲み物と

折り詰め風呂敷を受け取って

座席につきます



やがて開演のブザーがなります

場内が暗くなると、舞台下手に

白いスーツ姿の藤山寛美が登場します

… … …

藤山寛美は、場内の団体客の名前を

ひとつひとつ読み上げて

「どうぞ、お楽しみください…」

挨拶のサービスがありました。






大阪道頓堀界隈

2013年04月27日 19時35分08秒 | Weblog


かつて大阪道頓堀(どうとんぼり)は

東の方からから文楽座(ぶんらくざ)

角座(かどざ)、

中座(なかざ)と劇場が並んでいました



文楽座はもともと人形浄瑠璃の

劇場ですが 、松竹家庭劇として

曾我廼家 十吾(そがのや とうご/じゅうご)一座か

喜劇を上演していました



十吾はペンネーム茂林寺文福(もりんじぶんぶく)で

芝居の脚本も書いていました



映画館だった角座は

道頓堀角座(どうとんぼりかどざ)として

漫才ブームで中田ダイマル・ラケット。

夢路いとし、喜味こいし。

正司歌江・かしまし娘など

小鼓を打ちながら紋付き袴姿の

砂川捨丸、中村春代

客席1000席の

マンモス演芸場(松竹芸能)となりました



中座は、上方歌舞伎の劇場ですが

渋谷天外(しぶやてんがい)

藤山寛美(ふじやまかんび)の

松竹新喜劇が上演されていました









カラーテレビはズームレンズでスタート

2013年04月26日 18時28分04秒 | Weblog


カラーテレビの始まりは

フィリップス

カラーカメラはズーム比

10倍のズームレンズで

スタートしました



イギリス、テーラー製

電動ズームレンズは

使い勝手がもうひとつでした



まもなくカラーカメラは国産化され

レンズはキヤノンが押し引きの

手動10倍ズームレンズが出来ました



中継カラーカメラもズームレンズで

スタートしました

ズームレンズは横長の四角い箱形レンズです

そのレンズが引きの広角フルショットか

ズームインして望遠のショットかレンズを横から

見て長さが変わらないのでわかりません



モノクロ時代のレンズターレットと違って

カラーカメラのズームレンズでは

隣のカメラマンの画面サイズが

わかりにくくなりました



そして予想外のところから

ズームレンズに苦情がきました













レンズ・ターレット

2013年04月25日 20時19分47秒 | Weblog


テレビカメラのレンズターレットは

単レンズが四本ついています



劇場中継の漫才、落語など演芸番組は

話の進み方によって

カメラマンはアドリブで

レンズターレットを

回して画面サイズを

変えていきます



報道番組の中継で

3台のカメラが近づいて

セッティングすることがあります



3人のカメラマンはお互いのカメラの

レンズターレット真上のレンズを見て

Aカメラは望遠600ミリで大写し

Cカメラは250ミリでグループショットで

撮っているな…と判断します




各カメラマンは被写体が同じサイズの画面に

ならないようにお互いのレンズターレットを

見て判断していました



ズームレンズのなかったころの

カメラ雑誌主催のモデル撮影会で

アマチュアカメラマンはお互いのカメラの

レンズを見て、Aさんは望遠でアップだな…Bさんは

ワイドで広い絵を狙っているなと判断できました









続・レンズ・チェンジ

2013年04月24日 19時51分00秒 | Weblog


中継用カメラのレンズターレットは

望遠系レンズが四本ついています



ワイドレンズは135ミリで

次に250、400

600ミリです



600ミリ望遠レンズは鏡胴が長いので

レンズターレットで135ミリレンズの

対角線上に取り付けます



舞台中継を例にとれば、

舞台全体を写すのは135ミリ

舞台上の俳優さんの大写しは600ミリです



600ミリでいきなり俳優さんを探しても

レンズの画角が狭いのでとらえるのは難しいのです

まず135か250ミリレンズでとらえる俳優さんを

ファインダーの真ん中に入れてレンズターレットを

回して600ミリレンズに切り替えます



狙った俳優さんのぼけた大写しが映っています。

フォーカスノブをまわしてピントを合わせます










レンズ・チェンジ

2013年04月23日 18時23分05秒 | Weblog


モノクロ・テレビカメラの

レンズターレットについて

もう少し詳しく…



撮像管イメージオルシコン管の

受光面サイズが24×36ミリに

近いので35ミリ一眼レフ用の

レンズが使われていました

… … …

スタジオ用カメラでは

35、50、85、135ミリの四本の

レンズがターレットについていました



カメラ背面、ファインダーの下に

レンズ切り替えのターレット・ハンドルが

ついています



カメラマンは右手でそのハンドルを握ると

レンズターレットのロックが外れます



そのターレットを90度まわすと

隣のレンズに、180度まわすと

対角線のレンズに切り替わります



レンズが切り替わったのを

確認して、右手で握っていたハンドルの離すと

ロックピンが穴に納まって画面が安定します



レンズチェンジを急いでやると

「パチン…」と

ロックビンが

大きな音をたてスタジオ中に響きます

音声技術から苦情がきます






天狗の団扇

2013年04月22日 20時37分57秒 | Weblog


カメラで

焦点距離の違うレンズを迅速に

取り替えるのには

レンズターレットしかありませんでした






上の写真は映画制作の35ミリ・

ミッチェルNCキャメラです

次の写真は16ミリキャメラ

フィルモ(ベル&ハウエル)でテレビニュース

取材用に使われていました

四本、三本の単レンズがターレットに

つけられています。




モノクロテレビカメラで

撮像管はイメージオルシコン管で

35ミリ一眼レフ用のレンズが

ターレットにつけられています



初期のカラーテレビで、

撮像管はイメージオルシコン管の

カメラです

四本のレンズがターレットについていました






写真用のカメラにもレンズターレットが

あったのですね

ライカM3・M2用のトリレンズターレットで

エルマー50ミリ、90ミリ

ズマロン35ミリなど三本のレンズがつきました




その姿から「天狗の団扇」と云われたようです

余程、体力に自信のある大男カメラマンでなくては

この重たくて大きなカメラは扱えなかったでしょう。

すくに製造中止されたようです








オートフォーカス・ズームレンズ

2013年04月21日 23時00分53秒 | Weblog


一眼レフカメラが

オートフォーカス(AF)になって

AFズームレンズが

出回りました



早速、写真雑誌に数本の単レンズと

ズームレンズ一本ではどちらが良いか

などの記事が載りました



一眼レフカメラがAFになって

AFのレンズをいちから揃えなくては

なりません



ズームレンズの欠点は

レンズの至近距離が単レンズに

比べて遠いことでした



ズームレンズの設計上に

至近距離で収差に

問題があったのでしょう



私は中古の24~50ミリ(AF、2倍ズーム)

70~210ミリ(AF、3倍ズーム)

60ミリ(AF、マクロ単レンズ)

でスタートしました



シグマのワイドズーム

18~35ミリ(AF、2倍ズーム)F3.5を

手に入れました