写真説明:南海高野線沿線、三日市駅から行ける 烏帽子形八幡神社(えぼしがたはちまんじんじゃ)で祭神は素戔嗚尊です。烏帽子形の丘の上に本殿はあります。
本殿から続いて石の階段の下が神社の入り口になります。そこに「百度石」が建っています。
「お百度参り」とは、この「百度石」を巡って入口から拝殿・本堂まで行って参拝し、また社寺の入口まで戻るということを百度繰り返すことです。「お百度を踏む」といいいます。
ほかの社寺では、拝殿と百度石はあまり離れていませんが、ここの八幡社は、拝殿と百度石の間に石段があります。ここの神社で「お百度参り」を決心するのは大変なことです。
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撮影監督
アメリカ映画のタイトルを見ますと、Director of Photography ×× とあります。
日本語に直訳すると、撮影監督といいます。
アメリカ映画は、企画制作が決まって、監督Director が決まります。
カメラマンCinematographer が決まります。
アメリカ映画はマルチカメラ方式ですから、2台、3台のカメラを操作するキャメラ・オペレーターが2、3人選ばれます。
その要が撮影監督でカメラを操作したり、カメラに全然タッチしない人もいるようです。
映画の映像の捉え方、色調、照明の効果、に責任を持つことになります。
日本映画では、マルチカメラ方式がとられていませんから、 タイトルに出る撮影××と出るその人が映画のカメラ操作の外に映像の捉え方、色調、照明の効果、に責任を持つことになります。
日本では、最近、撮影監督とタイトルに出ますが、名前が変わっただけで、実質今までと、仕事の内容は変わらないでしょう。
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色彩計測・計測
日本映画のタイトルを見ますと、色彩計測××と名前が出ます。映画用のカラーフィルムはセット撮影に有利なようにタングステンタイプになっています。
ロケーション撮影の場合は、A12フィルターで太陽光の色温度をタングステンタイプのフィルムに合わせます。
このフィルターを使うとフィルムの実用感度は半分になりますが、明るい太陽光で使いますから大丈夫です。
セット撮影は、タングステンランプの照明です。本番前に、そのタングステンランプの色温度が3200度Kになっているか、スペクトラカラーメーターで色温度を調べる係がこの色彩計測××の役目です。
カメラ助手のチーフが撮影時の露出や照明比などを測っていましたが、この色温度計測もやるようになりました。
結構、忙しく、色温度計測に専念するようになりました。
この色彩計測さんに駄目出しを出されると、そのタングステンランプを取り替えなくてはなりません。
また、ロケーションで午後3時以降、太陽光線の色温度が下がってくると、忙しくなるのもこの色彩計測の人です。